ウブドで暮らす

ウブド中心部6通りを比較|長期滞在しやすいエリアはどこ?

ウブド長期滞在は「ホテル選び」とともに「通り選び」も考えたい

ウブド中心部で長く滞在する時、ホテルだけでなく「どの通りを拠点にするか」で迷う方もいるのではないでしょうか。

ウブド中心部は、どの通りも徒歩圏にレストランや日用品店があり、短い滞在なら大きな差を感じにくいかもしれません。

ただ、数週間から1か月ほど滞在すると、ランドリーの使いやすさや、通りの雰囲気が自分に合うかどうかが、意外と大きな差になってきます。

この記事では、ウブド中心部の主要な通りごとの違いと、長期滞在で負担を減らすための選び方を、私たちの実体験をもとにまとめました。

*記事内の情報は20264月時点のものです。内容は変わる場合がありますので、最新情報は各公式サイトなどで確認してください。

*この記事は、私たち夫婦がウブドに長年通い、3〜4週間の滞在を重ねるなかで、実際に歩いたり泊まったりして感じたことをもとにまとめています。すべての通りに宿泊したわけではありませんが、昼夜を含めて中心部の通りを歩いてきた経験から、長期滞在で気になりやすい点を整理しました。

ウブドの中心部といっても、通りごとに雰囲気も暮らしやすさもずいぶん違います。モンキーフォレスト通りやハノマン通り、デヴィシタ通りにゴータマ通りなど、長く滞在する場所として見るとそれぞれに一長一短があります。僕たちも滞在先を決めるときに、この通りの違いでいつも迷いました。

この記事では、僕たちがウブド中心部の主な通りを歩いて感じた、長期滞在しやすいエリアの違いを比べてまとめました。どのあたりを拠点にするか考えている方の参考になればと思います。

ウブドの主要6つの通りが、ウブド中心部のどこに位置しているのかを、ひと目で把握できる簡易マップです。

ウブド中心部の主要通りを示した地図

ウブド王宮からモンキーフォレスト周辺までの位置関係。モンキーフォレスト通り、ハノマン通り、ビスマ通りの違いを把握する時に便利です。

▶︎ Googleマップでウブド中心部を確認するウブド中心部地図

結論|通りは「ランドリーと心地よさ」で選ぶと失敗しない

■ ランドリーの利便性が、滞在中の負担にかかわる

長期滞在では、洗濯は必須。そのため、ランドリーの利用しやすさは、思っている以上に滞在の負担に影響します。

同じ徒歩圏でも、

  • 外出のついでに立ち寄れる距離か
  • 雨の日でも負担なく往復できるか

この違いは、日々の中で少しずつ積み重なっていきました。

経済的に余裕があり、ホテル内で過ごす時間を重視する場合は、ビスマ通りのように、ホテルランドリーを頼りたいエリアも選択肢になります。

しかし、そうでない場合は、無理なく通えるところにランドリーがある環境を選んでおく方が滞在は快適です。

長期滞在では、街中のランドリーを使う場面が増えます。仕上がり、料金などを以下で詳しくまとめています。
▶︎ ウブドの洗濯事情|ホテルと街ランドリーの使い分け方

■ 自分にとって心地よい場所が、長く暮らしやすい

また、通りの雰囲気が自分の過ごし方に合っているかも、長期滞在では大切です。

便利でも落ち着かない場所では、長くいるうちに疲れがたまります。反対に、特別な便利さがなくても、自分の生活リズムに合う場所なら、滞在は続けやすくなります。

■ 利便性・静けさは、通りだけでは判断しにくい

利便性は、ウブド中心部であれば大きな差はありません。どの通りにも、徒歩圏にレストランや日用品店があります。

静けさは通りそのものより、部屋の位置や建物の造りに左右されます。

▶︎ シニア世代にとって宿選びでの「静けさ」の重要性と、静かな部屋の選び方を、体験からまとめた記事も参考になります。
静けさ|睡眠と疲労に直結する重要な条件

▶︎ シニアの方は、夜の雰囲気や歩きやすさも知っておきたいのではないでしょうか。通りごとの特徴や、注意点は別記事でまとめています。
ウブドの街歩き|足元・交通・夜道の注意点と安全に歩くコツ

6つの通り|雰囲気とランドリーの使いやすさ

最も差がでる「雰囲気」「ランドリー」を、通り別にまとめました。

モンキーフォレスト通り|利便性を最優先するなら

モンキーフォレスト通りの北方向へ続く坂道を車やバイクが走る様子

モンキーフォレストから北方向の登り坂

生活の安定という点では、初めてでも安心して長期滞在できる通りです。中規模から高級ホテルが多く点在しています。

ウブドの中でも最も店舗や施設が集まる、利便性の高い中心通りです。レストラン・カフェ、両替所、コンビニ、薬局などが通り沿いに揃い、日常の用事を徒歩で済ませることができます。

外出のついでに立ち寄れるランドリー
徒歩数分の範囲に複数のランドリーがあり、日常の中で利用できます。
静けさと便利さは、十分に両立できると感じた

15年ほど前、この通りの中程にあるコマネカ・アット・モンキーフォレストに宿泊しました。

当時は「便利な通り=騒がしい」という印象を持っていましたが、実際には、部屋が敷地奥で、夜はとても静かでした。

通りの印象だけで判断せず、部屋の位置や敷地の造りを確認することが大事だと、この滞在で学びました。

実際に滞在して感じた「静けさと便利さの両立」については、以下の滞在記も参考にしてください。
▶︎ ウブド中心で見つけた静寂の楽園|コマネカ・アット・モンキーフォレスト

ハノマン通り|落ち着きと生活感のバランス

ハノマン通りにバイクや車が並び、観光客と地元の人が行き交う様子

観光と生活が混在するハノマン通り。

ハノマン通り沿いの民家に、結婚式のための華やかな飾り付けがされている様子

ハノマン通りには民家が多く、結婚式がある家の盛大な飾り付けが見られることもあります。

モンキーフォレスト通りより落ち着いた雰囲気があり、宿も家族経営の小規模ホテルがほとんどです。観光とローカルの空気がほどよく混ざる生活感のある通りです。

利便性と落ち着きのバランスが取れ、長期滞在を重ねる人が多いようです。

カフェやワルン、雑貨店が点在し、田んぼビューのレストランや自然食志向の店があるのが特徴です。

寺院や民家も多く、行事の際には地元の人が集まる様子を見ることもあります。観光地の中心にありながら、バリの日常を身近に感じられる点も、この通りの魅力です。

またこの通りには、ウブド中心部の街歩きに便利な公共バス「TMD」のバス停が3箇所あります。TMDを使えばシニアでも行動範囲を広げられます。使い方、路線などを地図付きでまとめた記事も参考にしてください。
▶︎ ウブドのバス「トランスメトロデワタ(TMD)」完全ガイド

負担のないランドリー
雨でも困らない距離にランドリーが点在。洗濯でのストレスは軽いエリアです。
滞在者から聞いたこと

観光ツアーで一緒になった方から、毎年ひと月ほどこの通りのホテルを利用すると聞きました。静かで価格も抑えられ、食べるところも選べて気に入っていると話していました。

プンゴセカン通り|静けさ+田んぼ/長期滞在向き

夕暮れ時のプンゴセカン通りを車が行き交う様子

夕暮れ時のプンゴセカン通り。朝・夕は車の通りが多い。しかし宿のほとんどは田んぼに面している。

プンゴセカン通りは、ウブド中心部から少し南に離れた自然と暮らしが近いエリア。中級ホテルや田んぼビューの宿が多く暮らすような長期滞在をしたい人に選ばれてきた通りです。

レストラン・カフェ、両替所も多く、生活面で不便を感じることはほとんどありません。中心部ほどの密集感はありませんが、日常の用事は徒歩圏でおおむね完結します。

徒歩圏に大型スーパーがあり、コンビニでは揃わないものがあるのが長期滞在では助かります。

私たちが何度もここで滞在をしてきたのは、便利で落ち着いた生活環境があるからです。

また、この通りには、様々なタイプのレストランやカフェがあり、外食を楽しみながら暮らせるエリアです。
▶︎ プンゴセカン・テガルサリ周辺のレストラン|体調・食欲に合わせた店の使い分け

宿の場所によって変わるランドリー

通り沿いだけでなく、少し奥まった場所にもランドリーがあります。滞在する宿の場所によっては、無理なく歩ける距離で利用できるため、長期滞在では助かります。

実際に滞在をして感じたこと

レストランやカフェはほとんどが観光客向けのお店です。しかし、滞在中の日常の中で自然に利用する場所、という感じがありました。

朝食を食べる、昼に少し休む、夕方に軽く外食する。そんな暮らしの流れの中で使いやすいお店が多く、この気負わなさが、長期滞在者には心地よく感じられました。

ビスマ通り|静かだが徒歩・ランドリーは注意

ラヤウブド通りからビスマ通りへ入る坂道

ビスマ通り、ラヤウブド通りからの入り口。坂道になっているため、歩く時は足元と車の出入りに注意したい場所です。

ビスマ通りは、王宮に近い立地でありながら、全体に静けさが保たれた落ち着いた通りです。ホテル滞在を重視したいシニア向きのエリアです。

どちらかというと大型ホテルが多く、今も増え続けています。

レストランやカフェ、コンビニ、ドラッグストアはありますが、モンキーフォレスト通りやハノマン通りほど密集しているわけではありません。人の流れは穏やかです。

外に出て動き回るというより、ホテル滞在そのものを楽しみたい方に向いた通りといえます。

頻繁に利用するにはやや不便なランドリー

徒歩圏内に点在しているとは言いにくく、ランドリーを出すために外に出ることになります。ホテルランドリーを利用することを考えたいエリアです。

ビスマ通りに滞在しての印象

行くたびに新しいホテルやレストラン、ショップができています。他の通りに比べ洒落た店が多く、歩く楽しみがあります。ただ歩道がなく、突然後ろから現れるバイクなどに驚かされます。シニア世代にとっては、安心して歩ける通りではないかもしれません。

私たちがビスマ通りで特に印象に残っているのは、コマネカ・アット・ビスマで過ごした静かな時間です。ホテルの中でゆったり過ごすことに価値を感じる方には、相性のよいエリアだと思います。
▶︎ 静けさと贅沢、便利さが共存する楽園|コマネカ・アット・ビスマ宿泊記

デウィシタ通り通り|外食を楽しむ大人向け

デヴィシタ通りにバイクが多く駐車され、車やバイクが行き交う様子

観光客に人気のデヴィシタ通り。歩道が狭く、バイク駐車が多い。

デウィシタ通りは短い通りながら、大人向けのレストランが集まる落ち着いたエリア。外食を楽しみながら静かに滞在したいスタイルと相性の良い立地です。

中心部へのアクセスが良い通りで、夜も徒歩圏に食事のバリエーションがたくさんあります。

通りの中央で交差するゴータマ通りにも、レストランやローカルワルン、土産物店が並び、歩くだけでも楽しいエリアが広がっています。

コンビニや両替所も徒歩圏で、日常生活に大きな不便はありません。公共医療センター「Puskesmas Ubud I」が通りの中程にあります。

少し距離があるランドリー

通りにはなく、モンキーフォレスト通りかハノマン通りに出ることになります。

デウィシタ通りには、おしゃれなレストラン「Pica South American Kitchen」、お土産に最適な石鹸ショップ「KOU」があります。
▶︎ ウブドの夜に安心と本格南米料理を!Pica South American Kitchen
▶︎ KOU(コウ)|かわいい見た目でお土産に最適

ラヤ・ウブド通り|生活インフラは強い/拠点は裏通り前提

夕暮れ時のラヤウブド通りを車やバイクが行き交う様子

夕暮れ時の王宮近くのラヤウブド通り。写真右に舞踊公演のチケット売り場が見える。

正式にはジャラン・ラヤ・ウブドと呼ばれる、王宮や市場を中心に東西へ延びる大通りです。

ウブドの生活インフラが集中し、「困ったときに頼れる通り」としての役割を担っています。交通量が多く、通り沿いに宿泊向きのホテルはほとんどなく、拠点は一本裏に入ったエリアが前提になります。

交通量は多いものの、生活面での安心感は非常に高い通りです。日常の用事を確実に済ませられる立地といえます。

困らないランドリー

生活店舗が集中しているため、街ランドリーも複数あり、徒歩圏で利用できます。

ウブド長期滞在|主要6通りの比較

*価格は時期・曜日・部屋タイプで大きく変動します。ここでは「通りの傾向」を掴む目安としてご覧ください。

通り名 便利さ ランドリー 向いている人・特徴 宿の中心価格帯の目安
モンキーフォレスト 店舗が多く最も便利 非常に多い・使いやすい はじめての長期滞在。便利重視だが静けさも確保したい 約60万〜120万Rp
ハノマン 生活感+外食のバランス◎ 徒歩圏に点在 派手すぎず、生活感のある通りで過ごしたい 約40万〜90万Rp
プンゴセカン レストラン・両替・スーパー揃う 多くて安定/長期向き 静けさと自然、田んぼビュー重視の長期滞在向き 約50万〜110万Rp
ビスマ 店舗は少なめ・落ち着く やや不便 ホテル重視の滞在。徒歩よりホテル内時間が長い方向き 約70万〜140万Rp
デウィシタ 外食が充実/中心部アクセス◎ 徒歩圏で利用可 中心部近くで、静けさも譲らず過ごしたい大人向け 約80万〜150万Rp
ラヤ・ウブド 生活インフラ最強(銀行・薬局) 多くて便利 インフラを優先したい/裏通りを拠点にしたい 約50万〜100万Rp

*ビスマ通りは現在も開発が進んでおり、新しいホテルや店舗の建設が続いています。時期によっては日中の工事音が気になることがあります。

6通り以外の中心部エリア

主要6通り以外の、中心部のどの通りにも、レストラン・ワルン、コンビニなどは徒歩圏にあります。ランドリーの利便性は異なりますが、かえって主要通りより充実しているエリアもあります。

大抵の通りに宿はありますが、ほとんどが家族経営の小規模ホテルか、ロスメンです。エアコンが無かったり、お湯の出が安定しないといったこともあるので、確認することが大切です。

私たちはプンゴセカンを選んでいます

私たち夫婦は、これまでプンゴセカン通り周辺のエリアを選んで滞在してきました。

田んぼの風景が残り、部屋で過ごす時間も落ち着けること。
徒歩圏に大型スーパーがあり、日常の買い物に困らないこと。
観光地らしさが強すぎない、穏やかな雰囲気のレストランが多いこと。

そうした要素が重なり、「暮らしている」という実感を持ちながら過ごせる場所だと感じています。

もちろんこれは一例ですが、長期滞在では「どこが便利か」だけでなく、「どこで落ち着けるか」がとても大切だと、滞在経験を重ねるほど思うようになりました。

私たちが利用する宿は、自前のランドリーを備えているため価格も抑えられることが、長期滞在者にとって大きな安心材料になっています。
▶︎シニア夫婦のウブド長期滞在に最適な宿、テガルサリ

シニア向けQ&A|ウブド長期滞在でよくある疑問

ウブドで長期滞在を考えるシニア世代から、特によく聞かれる不安や疑問について、実体験をもとに簡潔にお答えします。

Q.初めてウブドに長期滞在するシニアは、どの通りが一番安心?
A.モンキーフォレスト通りです。明るく店が多く、Grabも拾いやすいので初めてでも安心。奥棟の静かなホテルを選べば快適です。静かで生活に便利なプンゴセカン通りもおすすめです。

Q.とにかく静かに過ごしたい場合は?
A.プンゴセカンは田んぼビューの宿が多く、暮らすように落ち着いて過ごしやすい通りです。ビスマは静かなホテルが多く、ホテル滞在を重視する方に向いています。ただし、徒歩やランドリーの使いやすさは宿の場所によって確認が必要です。

Q.ランドリーが一番多い通りは?
A.私たちの印象では、モンキーフォレスト通り。どのホテルからも徒歩数分にあり、仕上がりも安定。長期滞在で洗濯に困ることはほぼありません。

Q.シニアが避けた方が良いエリアは?
A.特にはありません。どんな過ごし方をしたいかを考えて選べば、あまり失敗はないと思います。

Q.どのエリアにも共通する「静かな部屋の選び方」は?
A.「奥棟・中庭ビュー・繁華街は23階」を基本に選び、Googleマップで建物配置を確認。「quiet room away from the street」でリクエストすると安心。

Q.治安が心配なエリアは?
A.どの通りも比較的落ち着いた印象ですが、観光地なのでスリや置き引きなど基本的な注意は必要です。夜は明るい通りを選び、無理のない範囲で行動すると安心です。

ウブドで安心して長期滞在するために、治安の実情もあらかじめ知っておくと落ち着いて過ごせます。
▶︎ ウブド 治安|実際のリスク・注意点・安心して過ごすための考え方

通り選びは「ランドリーと心地よさ」で決めると失敗しない

ウブドは小さな町ですが、通りごとに暮らしやすさは異なります。

快適な長期滞在にするには、滞在スタイルや年齢、目的、日々の動線に合った通りを選ぶことも大切になってきます。

「毎日の動きやすさ」と「過ごしていて落ち着けるか」で考えると、長期滞在での失敗が少ないと感じています。

本記事のチェックポイントを参考に、ご自身に合った通りを見つけ、安心してウブドでの滞在を楽しんでください。

本記事では、ウブド長期滞在を検討するシニア世代の方に向けて、「拠点となる通り選び」を実体験からまとめています。
長期滞在の検討から準備までについては、テーマごとにまとめた記事があります。
▶︎「ウブドで暮らす」カテゴリー一覧

この記事は、私たち夫婦の滞在経験と街歩きで感じた印象をもとにまとめています。通りの雰囲気、店舗、ランドリー、宿泊料金、交通、工事状況などは時期によって変わります。医療機関や公共交通を利用する場合は、公式情報や地図アプリ、宿泊先などで最新状況を確認してください。夜間の外出や移動は、体調や状況に合わせて無理のない範囲で判断してください。

ウブドにはこれまで20回近く訪れ、ここ15年ほどは毎年のように34週間の長期滞在を重ねてきました。ほとんどを徒歩で、昼夜を含めて中心部や周辺の通りを歩いてきました。なかには実際に滞在をした通りもあります。その経験をもとに、感じたことをまとめました。

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