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バリ島長期滞在のパスポート・ビザ|残存期間6か月と30日・60日ビザの選び方

バリ島・ウブドで長期滞在を計画するとき、ホテルや航空券の予約より先に確認しておきたいのが、パスポートとビザです。

この記事は、1か月前後から最長60日のバリ滞在を考えている60代前後のご夫婦に向けて書いています。パスポートの残存期間の数え方、滞在日数に合ったビザの選び方、期限に余裕を持たせた旅程の組み方がわかります。

パスポートの残存期間が足りず、慌てて更新した私たち自身の経験も交えてお伝えします。

*本記事は2026年10月時点の情報をもとにまとめています。パスポートの残存期間やビザ制度は変更されることがあるため、渡航前に最新情報をご確認ください。

結論|残存期間は入国日から6か月以上、30日を超えるならビザ延長、出国は期限の数日前に

バリ島での長期滞在の準備は、次の3つの確認から始めます。

  1. パスポートの残存期間:インドネシアに入国する日から数えて、6か月以上あるか。
  2. 滞在日数とビザ:入国日から出国日までを数えます。30日以内ならe-VOA(またはVOA)。31〜60日なら入国後に1回延長。61日以上なら、出発前に別のビザを検討します。
  3. 出国日の余裕:欠航に備え、ビザの期限ぎりぎりにしません。私たちは、30日滞在できる場合でも28日前後で出国しています。

私たちはこの3点を、旅行を考え始めた段階で確認しています。

パスポートの残存期間は「入国日から6か月以上」

インドネシアに入国するには、原則として、入国時点で6か月以上の残存有効期間があるパスポートが必要です。

▶︎ 出典:外務省海外安全ホームページ:インドネシア 査証・出入国審査(2026年10月確認)

夫の「残存期間は6か月以上ある?」のひと言で気づいた

バリ島に通い始めた頃は、子どもの分も含めて、夫が家族全員のパスポートを管理していました。ここ20年ほどは、それぞれが自分のパスポートを管理しています。

あるとき、バリ島へ行く前に夫から「残存期間は6か月以上ある?」と聞かれました。確認すると、私のパスポートは1か月ほど足りません。出発まで、3週間でしたから、大急ぎで更新しました。

あのひと言がなければ、空港で搭乗を断られていたかもしれません。それ以来、旅行を考え始めたら、まず2人分のパスポートの有効期限を確認しています。

残存期間の数え方|基準は日本の出発日ではなく入国日

6か月は、インドネシアに入国する日(バリ島に到着する日)から数えます。たとえば、2027年3月10日にバリ島に到着する場合、パスポートの有効期限が2027年9月10日以降であることが目安になります。

経由便を使う場合は、乗り継ぎ地や航空会社の条件も確認しておくと安心です。

残存期間がぎりぎりなら、早めに更新する

残存期間が6か月ちょうど程度しかない場合、私たちは早めに更新します。日付の数え違いや、旅程が後ろにずれることもあるからです。

ただし、パスポートの取得・更新には時間がかかります。2026年7月1日以降の申請は混雑しており、国内でも交付まで約1か月かかる場合があります。

▶︎ 出典:外務省 旅券(パスポート)申請から受け取りまでの期間(2026年10月確認)

また、e-VOAの申請にはパスポート番号などの情報が必要です。更新する場合は、新しいパスポートを受け取ってからビザを申請します。古いパスポートで取ったビザは、新しいパスポートでは使えません。

入国審査は無人ゲートでも通れる

2024年に行ったとき、デンパサール空港にも、パスポートにスタンプが押されない無人ゲートができていました。e-VOAの情報はデータで管理されています。

ただ、スタンプも旅の思い出なので、このときは有人ゲートを選び、これまでどおりスタンプを押してもらいました。2026年7月に行ったときも、有人ゲートはありました。

スタンプを押してもらいたい場合は、パスポートの査証欄に余白があるかも確認しておくと安心です。

滞在日数で選ぶビザ|30日以内はe-VOA、60日までは延長

インドネシアのビザは、滞在日数によって選び方が変わります。

滞在日数は「入国日と出国日を両方含めて」数える

滞在日数は、入国日を1日目とし、出国日も含めて数えます。たとえば、1日に入国して30日に出国すると、ホテルは29泊でも、ビザ上の滞在日数は30日です。宿泊数で数えると1日ずれるので、注意が必要です。

30日以内|e-VOAまたはVOA

日本人が観光目的で30日以内滞在する場合、一般的にはVOA(到着ビザ)を利用します。取得方法は2つあります。

  • e-VOA:出発前にオンラインで取得
  • VOA:バリ島到着後に空港で取得

料金はどちらも1人Rp500,000です(2026年10月時点)。

31〜60日|入国後に1回延長する

30日を超えて滞在する場合は、e-VOA(VOA)を1回延長し、最長60日まで滞在できます。

  • 延長の手続き:インドネシアに入国した後、e-VOAは公式e-Visaサイトから申請します。空港で取得した通常のVOAは、滞在先を管轄する入国管理事務所で手続きします。申請方法や必要書類は変更される場合があるため、最新情報を確認してください。
  • 延長の費用:1人Rp500,000(2026年10月時点)
  • 申請の時期:ングラライ入国管理局の案内では、入国14日後から滞在期限の7日前までに延長を申請します。期限を過ぎると延長できないため、入国後早めに手続き方法と申請期間を確認してください。

私たちは30日以内に出国する日程を組んでいるため、ビザを延長した経験はありません。

61日以上|出発前に別のビザを検討する

60日を超えて滞在したい場合、e-VOAの延長では足りません。最初から60日滞在できる観光目的の訪問ビザ(C1など)を出発前に申請する方法があり、条件によってはさらに延長できます。

ビザの種類や条件は変更が多いため、インドネシア入国管理局の公式e-Visaサイトで渡航時点の内容を確認してください。

e-VOAは出発前に取得しておく

e-VOAを出発前に取っておくと、到着した空港でVOAを買う列に並ばずに、入国審査へ進めます。

申請の流れ

  1. 公式e-Visaサイトにアクセスする
  2. パスポートの顔写真ページの画像と顔写真を登録する
  3. 入国予定日などを入力し、クレジットカードで支払う
  4. 発行されたe-VOAをスマートフォンに保存し、紙にも印刷する

パスポートの画像を登録する際、名前の下の記載が鮮明ではなく、再送信を求められました。このときは余裕を持って申請していたので、数日の遅れに対応できました。この経験から余裕を持った申請と、画像全体が鮮明なものを用意するように気をつけています。

私たちは、スマートフォンの画面がすぐに開けない場合に備えて、紙の控えも持っていきます。空港でWi-Fiにつながらなかったり、操作に手間取ったりしても、すぐに見せられるからです。

申請の注意点

  • 公式サイトから申請する:検索結果には民間の代行サイトも出てきます。URLが「evisa.imigrasi.go.id」であることを確認してください。
  • 早すぎ・遅すぎに注意する:e-VOAは、発行日から90日以内に入国する必要があります。一方、出発直前の申請は、書類の不備や決済エラーがあったときに間に合いません。出発の2〜3週間前など、余裕のある時期に申請します。
  • 夫婦でも1人ずつ申請する:申請後は、氏名やパスポート番号に誤りがないか、2人分をそれぞれ確認します。

▶︎ 日本語の案内は、在インドネシア日本国大使館「ビザ取得・入国手続きの案内」でも確認できます。

長期滞在は、ビザの期限ぎりぎりの日程を避ける

ビザの期限を過ぎて滞在すると、オーバーステイとして1日ごとにRp1,000,000の罰金がかかる可能性があります。状況によっては、拘束や国外退去、その後の入国制限の対象になることもあります。

▶︎ 出典:インドネシア・ングラライ入国管理局(公式)(2026年10月確認)

帰国便が運休した経験から、28日前後で出国している

ビザ期限ぎりぎりで旅程を組むと、飛行機の遅れなどでビザ滞在期限を過ぎてしまうおそれがあります。2〜3日の余裕があれば、欠航や大幅な遅れがあっても慌てずに済みます。

20年以上前になりますが、バリからの帰りの飛行機が運休。出発が1日ずれてしまい、ヌサドゥアのホテルを急きょ取りました。一緒だった子どもたちは、ホテルのアクティビティを楽しむなど、むしろ喜んでいました。

そのときは短期滞在だったので、ビザの期限は心配ありませんでした。その後、1か月前後の滞在をするようになって、「あれが期限間際だったら」と思い出しました。それ以来、30日滞在できる場合でも期限いっぱいまでは使わず、28日前後で出国する日程を組んでいます。

ニュピ(バリ・ヒンドゥーの新年)の当日は、バリ島の空港が原則閉鎖されます。前後の日はフライトが混み合ったり、通常と違ったりすることがあります。ニュピの時期に滞在する場合は、ビザの期限とフライトの日程を早めに確認しておきます。
▶︎ 関連記事:バリ島のニュピ|外出できない日をどう過ごす?準備とホテル選びの実体験

バリ長期滞在のパスポート・ビザに関するよくある質問

Q. 夫婦で旅行する場合、ビザは2人分それぞれ必要ですか?

はい。パスポートもビザも1人ずつ必要です。同じ日程の夫婦でも、それぞれのパスポート情報で申請します。

Q. 帰国便が欠航して、ビザの期限までに出国できそうにない場合は?

欠航が理由でも、期限を過ぎてよいとは限りません。そのまま滞在を続けず、航空会社とインドネシアの入国管理局に早めに相談してください。期限内であれば、延長を申請できる場合もあります。

Q. パスポートとビザのほかに、入国前に確認する手続きはありますか?

あります。主なものは次の2つです。

  • All Indonesia:入国管理・税関・健康などの申告をまとめたオンライン登録です。到着の3日前から入力できます。
  • バリ観光税:外国人旅行者は1人Rp150,000。出発前のオンライン支払いが推奨されています。

また、入国時に出国用の航空券(帰国便など)の提示を求められることがあります。予約確認書をすぐに出せるようにしておきます。

まとめ|バリ長期滞在の準備は、今日パスポートを開くことから

ウブドで1か月前後の長期滞在を考え始めたら、ホテルや航空券を決める前に、次の順番で確認してみてください。

  1. 今日、パスポートの有効期限を見る:「入国予定日+6か月」より後になっているか、夫婦2人分を確認します。
  2. 足りなければすぐ更新を申請する:交付まで約1か月かかる場合があります。
  3. 滞在日数を数える:入国日と出国日の両方を含めます。
  4. ビザを決める:30日以内ならe-VOA。31〜60日なら入国後に延長する予定を、カレンダーに書いておきます。61日以上なら、出発前に別のビザを検討します。
  5. 出国日はビザの期限の2〜3日前にする:欠航やニュピに備えます。
  6. 出発の2〜3週間前にe-VOAを申請する:到着3日前にはAll Indonesiaの登録と観光税の支払いを済ませます。

パスポートと滞在日数を早めに確認し、出発前の手続きを順番に済ませておけば、余裕を持って出発日を迎えられます。

▶︎ 関連記事:バリ島長期滞在の準備チェックリスト|ウブド1か月滞在の前に確認する10のこと
▶︎ 関連記事:滞在費用、エリア選び、移動手段は「ウブドで暮らす」カテゴリーにまとめています。

本記事は一般的な情報をまとめたもので、個別の入国の可否やビザの発給を保証するものではありません。パスポートの残存期間、ビザ制度、手数料、申請・延長の方法は、予告なく変更される場合があります。渡航や手続きの際は、インドネシア入国管理局や在インドネシア日本国大使館の公式情報を必ず確認し、そちらを優先してください。

 執筆:じゃんぱらぎ夫婦(60代、ウブド滞在歴20年以上・長期滞在8回)
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