ウブドで暮らす

ウブド長期滞在のSIM・eSIM選び|地図なしで歩いてきた夫婦がeSIMにした理由と使い方

ウブドに長く滞在するとなると、スマホの通信手段も決めておきたいことの一つです。

現地SIM、eSIM、宿のWi-Fi。選択肢はいくつもありますが、何をどのくらい使うのかによって、必要なものは変わります。

この記事では、バリ島・ウブドに長期滞在する方に向けて、SIM・eSIM・Wi-Fiの違いと、私たちがeSIMを選んだ理由、購入から設定、現地での使い方を紹介します。

*本記事は、私たちの体験と2026年10月時点の情報をもとにまとめています。

結論|ウブド1か月滞在は「eSIM+宿のWi-Fi」で十分だった

ウブドで長期滞在する場合は、eSIMまたは現地SIMを用意し、宿のWi-Fiと併用するのが、もっとも負担の少ない使い方です。

外ではモバイル通信、部屋ではWi-Fiと使い分ければ、普段の街歩きや滞在生活で大きく困ることはほとんどありませんでした。

日本からポケットWi-Fiを持参する方法もありますが、毎日の充電や持ち運びを考えると、長期滞在にはあまり向いていないと感じます。

バリ・ウブド滞在で通信手段が役立つ場面

  • 今いる場所を地図で確認したいとき
  • Grabなどの配車アプリを使いたいとき
  • 出先でホテルに連絡する時(送迎やトラブルに遭遇など)
  • 翻訳アプリで言葉の不安を減らしたいとき
  • 夫婦で別行動するときの連絡

通信手段はあると行動しやすくなり、不安を減らしてくれる場面があります。

私たちが通信手段を持つようになった理由

昔は情報紙の地図を頼りに歩いていた

20年以上前にウブドの街を歩き始めたころ、頼りになるものといえば、情報紙に載っている簡単な地図くらいでした。歩いた経験をもとに、自分たち用の地図を作ったこともあります。足で目的地を探してきたからこそ、ウブドの道や距離感が自然と身についていったのだと思います。

今は、慣れた道で地図を開くことはありませんが、初めて行くところは積極的に利用しています。現在地だけでなく、目的地までの道順も確認できるので、暑い中で迷う時間を減らせます。

これから初めてウブドに行くなら、地図アプリは欲しい機能です。

【関連記事】ウブドの街歩きでは、道順だけでなく、歩道の段差や横断、夜道にも注意が必要です。実際に歩いて感じたことは、こちらの記事にまとめています。
▶︎ ウブドの街歩き|通り別の歩きやすさと足元・横断・夜道の注意点

今、通信手段を持つ一番の理由は夫婦の連絡

そんな私たちが外出時も使える通信手段を持つようになった一番の理由は、夫婦で別行動をするときに連絡を取れるようにしておきたいからです。

夫は一人で早朝の市場へ行ったり、郊外まで散歩したりすることがあります。予定より帰りが遅ければ、やはり気になります。年齢を重ね、体調のことなども考えるとなおさらです。

通信手段がなければ暮らせないわけではありません。それでも、必要なときに連絡できることが、今の私たちには大切になりました。

SIM・eSIM・Wi-Fiを比較|1か月滞在ならどれを選ぶ?

私たちが考える違いをまとめると、次のようになります。

eSIM 現地SIM 宿のWi-Fi
主に使う場所 外出先 外出先 宿
準備 日本で購入・設定できる 現地または事前購入 基本的に不要
SIMの差し替え 不要 必要 不要
持ち歩く機器 スマホだけ スマホだけ なし
日本の電話番号 デュアルSIM対応の機種なら日本の番号も併用できる SIMの組み合わせ・対応機種による そのまま
向いている人 到着後すぐ使いたい人 現地SIMを使いたい人 宿での利用が中心の人

私たちは、eSIMと宿のWi-Fiを組み合わせる方法を選びました。

宿ではWi-Fiを使う

ウブドでは、宿泊施設やカフェでWi-Fiが使えるところが多く、部屋での通信はほぼWi-Fiでまかなえます。

ただし、同じ宿でも部屋によってつながりにくいことはありました。そのようなときは、ロビーやレストランなどのパブリックスペースへ移動するとつながることがあります。

ポケットWi-Fiは選ばなかった

日本からポケットWi-Fiを持って行く方法もありますが、私たちは選びませんでした。長期滞在では、毎日の充電が必要になり、外出時に持つものも一つ増えます。スマートフォンだけで通信できるeSIMやSIMのほうが、私たちの滞在スタイルには合っています。

私たちが使ったeSIM|購入・設定・1か月の使用量と費用

私たちがeSIMを選んだ大きな理由は、SIMカードの差し替えがなく、日本で準備してから出発できることです。

日本で購入して支払いまで済ませる

eSIMは、出発前にインドネシアで使えるeSIMをオンラインで購入することができます。購入時に滞在日数とデータ容量を選び、支払いもオンラインで済ませます。

私たちは動画を見ることがほとんどないので、無制限プランではなく、Googleマップや連絡などに必要な容量を基準に選びました。

eSIMサービスは、Airalo、Holafly、Nomadといったものがありますが、私たちはAiraloを利用しました。1人30日・10GBプランで十分でした。2026年10月時点でUS$21(日本円で3,000円台が目安)です。夫婦でそれぞれ同じプランを利用しました。

日本でeSIMを設定しておく

購入後は、日本にいるうちにスマートフォンへeSIMを追加しておきました。設定方法は利用するサービスやスマートフォンによって異なります。私たちは、Wi-Fiが安定していて、分からないことを落ち着いて調べられる自宅で準備しました。

ただし、eSIMによって利用開始のタイミングが異なります。インストールした時点から利用期間が始まるものもあるため、購入したサービスの説明を確認してから設定します。

バリに着いたらeSIMをオンにする

バリに到着したら、スマートフォンのモバイル通信の設定からeSIMをオンにし、モバイルデータ通信に使う回線をeSIMに指定します。必要なeSIMではデータローミングもオンにします。接続できれば、空港を出るときからGoogleマップやメッセージなどが使えます。

空港でSIMカードを探したり、小さなカードを入れ替えたりしなくてよいことは、長いフライトのあとの私たちには楽でした。

日本の回線はデータローミングをオフにしておく

バリではeSIMをモバイルデータ通信に使い、日本の回線のデータローミングはオフにしておきます。日本の回線で意図せずデータ通信を行い、思わぬ料金が発生するのを防ぐためです。

私たちは、次のように設定しています。

  • 日本の回線:データローミングをオフ
  • iPhoneの場合「モバイルデータ通信の切替を許可」もオフ

日本の回線そのものをオンにしておけば、銀行やカード会社から届く認証用SMSを受け取れる場合があります。

ただし、データローミングをオフにしても、通常の電話やSMSまで停止するわけではありません。 海外での通話やSMSの利用料金は契約先によって異なるため、出発前に確認しておきましょう。

1か月で実際に使ったデータ量

私たちが外で使うのは、主に地図、位置情報、連絡、送迎依頼などで、データ使用量は1人3GBほどでした。動画は見ず、宿ではWi-Fiを使っていました。

私たちは、1か月の滞在中に通信量を気にしながら使うのは面倒なので、30日・10GBを選んでいます。「10GB必要」というより、1か月安心して使えるよう少し余裕を持たせたという選び方です。

現地SIMを買う場合|空港と街中での買い方

eSIMを使わない場合は、現地でSIMカードを購入する方法があります。デンパサール空港にはSIMを扱う店舗があり、到着後に購入して設定してもらえる場合があります。ウブドの街中にもSIMを購入できる店舗があります。

現地SIMを購入する場合は、スマートフォンがSIMフリーになっているかを日本で確認しておきます。また、外国人旅行者がSIMを利用する際には、パスポートや端末情報などが必要になる場合があります。購入場所や通信会社によって手続きが異なるため、最新の条件を確認してください。

空港で買えば到着直後から使えるのが便利ですが、街中より料金が高いことがあります。一方、街中で購入する場合は、店を探すまで通信が使えない可能性があります。

私たちのように到着したときから通信できるようにしておきたい人には、eSIMのほうが手間が少ないと感じます。

eSIM・SIM|出発前に確認しておきたいこと

通信手段を決めたら、日本にいるうちに次の点を確認しておきます。

■ eSIMを使う場合

  • スマートフォンがeSIMに対応しているか
  • eSIMを購入したか
  • 日本にいるうちにインストールしておくか
  • 利用開始のタイミングはいつか
  • バリ到着後、どの設定をオンにするか
  • 日本のSIMを現地でどう設定するか
  • 設定方法をスクリーンショットなどで保存したか

特に、eSIMをインストールした時点で利用期間が始まるのか、現地の回線につながってから始まるのかは、サービスによって異なります。購入時に確認しておきます。

■ 現地SIMを使う場合

  • スマートフォンがSIMフリーになっているか
  • 空港とウブドのどちらで購入するか
  • 購入時に必要なものを確認したか
  • 日本のSIMカードを保管するケースを用意したか
  • 日本の電話番号やSMSが使えなくなっても困らないか

小さなSIMカードは紛失しやすいため、取り外した日本のSIMをどこに保管するかも決めておくと安心です。

■ どちらの場合も

  • 宿でWi-Fiが使えるか
  • GoogleマップやLINEなど、必要なアプリを入れたか
  • ウブド周辺のGoogleマップをオフライン保存したか(データ使用量を減らすため)

【関連記事】スマートフォンとあわせて、充電器や変換プラグ、延長コードなども出発前に確認しています。
▶︎ バリ島1か月滞在の基本的な持ち物と衣類

ウブド長期滞在のSIM・eSIMについてのQ&A

Q. eSIMで電話もできますか?

eSIMによって異なります。データ通信専用のeSIMでは、通常の電話番号を使った音声通話はできませんが、データ通信を利用するLINEやWhatsAppなどの通話はできます。ホテルへの送迎依頼などで通常の電話を使いたい場合は、購入前に音声通話に対応しているか確認します。

WhatsAppは、インドネシアで使われるLINEとよく似たメッセージ・通話アプリです。電話番号を登録して使い、インターネットにつながっていれば、メッセージや音声通話ができます。

Q. 夫婦なら2人とも通信できたほうがいいですか?

別行動をするなら、それぞれ通信できるようにしておくほうが安心です。そもそも私たちが通信手段を持つようになった大きな理由が、夫婦で離れているときに連絡を取れるようにするためでした。

片方だけが通信できても、通信手段を持っているほうがホテルにいて、もう一人が外出してしまえば連絡できません。

まとめ|出発前に「外でどう使うか」を決めて通信手段を選ぶ

ウブドでの長期滞在では、まず、外出先で何にスマートフォンを使うのかを考えてみてください。

私たちが外で使うのは、Googleマップでの道や現在地の確認、夫婦の連絡、Grabの利用、ホテルへの送迎の依頼くらいです。そのため、宿ではWi-Fi、外ではeSIMという使い方にしています。1か月の長期滞在でも、3GBほどで足りています。

使い方が決まったら、あとは日本にいるうちに次の準備をしておくと安心です。

  • eSIMか現地SIMかを選ぶ:日数とデータ容量を決め、eSIMなら対応機種か、現地SIMならSIMフリーかを確認する
  • eSIMを入れておく:購入とインストールを済ませ、現地に着いたら回線を切り替えるだけにしておく
  • アプリを整える:Grabの登録、Googleマップのオフライン地図の保存など

ここまで準備しておけば、バリに着いてから通信手段を探したり、慣れない場所で設定に悩んだりせずに済みます。

【関連記事】ウブドで長期滞在すると気になる、費用や宿、食事、移動、体調管理など、滞在前に知っておきたいことをテーマごとに紹介しています。
▶︎「ウブドで暮らす」カテゴリー一覧

料金、対応機種、設定方法、通信エリア、SIM・eSIMの利用条件は変更されることがあります。利用前に、通信会社や販売サービス、ご自身の契約先の最新情報をご確認ください。


【この記事を書いた人|じゃんぱらぎ夫婦】
20年以上前、ウブドに通い始めた頃は地図アプリなどありませんでした。便利に使えるものは取り入れることで、年齢を重ねて感じる不安を軽くすることもできると気づきました。このブログでは、長く同じところに通うからこそ感じるあれこれを書いています。

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