ウブド滞在の備え

ウブドの支払い方法|現金が必要な場面とクレジットカードの注意点【長期滞在の実体験】

ウブドでは、クレジットカードだけで買い物や食事ができるのでしょうか。それとも、現金を多めに用意したほうがよいのでしょうか。

この記事では、バリ島・ウブドに滞在するシニア世代や大人の旅行者に向けて、現金・クレジットカード・QR決済などの使い分け方を、私たち夫婦の経験をもとに紹介します。

私たちは、ここ15年ほど、8回にわたってウブドで1か月近く過ごしています。支払いは、現金と複数のクレジットカードを組み合わせる方法に落ち着いています。

*本記事は、私たちの滞在経験と2026年10月時点の情報をもとにまとめています。

結論|ウブドでは現金と複数のカードを組み合わせる

ウブドでは、現金だけでも今のところ暮らせます。ただし、まとまった現金を持ち歩くことになり、両替へ行く回数も増えます。一方、カードだけで暮らすのは難しいです。市場やローカルワルン、舞踊鑑賞、有料トイレ、チップなど、今でも現金が必要な場面があります。

私たちは、おおむね次のように使い分けています。

場面 主に使っている支払い方法
市場・露店・ローカルワルン 現金
有料トイレ・チップ 現金
舞踊鑑賞 現金
ホテル クレジットカード
レストラン・カフェ クレジットカード中心
スーパー・コンビニ カードまたは現金
Grab 現金または登録カード

「少額の支払いには現金、まとまった支払いにはカード」と考えておくと、ウブドでは使い分けやすいと思います。

現金が必要な場面|少額のルピアを用意しておく

ウブドを訪れ始めた20年以上前は、土産物店やレストランでもカードが使えない店がありました。現在はそのようなこともあまりなくなりました。けれど、現金しか使えない場面はまだ残っています。私たちが現金を使うのは、主に次のような場面です。

舞踊鑑賞|Rp100,000前後

ウブド王宮をはじめ、舞踊公演のチケットは現金で支払うことがあります。王宮前会場ではRp100,000程度など、公演によって料金は異なります。

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市場・ローカルワルン・露店|Rp100,000以内の支払いが多い

市場や通りの露店、ローカルワルンなどでは、今でもほとんど現金のみです。私たちの経験では、こうした場所での支払いは多くが100,000以内に収まります。

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有料トイレ|Rp2,000〜5,000程度

有料トイレでは、Rp2,000〜5,000程度の現金が必要になることがあります。これまで私たちが利用した有料トイレは、「現金のみ」で、お釣りが出ないところがほとんどでした。

一度、ウブド市場のトイレがRp2,000だったとき、手元にRp10,000札しかなく、お釣りを諦めたことがあります。それ以来、財布の中に少額紙幣があるか確認するようになりました。

チップ|私たちはRp10,000〜50,000程度

チップにも少額紙幣を使います。私たちはホテルでは毎日の枕チップは置いていませんが、荷物を運んでもらったときや送迎など、個別にサービスを受けたときには感謝の気持ちとして渡しています。

場面 私たちが渡している金額
ホテルで荷物を運んでもらったとき Rp10,000〜20,000
ホテルの短距離送迎 Rp10,000〜20,000
空港送迎 Rp50,000程度
カーチャーターの運転手 Rp50,000程度
スパの担当者 Rp20,000程度

これは決められた金額ではなく、あくまで私たちが感謝の気持ちとして渡している金額です。

Rp10,000、20,000、50,000としているのは、その金額の紙幣があり、1枚でさっと渡しやすいという理由もあります。

少額紙幣はどうやって用意する?

こうした現金払いでは、Rp2,000、Rp5,000、Rp10,000、Rp20,000、Rp50,000などの少額紙幣があると便利です。両替をすると大きめの紙幣で渡されることが多く、少額紙幣が足りなくなることがあります。

両替所で少額紙幣を混ぜてもらうこともできますが、私たちは、スーパーやコンビニで現金払いをして、お釣りとして少額紙幣をもらうことが多いです。普段の買い物で細かくしておけば、有料トイレや市場、露店、チップなどで少額の現金が必要になったときにも困りません。

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ルピアはゼロが多い|最初は紙幣を分けておくと楽

インドネシアルピアの紙幣と、デザイン・大きさが異なる2種類の1,000ルピア紙幣

ルピアはゼロが多く、同じ紙幣でも、発行時期によってデザインや大きさが異なります

初めてルピア紙幣を見たときは、ゼロの多さに戸惑いました。ざっくり「ゼロを2つ取る」感覚(Rp100,000=約1,000円)で考えると、金額をつかみやすくなります。ただし、これはあくまで簡単に金額感をつかむための目安です。実際の為替レートとは異なります。

【関連記事】両替や現金払いで使っている簡単な換算方法はこちらで紹介しています。
▶︎ ウブド両替レートの見方と簡単な換算のコツ

また、インドネシアの紙幣は、同じ金額でも発行時期によってデザインなどが異なることがあります。はじめの頃は、同じ金額の紙幣でも見た目が違い、支払いのたびに手間取りました。今は「高額・中額・少額」とざっくり分けて財布に入れています。

硬貨を使う機会は、私たちの滞在ではほとんどありません。普段の支払いでは、紙幣を使いやすく整理しておくことのほうが大切だと感じています。

クレジットカードが使える場面と注意点

ホテル、レストラン、カフェ、スーパー、コンビニなど、観光客がよく利用する場所では、ほとんどカードを使えるようになりました。私たちは、こうしたある程度まとまった金額の支払いでは、クレジットカードを使うようにしています。

VisaとMastercardを用意している

私たちはVisaとMastercardを用意しています。実際の滞在では、JCBやAMEXが使えない場面もありました。「カード利用可」となっていても、すべてのブランドが使えるとは限りません。

また、VisaやMastercardでも、カードが通らないことがあります。私たちが経験したのは、以下のようなケースです。

  • 通信エラー
  • 決済端末の不具合
  • 理由が分からないまま承認されない

同じ店で「昨日は使えたカードが今日は使えない」ということがありました。帰国後カード会社に確認すると、急な海外利用を不正利用と判断した可能性があるとのことでした。

こうした経験から、私たちはブランドや発行会社の異なるカードを複数用意しています。1枚が使えなくても別のカードを試せるほか、紛失や盗難への備えにもなります。

カード手数料が上乗せされることがある

店舗によっては、カード払いを選ぶと手数料(2〜3%)が加算される場合があります。そのため、カードが使えるかだけでなく、支払う前にカード利用による追加料金がないかも確認しておくと安心です。私たちは、少額の買い物なら、手数料を考えて現金で支払うこともあります。

日本円ではなくルピアで決済する

海外でカードを使うと、「日本円」と「現地通貨(ルピア)」のどちらで支払うかを選ぶ画面が表示されることがあります。これはDCC(Dynamic Currency Conversion)と呼ばれる仕組みです。

日本円を選ぶと、その場で提示された換算レートが適用されます。一方、ルピアを選んだ場合は、カード会社などが定める方法で後から日本円に換算されます。

日本円を選ぶと、店側のレートに上乗せが含まれることが多いので、私たちは、基本的に現地通貨の「IDR(ルピア)」を選んでいます。端末を店員さんが操作する場合もあるため、決済前に表示されている通貨を確認するようにしています。

QRIS・Grab|旅行者は補助的な支払い方法として考える

インドネシアでは、スマートフォンを使った決済も普及しています。

QRISはよく見かけるが、私たちは主な支払い方法にしていない

ウブドでも「QRIS」の表示を見かけるようになりました。QRISはインドネシアの共通QR決済の仕組みで、対応する決済サービスから支払えます。ただし、外国人旅行者の場合、利用するサービスによって登録条件などが異なります。

そのため私たちは、1か月前後の滞在でもQRISを主な支払い方法にはしていません。「QRISがあるから現金を持たなくていい」とは考えず、現金とカードを基本にしています。

Grabは現金と登録カードを使い分ける

旅行者でも比較的使いやすいのがGrabです。Grabでは、現金や登録したクレジットカードなど、利用可能な支払い方法から選べます。

私たちは、近距離の移動では現金、空港送迎など金額が大きいときにはカードというように使い分けています。一度、通信エラーでカードが使えないこともありました。私たちは、現金でもカードでも支払えるようにしています。

出発前の準備|現金・カード・設定を確認する

私たちはウブドへの出発前に、支払いについて次のような準備をしています。

現金

両替用として日本円を5万円程度持参します。滞在日数や予定によって金額は調整します。到着後にすべてを一度に両替するのではなく、必要に応じて数日分ずつ両替しています。

クレジットカード

VisaとMastercardなど、ブランドや発行会社の異なるカードを複数用意します。

カードの設定

出発前に設定も確認しています。

  • 海外利用に関する設定
  • 利用限度額
  • 海外キャッシングの利用可否
  • 暗証番号
  • カード会社への連絡方法

カード会社によっては、海外利用予定の登録などができる場合があります。現地ATMで現金を引き出す海外キャッシングを利用する場合も、事前に利用条件や設定を確認しておくと安心です。

ウブドの支払いQ&A

Q. 最初にどのくらい両替していますか?

私たちは到着後、まず1〜2万円分程度を目安に両替し、必要に応じて追加しています。滞在期間分を一度に両替するのではなく、手元の現金の減り具合を見ながら両替しています。

Q. 1日にいくら現金を持ち歩けばいいですか?

その日の予定によってかなり違います。カード払いが中心の日はほとんど現金を使いませんが、市場へ行く、舞踊を見る、現金払いのワルンへ行くといった日は、必要な金額が増えます。

私たち夫婦の場合、2人分でおおよそ次のくらいです。

  • カード中心の日:Rp50,000程度(チップや有料トイレ用)
  • 市場+舞踊の日:Rp300,000程度(舞踊チケット2人分と市場での買い物)

私たちが、一度に両替するのは多くてもRp2,000,000程です。その日に使いそうな分と少額紙幣だけを財布に入れ、残りは宿のセーフティボックスに保管しています。

まとめ|ウブドでは「少額現金+複数カード」を用意する

ウブドではカードを使える場所が増えましたが、現金がなくても大丈夫、というところまではいっていません。

市場やローカルワルン、舞踊鑑賞、有料トイレ、チップなどには現金を使い、ホテル、レストラン、スーパーなどのまとまった支払いにはカードを使う。これが、私たちが長期滞在を重ねるなかで落ち着いた方法です。

出発前には、両替用の日本円とVisa・Mastercardなど複数のカードを用意し、海外利用や暗証番号などカードの設定を確認しておきます。そして、現地では、Rp2,000〜50,000程度の少額紙幣を確保するようにします。

現金かカードかの二者択一ではなく、場面によって使い分けられるように準備しておく。それが、ウブドで無理なく過ごすための現実的な方法だと感じています。

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▶︎ バリ・ウブドの両替|両替所で確認していること、簡単レート計算

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為替レート、手数料、カードやQR決済の利用条件は、店舗・カード会社・決済サービスなどによって異なり、変更されることがあります。利用時は各社や店舗の最新情報をご確認ください。

 執筆:じゃんぱらぎ夫婦(60代、ウブド滞在歴20年以上・長期滞在8回)
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