ウブドの宿泊ガイド

静寂と贅沢が交差するウブド体験──コマネカ・アット・ビスマで過ごす至福

ウブドの宿泊ガイド
  1. はじめに~静けさ、贅沢、便利、が共存するウブドの楽園
    1. 解放的で個性的なロビーと、心のこもったウエルカムドリンク
    2. ホテル所有のライステラス
    3. 意外と便利な立地
    4. ビジネスカードを持ち歩きましょう
    5. おしゃれなビスマ通り
      1. 入ってみたいショップがいっぱい
      2. 歩道がないので要注意
  2. 客室から望む景観とバスタブ
  3. 気分でプールを使いわけ
    1. 渓谷に落ちていくようなインフィニティプール
    2. プライベート感のある緑に抱かれたプール
  4. 心をつかむホスピタリティ
  5. バリで味わう完璧な朝食と、アフタヌーンティー
    1. レベルの高い朝食
    2. 景観もご馳走。
    3. やっぱり美味しくて幸せになるアフタヌーンティー
  6. 敷地の魅力と散歩
    1. 敷地内での心地よい散歩
    2. 記念日には思い出に残るサプライズが
    3. コマネカビスマが教えてくれる「何もしない贅沢」
  7. 充実した設備とサービス
    1. 滞在を飽きさせない設備やアクティビティ
      1. リバーサイドスパ&スパラウンジ
      2. スイミングプール
      3. ブティック&ギフトショップ
      4. フィットネスジムと500mジョギングトラック
      5. クッキングレッスンなど教室
      6. ウエディングチャペル、ラウンジ
    2. ゲストに寄り添うサービス
      1. 嬉しいバギーカーサービス
      2. あったらいいがあった!ベビーシッターサービス
      3. 安心の24時間ドクターコール
      4. ありがたいエレベーター
  8. コマネカビスマの部屋と料金について
    1. 部屋タイプは4つ
    2. 2025年時点の各部屋タイプの料金目安
  9. 実際に宿泊した感想
    1. 広い!ビスマスイート
    2. 高級感あるアメニティーと、気配りの備品
    3. 料金以上の価値
  10. 宿泊を検討する際のポイント
  11. ローシーズンの魅力
    1. 果物が’段違いに美味しい
      1. ホテルではでない、マンゴスチンとドリアン
      2. 客室で持ち込みの果物を食べるときは要注意
    2. マンゴー好きなら、11月〜1月に絶対いくべき
    3. 雨のバリは格別
  12. まとめ~コマネカビスマをおすすめする理由

はじめに~静けさ、贅沢、便利、が共存するウブドの楽園

私が初めてコマネカビスマに宿泊したのは、10年以上前のこと。コマネカ アット ラササヤンに滞在している時、シャトルサービスでこのホテルに朝食をとりにき、自然にいだかれたような佇まい惹かれたのがきっかけです。友人からも「ウブドやコマネカが好きなら一度は行くべき」と何度も聞かされていたのですが、なぜ何度もいうのか納得できました。

ビスマ通りから舗装された細い道を入っていくと、突然目の前には熱帯雨林とライステラスが広がっていました。その先に現れたのは、深い緑に包まれた温かな佇まいの建物。たった数分前まで街中にいたのが信じられない静寂で、前回朝食に訪れた時の感動が鮮やかに蘇りりました。

解放的で個性的なロビーと、心のこもったウエルカムドリンク

広がるロビーは屋外と室内の境目が曖昧で、中央の池が空とヤシの葉を映し出しています。ゆったりとしたソファにからだを沈めると、スタッフがパッションフルーツの爽やかな酸味が広がる冷たいドリンクを差し出してくれました。パッションフルーツのジュースなんて初めてでした。

スタッフの「ようこそウブドへ」に添えられた「以前いらしてくださいましたね」という一言と笑顔に、長いフライトの疲れもすっかり忘れてしまいました。

ホテル所有のライステラス

朝の散歩で歩いたライステラス、開発の波に押され珍しく残っていることに嬉しさと驚きを覚えたのですが、スタッフに聞けば、なんとこの田んぼはホテル所有だということでした。

この貴重なライステラスをちゃんと残しておこうというその姿勢に強く心を打たれました。腰を下ろし、ただ稲の穂の揺れをながめながら、ゆっくりとウブドの時間に浸るのが至福の時間になりました。

意外と便利な立地

緑に抱かれるようなホテルなのに、街歩きにも便利な距離な立地です。日中は送迎車で涼しく移動し、夕暮れ時は徒歩でのんびり帰る途中の屋台で買った揚げバナナを片手に、橙色に染まる空を眺めながら歩く。気が向けば近くのレストランで食事をして、という過ごし方が気にいっていました。

ウブド王宮やモンキーフォレスト通りから車でわずか5分ほどの距離にあります。のんびりのお散歩なら徒歩30分くらいでしょうか。

ビジネスカードを持ち歩きましょう

ホテルの送迎サービスはウブド内は無料。行きは歩きで、帰りは電話で迎えを頼むということもできます。ホテルのビジネスカードを持っておくといいですよ。迎えを頼む時だけでなく、不意のアクシデントにあった宿泊先を伝えることができます。

おしゃれなビスマ通り

入ってみたいショップがいっぱい

かつては田んぼと森だけだったビスマ通り。今ではおしゃれなカフェやギャラリーが並び、歩くだけで小さな発見があります。カカオ香るチョコレートショップ、意外と多いスパ、キレイで美味しいローカルワルン、おしゃれなブティックなどなど。

歩道がないので要注意

ビスマ通りはそれほど車が多くなく、道幅も広くないので、両側のショップなどをみながらのぶらぶら歩きにはちょうどいいのですが、歩道がないので少し注意が必要です。

客室から望む景観とバスタブ

ビスマスイートのバルコニーから望む緑の渓谷は、朝日を浴びると黄金色に輝きます。デイベッドに身を預け、時間と共に色を変えていく雄大な渓谷を眺めながら、普段の生活では味わえないほど澄んだ空気が、体の奥まで染み渡っていくように感じました。

温かみのある広々とした室内と大きなバスタブ

室内はウッドと石材を基調にした温かみのあるデザインで、ゆったりとしていて、バリらしい装飾が随所に施されています。バスルームは開放的で、大きなバスタブとレインシャワーは、観光で疲れた体をゆっくり癒やすのに最適でした。

気分でプールを使いわけ

プールは趣のちがうプールが2ヶ所あります。すぐ近くなので、行き来ができ便利でした。プールを移ると、すぐにスタッフが冷たいおしぼりやドリンクなどを持ってきてくれるんですよ。

渓谷に落ちていくようなインフィニティプール

渓谷と一体化したインフィニティプールは、泳ぐごとに視界が空へと開け、まるで宙に浮かんでいるような感覚。冷たいおしぼりやフルーツのサービスが心地よさを倍増させます。

レストランから見下ろすとこのインフィニティプールがあり、その眺めも素晴らしいですが、プールから見上げるレストンも素敵でした。

 

プライベート感のある緑に抱かれたプール

インフィニティプールの下に添うようにあり、プライベート感のあるプールです。、森に囲まれて静けさにつつまれ、余り他のゲストとは遭遇しませんでした。

ここでは私はプールサイドのデイベッドで読書三昧。木立の陰で風も気持ちよく、スタッフがもってきてくれる冷たいタオルとフルーツで、いっそう心地よい時間が流れて行きました。

心をつかむホスピタリティ

コマネカビスマの魅力は、設備や立地だけではありません。

朝食時に「今日は特別にマンゴーを添えましょうか?」と提案してくれたスタッフの笑顔が忘れられません。名前を覚えてくれ、体調が優れないときはおかゆを用意してくれる——その心遣いは決してマニュアルではなく、人と人の温かいつながりから生まれるもので、まるで友人の家に泊まりに来たような安心感を与えてくれました。

バリで味わう完璧な朝食と、アフタヌーンティー

朝食は見た目も美しいアートのような一皿。エッグベネディクトの濃厚なソースは特に忘れられません。アフタヌーンティーでは、目の前で揚げられたバリ菓子の香りが漂い、つい夕食のことを忘れてしまうほどでした。

レベルの高い朝食

コマネカグループの中でも、盛り付けなどが繊細で少しレベルが高いように感じました。カトラリー類もテーブルセッティングも高級ホテルそのもの。アラカルト形式でオーダーごとに作られサーブされます。

焼きたてのパン、ふんだんなトロピカルフルーツ、自家製のジャム、甘味料がいっさい入らないのに甘く濃いフレッシュジュース。豊富な卵料理。コマネカグループの朝食はどこも素晴らしいのですが、ビスマは中でも格別と思いました。

ナシゴレンは、スパイスが効きつつも自家製サンバルとともに優しい味付けで、バリ初心者の方こそ食べてもらいたいと思いました。ローカルフードはどれも豊かな味わいがあります。

景観もご馳走。

テラス席からはライステラスと熱帯雨林が一望でき、時折、森の奥からはモンキーフォレストの猿の鳴き声が聞こえます。何もかもがバリを感じさせる朝食です。私は全てレストランでいただきましたが、レストランと同様の眺望が望めるバルコニーにルームサービスをしてもらってもよかったかなとちょっと後悔しています。

うれしいことに、他のコマネカリゾートからもシャトルサービスでビスマの朝食を体験できますよ。

やっぱり美味しくて幸せになるアフタヌーンティー

コマネカグループはどこも、大好きなバリ菓子があるアフタヌーンティーが楽しめて嬉しくなります。ビスマは種類も多く、毎日が天国でした。揚げ菓子も目の前で揚げてくれ熱々が食べられます。食べ放題ですが、いつも夕食のことを考えてセーブするのが辛くなりました。

これもシャトルバス利用で他のコマネカでもたのしめます。

敷地の魅力と散歩

敷地内はよく整備・清掃されていて、南国の少しムッとする空気(早朝は涼しいですよ)の中で独特の森林浴ができ、朝の散歩は心もからだもリフレッシュできました。

敷地内での心地よい散歩

朝靄の中、ホテル所有のライステラスまで続く散歩道を歩くと、土の香りと鳥の声が心まで浸透します。農夫の笑い声や甲高い猿の鳴き声も混じり、「ここはまさにバリだ」と感じずにはいられません。

記念日には思い出に残るサプライズが

私がいった際は、結婚記念日での旅ということを事前にメールで伝えておきました。当日の夜部屋に戻るとベッドに「Happy Anniversary」と花びらで描かれていました。ケーキも用意されていて、持って来てくれたスタッフの満面の笑顔がいまでも忘れられません。思い出深い結婚記念日となりました。

コマネカビスマが教えてくれる「何もしない贅沢」

予定をぎっしり詰めた旅行から一歩引き、ただバルコニーで景色を眺め、プールで過ごし、夜は静かな森の音に包まれて眠る——そんな何もしない贅沢をこのホテルが教えてくれました。

ここでは、朝はバルコニーで景色を眺め、昼はプールでのんびり、夜は静かな森の音に包まれて眠る。そんなシンプルな過ごし方で、日常で疲れた心と体をゆっくり癒やすことができるのです。

しかも、街歩きしたいなと思えばそれがかなってしまう、抜群のロケーションです。

充実した設備とサービス

スパのアロマオイルは香りごとに効能があり、スタッフの説明を聞くだけで癒やされます。ジムやヨガパビリオン、クッキングクラスもあり、滞在を飽きさせません。

滞在を飽きさせない設備やアクティビティ

リバーサイドスパ&スパラウンジ

併設の「コマネカスパ」では、バリ式マッサージを体験。セラピストが絶妙な力加減で肩や腰をほぐしてくれ、終わった後はすっかり体も軽くなりました。マッサージオイルも豊富に揃っていて選べるのが嬉しかったです。

みんな香りがよくて、いつも決めるのに時間がかかってしまいますが、スタッフが体調などを聞きながら説明してくれます。おかげでアロマオイルの知識もちょっと増えました。

スイミングプール

先にご紹介した通り、2ヶ所あります。どちらもふかふかのタオルが用意さっれ、おしぼりや冷たいミネラルウォーターのサービスがありくつろげます。

ブティック&ギフトショップ

品揃えがいいなと思いました。バティックなども高級なものがあり、みて回るだけで満足できます。アクセサリーもありました。

 

フィットネスジムと500mジョギングトラック

バリでヨガは多くの人が憧れるようです(私はヨガの素養がありません)が、ここにでは毎朝のヨガクラスもあるようです。会場を覗いてみると、開放的なパビリオンで、心地よい風と鳥の声を感じながらヨガ体験ができそうでした。

立派なジム(無料)もあり併設されていて、バリにきてもトレーニングする人がいるんだとおどろきました。覗いた時は誰もなくて、もったいない施設だななんて思った記憶があります。

クッキングレッスンなど教室

多くのホテルでクッキングレッスンを行なっています。バリ料理に欠かせないサンバルなど、ローカル料理を教えてくれるそうです。一度ほかで料理教室にさ参加し、美味しい本格的なものが作れて面白かったです。きっとここでは設備も整っているんだろうなと思ったことでした。

このほか舞踊教室、ココナッツの葉で作るお供物創作教室、木彫り教室、などもあるようです。

ウエディングチャペル、ラウンジ

素敵なチャペルが併設されています。ラウンジもあって、日本でいうところの披露宴ができるようです。私も若ければ………

 

ゲストに寄り添うサービス

基本のランドリー&ドライクリーニングサービスや空港送迎(有料)はもちろんあります。そのほかにも、あったらいいながここにはあります。

嬉しいバギーカーサービス

コマネカグループはウブド地区に4つのホテルを展開。それぞれに規模やロケーションが異なります。一つのホテルに滞在するとお部屋も素敵だし食事も美味しいので、他のコマネカはどうなのかしらと思ってしまします。そういうゲストの気持ちを叶えてくれるのがこのサービスです。

姉妹ホテル間の無料送迎を利用して、別のロケーションの朝食やプールを楽しめるサービスは、まるでホテルホッピングのようで、新しい発見がありました。

送迎スケジュールがあるので、ホテルに到着したら調べておきましょう。

あったらいいがあった!ベビーシッターサービス

小さなこどもがいなかったので私は利用しませんでしたが、24時間OKのベビーシッターサービスがあるようです。油量かもしれません。予約の際かくにんしてくださいね。かつておむつが外れたばかりの娘を連れていたとき、こういうサービスがあったらなあと思いました。

安心の24時間ドクターコール

体調を崩すと、スタッフがお粥を持ってきてくれたり気遣ってはくれるのですが、、病院でみてもらいたいと切実に思うことも。夫がほかのホテルで階段を踏み外し背中が打撲で大変なことになったこともありました。

24時間のドクターコールサービスがあるのはとても安心です。幸いお世話になることはありませんでしたが、日本語ができるスタッフがほとんどですから、言葉の心配もなさそうです。

昔ほどいわゆる「バリ腹」を聞かなくなりましたが、たまにお腹がゆるくなる時があります。生水などに十分に気をつけても、環境も食べ物も大きくかわるのでそういうことは避けられません。体調を崩すとやはり心細いもの。ホテルでこのサービスがあるのは珍しいかもしれません。

ありがたいエレベーター

コマネカビスマは4階建のビル。ゆっくり骨休めにきたのに、階段で何階も昇るのはつらいです。バリでエレベーターが珍しい頃に先駆けてつけられました。あるホテルのエレベーターはなんだか怖くて乗れません(乗っている人も見かけなかった)が、ここは大丈夫でした。

コマネカビスマの部屋と料金について

部屋タイプは4つ

ビスマスイート、ファミリースイート、1ベッドルームプールヴィラ、2ベッドルームプールヴィラと、それぞれに異なる魅力があります。私はビスマスイートに滞在しましたが、88㎡の広さと渓谷ビュー、石造りのバスタブは印象深く、価格以上の価値を感じました。

  • ビスマスイート(Bisma Suite
    88㎡の広さを誇るスイートタイプ。渓谷やライステラスの絶景を楽しめるバルコニー付きで、バスタブからも景色が望めます。 
  • ファミリースイート(Family Suite
    2
    ベッドルームと広いリビングを備え、家族やグループでの滞在に最適。キッチン設備もあるため、長期滞在者にも人気があります。
  • プールビラ(One Bedroom Pool Villa
    専用プールとガゼボが付いた贅沢なヴィラタイプ。高いプライバシーが確保され、カップルやハネムーンにおすすめです。

  • 2ベッドルームプールビラ(Two Bedroom Pool Villa
    友人同士や家族旅行向け。プライベートプールや広いリビングを備え、まるでバリに自分の別荘を持ったかのような感覚に。

2025年時点の各部屋タイプの料金目安

  • ビスマスイート:1泊 約3万5,000円~5万円
  • ファミリースイート:1泊 約5万円~7万円
  • 1ベッドルームプールビラ:1泊 約6万円~9万円
  • 2ベッドルームプールビラ:1泊 約8万円~12万円

ハイシーズン(年末年始や8月)には1~2割ほど料金が上がります。一方、ローシーズン(2月や5月)は比較的リーズナブルに泊まることが可能です。

ビスマからの景観が美しいのは雨季です。雨が降っている時も、に煙る熱帯ジャングルはですし、果物が日本で味わえないおいしい

実際に宿泊した感想

広い!ビスマスイート

私が宿泊したのは低価格帯のビスマスイート。それでも、部屋に入った瞬間、まず感じたのは「広い!」という驚き。バリ島のホテルは比較的ゆったりとした造りが多いですが、この価格で88㎡という広さは圧倒的でした。

大きなキングサイズベッドに加えて、ゆったりとくつろげるソファセット、仕事もできるデスク、そしてバルコニーにはデイベッド。熱帯雨林朝靄を眺めながらゆっくりとコーヒーを飲み、夜は涼しい風を感じながら星空を眺める。日本の日常にはない時間をたっぷりと過ご過ごしました。

高級感あるアメニティーと、気配りの備品

自然思考のアメニティー類は高級感があり、香りも癒され、毎日のバスタイムがたても楽しみでした。

バスルームも特筆すべきポイント。石造りの大きなバスタブに入りながら、目の前の緑を眺める贅沢さ。これぞバリ! シャワーブースも別にあり、水圧やお湯の温度管理も日本の高級ホテル並みに快適でした。

懐中電灯、蚊取り線香などの備品は過不足なく揃えられ、ふかふかのバスローブとスリッパもありました。

コマネカグループで大助かりなのは、肌荒れしないソープ、髪がしっとりまとまり上品な香りが残るシャンプー・リンス、しっかりしたスリッパがあり、日本から持っていく必要がないことです。意外とこれって見逃せないポイントです。

料金以上の価値

コマネカビスマはバリの中では高級価格帯に入ります。しかし、実際に宿泊してみると、その料金には価格以上の価値があります。

朝食はオーダーブッフェ形式で、毎日メニューを自由に選べます。インドネシア料理だけでなく、洋食、ビーガン対応の料理もあり、しかも味付けが繊細で飽きません。レストラン以外にも、プールサイド、部屋のバルコニーと違ったロケーションで食べることがでることも滞在をあきさせません。それに料理はどれも美しい盛り付けと洗練された美味しさで、これもビスマを選ぶ大きな理由になっています。

さらに、スタッフのホスピタリティも特筆すべきです。滞在中、私が体調を崩した際にはメニューにはない胃に優しいおかゆを無料で用意してくれ、心のこもった対応をしてくれました。こうした心遣いは、マニュアルではなく、スタッフ一人ひとりの「おもてなしの心」から生まれていると感じます。

宿泊を検討する際のポイント

  • 早めの予約が吉:特にプールビラは人気が高く、数ヶ月前から埋まることもあります。
  • シーズンを見極める:ローシーズン(11月〜3月)は料金が下がり、混雑も少ないためおすすめ。
  • 長期滞在割引を活用:公式サイトや一部予約サイトでは、3泊以上で割引が適用されることがあります。

ローシーズンの魅力

11月~3月のローシーズンは果物が豊富で、特にマンゴー、ドラゴンフルーツ、パッションフルーツは味が濃く甘美。雨上がりの森の香りも旅情を深めます。

果物が’段違いに美味しい

バリのローシーズンは11月〜3月とされていまが、果物が断然美味しいのはこの時期です。甘味料が一切入らないフレッシュジュースも日本で飲むものとは違って、とても深みのある味がします。

朝食のフルーツプレート。右上はパッションフルーツ(マルキッサ)。ライチに似た味です。その左横はスイカ。左下のオレンジ色がパパイヤ。こんなに種類豊富なのは雨季ならでは。でも2月なので残念ながらマンゴーはありませんね。

ホテルではでない、マンゴスチンとドリアン

不思議なことに、フルーツの女王と呼ばれるマンゴスチンはホテルで出てくることがありません。でも雨季には市場スーパーで山盛りで売っているので、ぜひ一度は買って食べてみてください。これもライチ系の味です。匂いの強烈なドリアンもでません。

客室で持ち込みの果物を食べるときは要注意

街で買ったフルーツをホテルで食べる時は気をつけてください。リネン類やソファーに果汁がつくと落ちないので、それなりの料金が要求されることがあります。それについてはホテルの部屋に注意書きがありますから、見逃さないように。

マンゴー好きなら、11月〜1月に絶対いくべき

雨季(10月〜3月)の市場やスーパーは美味しそうな果物で溢れています。マンゴーしかり。でもマンゴーが出回るのは、11月終わり〜1月初めです。カフェのメニューにはマンゴージュースがよくのっていますが、この時期をはずすと「ありません」と言われてがっかりします。。

雨のバリは格別

バリの雨はだいたい1日に一度夕立のように降るスコールです。急に降られてもウブドの街中ならそこかしこにカフェがあるので、ジュースでも飲んで雨宿りすればいいだけです。それも楽しいものです。

なにより、雨上がりのバリの匂いは、絶対に旅の思い出に残ります。日本の雨上がりとは違う南国の、何か心まで潤すような匂いです。

ビスマなら、バルコニーから雨に煙る、田んぼや熱帯雨林が幻想的に広がります。ニュピとかオダランとかも雨季が多いです。本当にバリを感じたいなら一度はぜひ雨季に訪れてみてください。

それに、飛行機もホテルも安いです!

まとめ~コマネカビスマをおすすめする理由

立地、景観、料理、ホスピタリティ——そのすべてが高い次元で融合している場所。コマネカ・アット・ビスマは、私にとって毎日を特別な物語に変えてくれる場所です。ウブドを訪れるなら、ぜひ一度この空間で「時間がゆっくり流れる感覚」を体験してみてください。

公式サイト:https://komaneka.com/resort/bisma/

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