結論|長期滞在では、海外旅行保険は「備え」として考えておきたい
海外旅行にでかけるとき、保険に入るべきか、カードの付帯でいいのか、といったことで迷っていらっしゃいませんか?
特に、1週間を超える滞在や、シニア世代の長期滞在では、体調や荷物、移動など、日本にいる時とは違う不安も出てきます。
この記事では、私たちがウブドで長期滞在を重ねる中で、海外旅行保険をどのように考えてきたかを、実際の経験をもとにまとめました。
海外旅行保険は、「絶対に必要」と言い切れるものではありません。
しかし、私たちにとっては、「何かあった時に日本語で相談できる場所がある」という安心感につながっていました。
実際には、保険を使うことはほとんどありませんでしたが、備えがあるだけで、長期滞在中の気持ちはかなり違いました。
*内容は2026年4月時点の一般的な情報です。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
こんな方に向けた記事です
- ウブド長期滞在で海外旅行保険が必要か迷っている
- 保険の使い方や流れを知っておきたい
- シニア世代として無理のない備え方を考えたい
この記事でわかること
- 海外旅行保険が役立つ場面
- キャッシュレス診療の仕組み
- 保険の使い方と実際の流れ
- 長期滞在での現実的な考え方

シニアが海外で長期に滞在する時、海外旅行保険はあ精神的な支えにもなってくれます。
海外旅行保険をどう考える?|ウブド長期滞在で感じたこと
海外で何らかのトラブルに会った時、「まず何をすればいいか」「費用はどれくらいかかるか」といいったことが気になります。
24時間日本語で相談ができる
心強く感じるのは、日本語でいつでも相談ができる点です。
ウブドでの長期滞在を考えるとき、海外旅行保険について迷う方は多いと思います。必ずしも「絶対に必要」と言い切れるものではありません。
しかし、体調不良や思いがけない出来事が起きたとしても、すぐに日本語で相談し、何をすればいいか教えてもらえるのが分かっていれば、不安が軽くなります。

夜中に突然の腹痛に見舞われた時、手持ちの薬や普段している対処で朝には落ち着きました。もし回復しないようだったら、保険の相談窓口に頼ることができるのがわかっていたので、必要以上に慌てずに済みました。
治療費の心配をしなくてよい
海外旅行保険に加入しておくことで、「治療費の心配をせず、まず治療に専念できる」のは、シニアの長期滞在では非常に重要だと、私たちは実感しています。
シニア世代の体調トラブルは、予測不能です。思わぬケガをすることもあります。
ウブド滞在中に入院に至れば、医療費が一気に膨れ上がることも珍しくありません。
特に海外では、治療費をその場で立て替える必要があるケースも多いことが、大きな精神的負担にもなります。

若い頃、保険に入らず海外に行きました。夫が高熱を出したとき、現地での高額医療費を考え病院に行かずに持参薬で様子をみました。幸いそれで熱は下がりました。でもシニアとなった今は、保険に入り、躊躇せず受診できるよう備えています。
* 海外旅行保険によっては、これらが十分に備えられていない場合もあるので、保証内容を確認することが大切です。
海外旅行保険が役立つ場面
ウブドでの滞在中、海外旅行保険が役立つと感じるのは、次のような場面です。
体調不良やケガで病院を受診するとき
保険のアシスタンスサービスに連絡すると、受診すべきか、どの病院に行くかといったことで相談に乗ってもらえます。
具合が悪いとき、どのような対応をすれば良いかを、落ち着いて考えるのは大変です。また、同行者も「困った時に相談できる先がある」という安心感につながります。
ケガや事故、盗難にあったとき
交通トラブル、盗難などの時も、まず何をすればいいかや、解決に向けた対応について整理してくれます。
▶︎ ウブドでトラブルが起きたら|事故・盗難・紛失に共通する対処の順番
海外旅行保険に含まれる「医療費補償」と「アシスタンス」
海外旅行保険の安心感は、主に「医療費補償・キャッシュレス診療」と「アシスタンスサービス」の2つの仕組みによって支えられています。
医療費補償とキャッシュレス診療
海外旅行保険には、病気やケガの治療費を補償するものがあります。
保険によっては、提携医療機関であれば治療費をその場で支払わずに受診できる「キャッシュレス診療」に対応している場合もあります。
バリ島では、点滴で数万円、入院で数十万円かかることも一般的ですから、医療費補償がないと、受診をためらってしまうことにもなります。
ただし、すべての病院で利用できるわけではありません。保険適用のため、事前に保険会社へ連絡し、提携医療機関を案内されることがあります。
また、内容によっては一時的な立替えや自己負担が発生することもあります。
いざというときに慌てないためにも、どのような流れになるのかや、補償内容を事前に確認しておくことが大切です。
アシスタンスサービス(海外保険付帯)
体調不良・ケガ、盗難・パスポート紛失など幅広いサポートがあります。大手の海外旅行保険には、多くの場合「アシスタンスサービス」が付帯しています。
24時間365日、日本語で対応してもらえることが多く、体調不良やトラブル時に相談できる、現地での大きな支えになります。
ただし、最低限の補償のみの「節約プラン」や、「クレジットカード保険の上乗せプラン」では、サポート内容が限定的な場合もあるため、加入時に確認が必要です。
アシスタンスサービスでできること
体調不良・ケガのとき
最も利用が多いケースです。例えば以下のような時です。
・高熱が出た
・転倒して歩けない
・犬に噛まれた
・食あたりで脱水気味
・呼吸が苦しい
受診が必要か、日本語で相談できる
アシスタンスサービスでは、ケガや体調不良の際に、以下のような「「最初の判断」を、日本語で相談できます。
・様子を見るべきか
・手持ちの薬で対応できるか
・すぐに病院を受診すべきか
年齢を重ねると、「少し様子を見れば大丈夫なのか」「受診した方がいいのか」の判断に迷うことがあります。
受診すべき病院の案内と予約
受診が必要と判断された場合は、ウブドの病院の紹介、予約、受診手配をしてくれます。
土地勘のない中で自分で探すよりも、対応実績のある医療機関にスムーズにつながる安心感があります。
しかし、最も重要なことは「受診前に連絡する」ことです。先に病院へ行ってしまうと、キャッシュレス対応できないことがあります。
医療通訳や日本語サポート
医療英語は旅行者には難しく、誤解も起こりやすいため、アシスタンスが間に入り、以下のサポートをしてくれます。
・症状の説明
・医師からの説明の通訳
・薬の説明
病院へは、ホテルスタッフが付き添ってくれ、説明なども手伝ってくれることがあります。しかし医療英語に慣れたアシスタンスサービスのほうが安心です。
緊急移送(日本への搬送)と家族連絡・渡航サポート
重症の場合には、以下のような搬送を手配してくれることもあります。
・バリ島から日本の病院
・または設備の整った現地医療機関
これは個人では、ほぼ対応が難しいため、「万一のときの備え」として海外旅行保険が重要な役割を持っています。
また、状況に応じて、日本にいる家族へ連絡を行い、必要であれば渡航の手配を支援してくれることもあります。
高齢での長期滞在では、こうしたサポートの有無が、安心感に大きく影響します。
盗難・紛失・事故の時
アシスタンスサービスは、パスポートや財布などの盗難、クレジットカード紛失時のほか、交通事故や転倒事故にも役立ちます。
アシスタンスサービスでは、
・今どの対応を優先するべきか
・どこへ連絡すればよいか
・保険請求に何が必要か
といった内容を、日本語で整理して案内してもらえます。
▶︎ トラブル時の対処|共通する順番
「全部やってくれるサービス」ではない
アシスタンスサービスは、「現地で代わりに全部解決してくれる」わけではありません。
実際に動くのは自分たちです。
海外では、「何から始めればいいのかわからない」こと自体が、大きな不安になります。アシスタンスサービスは、最初の判断、やるべきこと、必要な連絡先のアドバイスをしてくれます。
これによって、体調不良を含むトラブル時に、落ち着いて解決に向けた行動を起こすことができます。
保険を選ぶときに必ず確認したいポイント
私たちは、海外旅行保険を選ぶ際は、以下の点を必ず確認するようにしています。多少保険料が高くても、シニアの長期滞在では重要な条件です。
・長期滞在(90日以上)に対応しているか
・医療費補償が十分か(キャッシュレス診療の可否)
・日本語対応のアシスタンス窓口があるか
* サービス内容は保険会社や加入プランによって異なります。補償内容や付帯条件などは変更される場合があります。加入前には、必ず各保険会社の最新の約款を確認してください。
長期滞在での海外旅行保険の考え方|無理のない備え方
私たちは、保険を「使う前提」ではなく、「困った時に相談できる備え」と考えています。長期滞在では、そうした安心感が思っていた以上に大きな支えになるように感じています。
選ぶ際も、毎回同じ条件で保険を選ぶのではなく、滞在期間やそのときの体調に合わせて見直すようにしてきました。
それぞれの滞在スタイルや、自分の状況に合わせながら備えていく。そうした考え方も、落ち着いた滞在につながっていきます。
よくある質問(Q&A)
海外旅行保険については、実際に滞在を考え始めると、細かな疑問が出てくるものです。よくいただく質問を、シンプルにまとめました。
Q1. 海外旅行保険は必ず必要ですか?
必須とは言い切れませんが、体調や年齢を考えたうえで、安心材料として用意しておくことで落ち着いて過ごせると感じています。
Q2. クレジットカード付帯保険でも大丈夫ですか?
内容によって対応範囲が異なります。補償額や適用条件を事前に確認しておくことが大切です。
Q3. キャッシュレス診療はどこでも使えますか?
すべての医療機関で利用できるわけではありません。保険会社に連絡し、対応可能な医療機関を案内してもらう形になります。
Q4. どの保険会社を選べばいいですか?
この記事では特定の保険のおすすめはしていません。私たちは、滞在日数が長いときには補償期間を見直したり、体調に少し不安があるときには医療面の備えを意識したりと、そのときの状況に合わせて整えるようにしています。
海外旅行保険は、判断を助けてくれる存在
ウブドでの長期滞在において、海外旅行保険は必ずしも必須ではありません。
ただし、体調不良や思いがけない出来事が起きたときに、判断を助けてくれる存在であることは確かです。
自分たちの滞在スタイルに合った形で備えておくことが、安心して過ごすためのひとつの方法だと感じています。
海外旅行保険を使う場面について、トラブル別に詳しく知りたい方へ
▶︎ カード・スマホ紛失時の対応|行動順と対処
バリ島でカード・スマホ紛失時の対応|行動順・支払い対処・紛失時に備えた対策
▶︎ 病気・ケガの対処|受診の目安と動き方
ウブド滞在中の病気・怪我対策|薬・病院・ホテル対応
▶︎ ウブド滞在の備えカテゴリー一覧
本記事は、私たちの実体験と2026年4月時点の一般的な情報をもとにまとめています。保険内容や医療体制は変更される場合があるため、実際の利用時には、各保険会社・医療機関・在外公館などの最新情報をご確認ください。
また、本記事は医療・法的判断を行うものではありません。
最新の安全情報や渡航情報については、外務省の公式サイトもあわせて確認しておくと安心です。
ウブドにはこれまで20回近く訪れ、ここ15年ほどは毎年のように3~4週間の長期滞在を重ねてきました。年齢を重ねるにつれて、旅先でも気になることも少しずつ変わってきます。このブログでは、実際に暮らすように過ごす中で感じたことをまとめています。


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