ウブドの食

ウブドは夜歩きも楽しい|歩いた先のPicaはシニア夫婦が通う南米料理店

ウブドの夜は、レストランへ向かう道から楽しい時間です。夕暮れの通りを歩き、明かりの灯った店をのぞきながら、たどり着いた先でゆっくり夕食をとります。

長期滞在中の私たち夫婦がそんな夜によく選ぶのが、南米料理の「Pica South American Kitchen(ピカ サウスアメリカン キッチン)」です。

この記事は、ウブドで夜の散歩と食事を楽しみたいシニア世代のご夫婦や大人の旅行者に向けて書いています。読むと、次のことがわかります。

  • 夜歩きのルートと楽しみ方
  • Picaの料理と雰囲気、予約のコツ
  • 夜道の注意点と帰りの移動手段
 *本記事は、私たちが実際に利用した体験と2026年10月時点の情報をもとにまとめています。
夜のウブドの通りに明かりが灯るバティックショップ「Kamar Sutra」の外観

夜の街を歩いていると、店内が灯りに照らされ、昼とは違う表情が浮かび上がります。高級バティックショップ「Kamar Sutra」

夜歩きの先に選ぶならPica|歩いて行けて、静かで、帰りも安心

夜のウブドの楽しみは、食事だけではありません。夕暮れの通りを歩いて店へ向かい、食後にまた夜風の中を帰る。その時間すべてが、私たちにとっての「夜の食事」です。

その行き先として何度も選んでいるのが、デウィシタ通りにあるPicaです。理由は次の4つです。

  • 歩いて行ける: 王宮から徒歩約5分の中心部にある。モンキーフォレスト通りの夜歩きを楽しみながら向かえる。
  • 静かに過ごせる: キャンドルの灯るオープンエアの店内で、会話を楽しみながらゆっくり食事ができる。
  • 料理: BBQシュリンプ、豚肉料理、シーフードパエリアなど、夫婦で分け合える「また食べたい」料理がある。
  • 帰りも安心: 主要通りを歩いて帰れる。疲れた日はTMDやGrabも使いやすい。

人気店なので、前日までの予約がおすすめです。

夕暮れのモンキーフォレスト通りからPicaへ

ウブドの街歩きというと、昼間にショップをのぞいたり、郊外まで足を延ばしたりすることが多いと思います。私たちも日中はよく歩きますが、夕暮れから夜にかけてのウブドも、とても好きな時間です。

明かりが灯り始めるモンキーフォレスト通り

夕暮れ時のウブド、モンキーフォレスト通りを車やバイクが行き交う様子

夕暮れのモンキーフォレスト通り

2025年にプンゴセカンのテガルサリに滞在したときも、モンキーフォレスト通りを歩いてPicaへ向かいました。18時半に予約をしたので、夕暮れ時の17時半ごろ宿をでて、20分ほどの道のりをゆっくりと歩きました。

私たちが雨季に滞在したとき、夕方から夜にかけての雨は少なく、歩いてレストランへ出かけられる日がありました。

途中モンキーフォレスト前を通るので、周辺が暗くなる前にでました。

【関連記事】長期滞在で利用するプンゴセカンのテガルサリはモンキーフォレスト近くにあります。
▶︎ ウブド・テガルサリで1か月暮らすように過ごせる理由と注意点

日が傾くと、通り沿いのレストランやショップにひとつ、またひとつと明かりが灯り始めます。昼間は何気なく通り過ぎていた店も、夜は店内の様子がよく見えます。「こんなお店だったんだ」「明日の昼にもう一度来てみようか」と、夜の散歩で初めて気になる店を見つけることもあります。

夜のウブドで明かりが灯る土産物店の外観

日中は気づかなかったお店が、浮かび上がってきます。

レストランの前を通れば、キャンドルの灯るテーブルで向き合う人たちが見えたり、どこからか静かなライブ演奏が聞こえてきたりします。賑やかすぎるわけではなく、店ごとの明かりや音を感じながら歩く時間そのものが、夜のウブドの楽しみです。

通り沿いには、自然由来の石鹸ブランド「Sensatia」、上質なバティックを扱う「Kamar Sutra」や「Pithecanthropus」、シルバーショップやアンティークショップなどが並んでいます。つい寄り道しながらの散歩になります。

夜に賑わうデウィシタ通りへ

ゴータマ通りやデウィシタ通りは、夜になるとひときわ賑わいます。デウィシタ通りには、自然派石鹸で人気の「KOU」もあり、Picaの斜め向かいにあります。

昼間にKOUで買い物をしたついでにPicaの前を通り、「今度の夜はここで食事をしよう」と決めることもあります。反対に、Picaへ向かう途中で気になった店を覚えておき、翌日の昼に改めて寄ることもあります。

Picaの予約を店頭で入れることも兼ねて、店が開いている夜にデウィシタ通りへ出かけ、買い物や食事を楽しむこともあります。

長期滞在だから楽しめる、昼と夜の街歩き

長期滞在中は、こうした夜を一度だけでなく何度も楽しめます。「今日はあの通りを歩いてみよう」「昨日の夜に見つけた店を、今日の昼にのぞいてみよう」というように、昼と夜の街歩きが少しずつつながっていきます。

長く滞在するうちに、夕食そのものだけでなく、レストランまで歩く時間も楽しみになっていきました。歩いて中心部へ出られる場所に泊まっているからこそ味わえる楽しさです。

歩いた先にある、キャンドルの灯るPica

モンキーフォレスト通りからデウィシタ通りに入って数分歩くと、右手に見えてくるのがPicaです。

茅葺き屋根が印象的なウブドのレストラン「Pica」の外観

茅葺きの軒が印象的なPica。老舗「バタンワル」の向かいです。

夜が似合う、落ち着いたレストラン

Picaは、茅葺きの軒が目印の小さなレストランです。ディナーのみの営業なので、昼間は気づかずに通り過ぎてしまうかもしれません。夜になると柔らかな明かりが通りにこぼれ、思わず入ってみたくなる雰囲気になります。

通りに面した開放的な店内ではキャンドルの灯りが揺れ、静かに会話をしながら食事を楽しめる、落ち着いた空間になっています。ディナーの時だけオープンする「Pica South American Kitchen」。夜にゆっくり食事したい日に選びやすい店です。

落ち着いた照明のレストラン店内で、食事を楽しむ人たちの様子

落ち着いた、大人の雰囲気のレストラン

私たちはたいてい、通りに面した席に案内されます。2人で会話を楽しみながらゆっくり過ごせるので、気に入っている席です。ほかのお客さんを見ていると、カップルはこの通り沿いの席に案内されることが多いようでした。

シニア世代の目線で知っておきたいこと

  • メニュー: 日本語メニューはなく、料理の写真もついていません。不安な方は、あらかじめメニューを見ておくと、落ち着いて注文できます。
  • 明るさ: 照明を落とした店ですが、メニューを読むのに支障はありませんでした。
  • 蚊: オープンエアの店ですが、虫よけを使ったことはありません。蚊はほとんど気になりませんでした。

夜こそ味わいたい料理|BBQシュリンプ・豚肉料理・パエリア

ここで紹介する料理は、2025年3月に訪れたときに注文したものです。振り返ると、それ以前に訪れたときもほとんど同じものを頼んでいました。次にいつ来られるかわからないと思うと、つい「おいしかった記憶」のある料理を選んでしまいます。

2026年7月にも訪れましたが、このときはパエリアだけを楽しみました。

メニューの見方

メニューは「starters(前菜)」「mains(メイン)」「sides(付け合わせ)」に分かれています。

  • 価格の単位: 「120」は12万ルピアのように、千ルピア単位で書かれています。
  • 税・サービス料: 表示価格に加えて、税金10%とサービス料6%がかかります。
  • (V)の印: ベジタリアン向けの料理です。
  • この記事の価格: 2026年10月時点のメニューのものです。

食欲を引き出してくれるスターター

BBQシュリンプ(BBQ Prawns)

焼き目のついた海老をソースとライムで盛り付けたBBQシュリンプ

香ばしく焼かれたBBQシュリンプ。ライムを添えた、見た目にも華やかな一皿です。

大ぶりのタイガープラウンを炭火で焼き、酸味のあるエスカベッシュソース、りんご、カシューナッツのクランブルを合わせた一皿です。香ばしい海老の甘みに、ソースの甘酸っぱさとナッツの食感が重なります。私たちが毎回最初に頼む前菜です。(18万ルピア)

ホタテのチーズ焼き(Conchitas a la Parmesana)

チーズをのせて焼いたホタテを、ライムとトマトで盛り付けた料理

香ばしく焼かれたホタテのチーズ焼き。添えられたライムを搾ると、軽い口当たりになります。

ペルーの定番料理で、ホタテを白ワインとパルメザンチーズで焼き上げています。チーズ焼きでも重たさはなく、ライムを搾ると後味がさっぱりします。少しずつつまめるので、夫婦で分けやすい前菜です。(12万ルピア)

メインは16時間かけて仕上げる豚肉料理

豚のローストに野菜とソースを添えて盛り付けた料理

16時間かけて仕上げる豚バラ肉の「Cerdo Confitado」。濃いソースと彩りのよい野菜が、白い皿に美しく盛り付けられています。

メニュー名は「Cerdo Confitado(セルド・コンフィタード)」。スタッフによると、豚バラ肉を16時間かけて調理しているそうです。芋類、デーツのソース、チョリソーが添えられています。

ナイフを入れると、表面が「パリッ」と音を立て、口に入れる前から期待が膨らみます。外は香ばしく、中の肉はとても柔らかい仕上がりです。デーツのソースのほのかな甘みが豚肉の旨みとよく合います。(23万ルピア)

バリでは皮付き豚の丸焼き「バビグリン」が有名で、レストランでも皮付きの豚ローストを出す店は少なくありません。プンゴセカンの「イブスス」の豚ローストもおいしく、よく食べています。Picaの豚肉料理は付け合わせとソースのバランスがよく、盛り付けもひと手間かかっている印象です。

私たちは夫婦で一皿を分け合うことが多いのですが、できれば一人一皿でじっくり味わいたいと思うほどです。

【関連記事】豚ローストもあるイブススは、滞在宿テガルサリの向かいにあるアジアンキュイジーヌ・レストランです。
▶︎ IBU SUSU|ウブドで通い詰めたレストランの料理・価格・雰囲気

ペルー風シーフードパエリアは最初に注文する

海老や魚介をのせたパエリアにライムを添えた料理

添えられたライムが味の引き立て役。魚介の旨みを楽しめる、香り豊かなパエリアです。

メニュー名は「Peruvian Seafood Paella」。その日の魚、アサリ、タコ、海老がたっぷり入ったパエリアです(60万ルピア)。

注文から出てくるまで20~30分ほどかかります。そのため、私たちは席に着いたら最初にパエリアを頼み、前菜と飲み物を楽しみながら待つようにしています。

魚介の旨みがしっかり染み込んだお米は、具材それぞれの味を残しながら一皿にまとまっています。前菜やメインでお腹がふくれていても、不思議と食べきれてしまうパエリアです。

締めくくりはエスプレッソ

食後には、エスプレッソを頼みました。砂糖をしっかり入れた、苦くて甘い一杯が料理の余韻を残してくれます。私たちにとっては、どんなデザートより満足できる締めくくりです。

夜の食事に合わせたい飲み物

バリで飲むビンタンビールは格別ですし、店ごとに個性のあるフルーツカクテルも楽しみのひとつです。それでもPicaでは、私はワインを選んでいます。

ワインは、フランスやニュージーランドのものに加えて、南米料理店らしくチリ産やアルゼンチン産もそろっています。グラスで頼めるワインもあり、チリ産のピノ・ノワールやニュージーランドの白は1杯16万ルピア、アルゼンチン産のマルベックは1杯18万ルピアです。

お酒を飲まない夫には、「アグア・フレスカ」があります。いちご、パッションフルーツ、グァバから選べるフレッシュドリンクで、1杯6万ルピアです。夫も、アルコールなしで十分にPicaの夜を楽しんでいます。

Picaは前日までの予約がおすすめ

私たちは、予約なしで訪れて断られたことが2度あります。どちらも夕食にはまだ早い18時ごろでしたが、すでに予約で埋まっていました。せっかく歩いて向かっても、入れなければ夜の楽しみが半分になってしまいます。それ以来、前日までに予約するようにしています。

早めの時間に予約しておけば、明るさの残るうちに歩き始め、遅くならないうちに帰れます。

食後の帰り道も、シニア夫婦の夜歩きの楽しみ

食事を終えて店を出ると、通りはすっかり夜の表情になっています。夜風の中を歩いて帰る時間も、この店で過ごす夜の一部です。特に帰り道のゴータマ通りやハノマン通りは、夜の方がしっとりとした雰囲気があり、一度は夜に歩いてみたい通りです。

主要通りであれば、私たちは夜もそれほど不安を感じずに歩いています。それでも、いくつか気をつけていることがあります。また、徒歩以外の帰り方を知っておくと、夜の外出をより安心して楽しめます。

シニア夫婦が夜道で気をつけていること

  • 主要通りを歩く: 人通りのある通りを選び、暗い路地や人通りの少ない道には入りません。
  • 足元に注意する:中心部でも歩道に穴が開いていたり、路面がでこぼこしていたりする場所があります。店の明かりで歩きやすい場所もありますが、暗い区間もあるため、足元が見えにくいときはスマホのライトなどを使っています。
  • 21時ごろを目安に帰る: 夜の散歩は、21時ごろまでをひとつの目安にしています。
  • 暗くなったらモンキーフォレスト周辺は避ける: 周辺の店が早く閉まり暗くなり、猿が外に出ていることもあるためです。

【関連記事】夜歩きの治安が気になる方は、実際の状況をまとめたこちらの記事もご覧ください。
▶︎ 盗難|バッグやスマートフォンにも気を配る

疲れた日はTMD・Grab・ホテル送迎を使う

疲れている日や雨の日は、無理に歩かないようにしています。Picaを出たあとはゴータマ通りを抜けてハノマン通りへ向かい、タイミングよくTMDバスが来れば乗り、来なければ歩いて帰ることもあります。

夜のTMD車内から見たハノマン通りの停留所周辺

いつもは歩くハノマン通りですが、この日は少し疲れていたためTMDを利用しました

【関連記事】公共交通機関のTMDは、シニア世代のウブド歩きを快適にしてくれます。経路や停留所(地図付き)を、実際の乗車体験とともに紹介しています。
▶︎ ウブドのバス「トランスメトロデワタ(TMD)」完全ガイド

Grabなどの配車サービスや、ホテルの無料送迎を使うこともあります。送迎を頼む可能性がある日は、ホテルの連絡先をスマホに登録しています。

【関連記事】ホテルに送迎を頼むときは、通信環境があるとスムーズです。
▶︎ ウブド長期滞在のSIM・eSIM選び方と使い方

通信環境を持たずに滞在することもあります。そのときは、ホテルのビジネスカードをレストランにみせて、送迎の手配をお願いすることもあります。私たちは時々この方法を使っていますが、これまで断られたことはありませんでした。

Pica South American Kitchen|店舗情報とQ&A

店舗情報

  • 店名: Pica South American Kitchen
  • 場所: デウィシタ通り(バタンワルの向かい)
  • アクセス: 王宮から徒歩約5分
  • 営業: ディナーのみ(18:00〜23:00)
  • 予約: 前日までがおすすめ(公式サイトから予約)
  • 価格の目安: 夫婦2人で前菜2品、メイン、パエリア、ドリンク2杯を頼むと約135万ルピア。税・サービス料込みで約157万ルピアです(メニュー価格からの試算)。
  • Googleマップ: Pica South American Kitchen 地図

Picaを利用するときに気になること

Q. 夫婦2人なら、料理はどのくらい注文しますか?

私たちは前菜を2品ほど選び、メインやパエリアを夫婦で分けて食べています。最初から頼みすぎず、食べられそうなら追加します。パエリア以外の料理は待たされることがなく、追加注文で困ったこともありません。

Q. パエリアは注文してからどのくらいかかりますか?

私たちのときは20~30分ほどでした。席に着いたら最初に注文し、前菜と飲み物を楽しみながら待つと、長く感じません。

Q. お酒を飲まなくても楽しめますか?

はい。お酒を飲まない夫も一緒に何度も利用しています。フレッシュドリンクの「アグア・フレスカ」など、アルコール以外の選択肢もあります。

Q. ドレスコードはありますか?

私たちが利用したときは、特にありませんでした。かなりカジュアルな服装の方もいましたが、落ち着いた雰囲気の店なので、私たちは少し整えた普段着で出かけています。夜歩きを楽しむなら、歩きやすい靴がおすすめです。

まとめ|シニア夫婦で夜のウブドを歩いて、Picaで食事を楽しむために

ウブドは昼だけでなく、夜歩きも楽しい街です。歩いた先に、ゆっくり食事のできるレストランPicaがあります。シニア世代のご夫婦が夜のウブドを安心して楽しむために、次のことをおすすめします。

  1. 前日までに予約する: 18時ごろでも満席のことがあります。公式サイトのメニューも事前に見ておくと、迷わず注文できます。
  2. 夕暮れどきに歩き始める: モンキーフォレスト周辺を通る場合は、暗くなる前に通り過ぎます。
  3. パエリアは前菜と一緒に頼む: 出てくるまで20~30分かかります。
  4. 帰りは21時ごろを目安に、主要な通りを歩く: 暗くなったらモンキーフォレスト周辺は避けます。
  5. 疲れたら無理をしない: 疲れた日やお酒を多めに飲んだ日は、TMD、Grab、ホテル送迎を使います。

料理だけでなく、店までの道のりと帰り道も含めて、夜のウブドを楽しんでください。

【関連記事】ウブド中心部の歩道や夜道については、実際に歩いて気づいた注意点を通り別にまとめています。
▶︎ ウブドの街歩き|通り別の歩きやすさと足元・横断・夜道の注意点

【関連記事】Pica以外にも、私たちが実際に通い、シニア世代でも安心して食事ができたレストラン・カフェ・ワルンを紹介しています。
▶︎ レストラン・カフェ・ワルン情報(カテゴリトップ)

営業時間、価格、メニュー、予約方法、支払い方法などは変更される場合があります。訪問前に公式サイト、Googleマップ、店舗SNSなどで最新情報をご確認ください。
▶︎ 取材方針の詳細についてはこちら

【この記事を書いた人|じゃんぱらぎ夫婦】
ウブドには20年以上前から通い、ここ15年ほどの間に何度も約1か月の滞在を重ねてきました。日中だけでなく夜もほとんどを徒歩移動で過ごしてきました。その時に感じたことなどを、このブログでまとめました。

コメント