シニア世代だけど「ウブドの夜を楽しみたい」と思っていませんか。
この記事は、バリ島ウブドで夜も安心して楽しみたいシニア世代・大人のご夫婦に向けて、実際に訪れた体験をもとに、「Pica South American Kitchen」での過ごし方と夜の歩き方のポイントをまとめています。
料理や雰囲気だけでなく、夜道の様子や移動の工夫も含めて、長期滞在の視点でお伝えします。
*記事内の情報は2026年4月時点のものです。内容は変わる場合がありますので、最新情報は各公式サイトなどで確認してください。
ウブドの夜に、少し落ち着いて食事をしたくなる日があります。僕たちがそんなときに向かうのが、南米料理のPica South American Kitchen(ピカ サウスアメリカン キッチン)です。BBQシュリンプをつまみながらワインをゆっくり飲めて、大人が静かに過ごせる雰囲気が気に入っています。
この記事では、僕たちが実際に通って感じたPicaの料理や雰囲気、予約についての目安をまとめました。ウブドで夜の食事をどこにしようか迷っている方の参考になればと思います。

夜の街を歩いていると、店内が灯りに照らされ、昼とは違う表情が浮かび上がります。高級バティックショップ「Kamar Sutra」
夜歩きの先で出会った、大人のための一軒
本記事では、Pica South American Kitchenで感じた魅力と、シニア世代でも楽しめる夜の過ごし方をご紹介します。
私たちは、20年以上前からウブドを訪れ続けてきました。何度か長期滞在を重ねる中で、夜の過ごし方やレストラン選びについても、自分たちなりの基準ができてきました。
2025年にプンゴセカンのテガルサリに滞在中も、ウブドの夜の散歩を楽しみながら、お気に入りの「Pica South American Kitchen」へ。
バリ島ウブドで夜の時間を楽しむとき、大切になるのは「安心して過ごせること」です。
観光としてではなく、「暮らすように滞在する」中で見えてきた、大人世代のための夜のおでかけのヒントをまとめました。
夜のウブド散歩とPica South American Kitchen
夕暮れ時に滞在先のテガルサリを出て、モンキーフォレスト通りをそぞろ歩きながら向かう道すがら、灯りがひとつ、またひとつと点りはじめ、昼の顔とは全く違う、夜のウブドが現れます。

夕暮れのモンキーフォレスト通り
カフェ、ショップ、レストラン。昼間は奥に隠れていた空間が、光に照らされることで深呼吸を始めるよう。その変化を眺めながら歩く時間は、ディナーの前菜のようにも思えます。

日中は気づかなかったお店が、浮かび上がってきます。
モンキーフォレスト通りの途中には、上質バティックを扱う「Kamar Sutra Silk & Batik」や「Lucy’s Batik」、「Pithecanthropus 」、自然由来のトータルケアがかなう石鹸ブランド「センセイシャ」などがあり、ウインドウショッピングも楽しめます。
また、目的のレストラン近くのゴータマ通りやデウィシタ通りは夜になると一際賑わい、緑豊かな熱帯の観光地であることを忘れてしまいそうになります。
そのデウィシタ通りにモンキーフォレスト通りから入り数分歩くと、右手に今回ご紹介する「Pica South American Kitchen」が見えてきます。茅葺の軒が印象的なお店です。
オープンエアではあるものの、店の中はキャンドルの柔らかな灯りが揺れ、大人向けの落ち着いたディナー空間を創出しています。

茅葺の軒が印象的なPica。老舗「バタンワル」の向かいです。

落ち着いた、大人の雰囲気の店内。静かな会話を楽しみながら食事をしています。
ディナーの時だけオープンする「Pica South American Kitchen」。夜にゆっくり食事したい日に選びやすい店でした。
私たちは過去に予約なしに訪れ断られたことが2度あります。まだ6時という、夕食には早い時間でしたが、すでに予約で埋まっていました。
そのようなことから、毎回、必ず前日までに事前予約をするようにしています。
旅の終わりの締めのような気持ちで訪れるようになったのですが、スタッフの対応や料理の組み立てに、この店ならではの工夫が感じられ、最後の一晩をゆっくり過ごすにはちょうどいい場所だと思うようになりました。
入ってみたいお店が軒をならべるデウィシタ通りには、自然派石鹸で人気の「KOU」もあります。「Pica South American Kitchen」の向かいくらいの位置。「KOU」によって、「ピカ」に向かうこともよくありました。
何度も頼んでしまう|BBQシュリンプ・豚ロースト・パエリア
今回ご紹介する料理は、2025年3月に訪れた際にオーダーしたもの。実は、過去何回か訪れた時もほとんど同じものを食べていたのです。なかなか来られないと思い、美味しい記憶のものを頼んでいたようです。
食欲を引き出してくれるスターター
BBQシュリンプ

香ばしく焼かれたBBQシュリンプ。ライムを添えた、見た目にも華やかな一皿です。
炭の香りがふわりと鼻をくすぐり、プリッと弾ける海老の甘みに、チリの刺激が心地よく続きます。ソースのフルーティーな酸味と甘味が絡み合うような仕上がり。
ホタテのチーズ焼き

香ばしく焼かれたホタテのチーズ焼き。ライムを添えた、見た目にも楽しい一皿です。
貝殻の上でとろけるチーズが、ホタテの甘さをしっかり閉じ込め、贅沢なのに重くない余韻。添えられたライムでさらに爽やかな味わいでした。
記憶に刻まれるメインのごちそう
豚肉のロースト

豚のロースト。野菜やソースと一緒に美しく盛り付けられた、満足感のある一皿です。
ナイフが皮を割る音が「パリッ」と響きます。カリカリの食感ですが、中は柔らかくとろけるようです。
バリではカリッとした豚皮が食欲をそそるバビグリンが有名ですが、レストランでもこの皮付き豚のローストを出すお店が少なくありません。
豚ローストは、プンゴセカンの「イブスス」にもあります。ソースが工夫されていて美味しいのですが、Pica South American Kitchenの豚ローストは、付け合わせとソースのバランスがよく、盛り付けもさらにおしゃれです。
私たち夫婦も、どちらかが必ずオーダーして分け合い、バリの贅沢な味を堪能します。できれば一人分をじっくり味わってみたい一皿です。
▶︎ 女性も安心!シニア夫婦が薦める「イブスス」の食体験
魚介のパエリア、締めくくりにエスプレッソ

添えられたライムが味の引き立て役。魚介の旨みを楽しめる、香り豊かなパエリアです。
オーダーをして20~30分かかるのですが、ワインとともに前菜をゆっくり味わっていれば、その時間も決して長くは感じません。
時間をかけた分、魚介の旨みがしっかり染み込んだ米。エビも白身魚も貝も、それぞれの個性を保ちながら、ひと皿の中で調和していました。
見た目も鮮やかで、目も楽しませてくれます。
よく「お腹いっぱいでもデザートは別腹」といいますが、Pica South American Kitchenのパエリアもそんな感じで満腹気味のお腹に不思議と収まってしまいます。
最後の締めくくりに選んだのは、エスプレッソ。ウブドではエスプレッソを置いているレストランは珍しいのですが、美味しい料理の後にいただく、しっかりと砂糖を入れた苦くて甘い一杯は、どんなデザートよりも料理の余韻を残してくれました。
この店ではワインを選びたくなる
バリで飲むビンタンビールは格別。レストランによって個性のあるフルーツカクテルも外せない。でもここでは、ワインを選んでいました。
ワインのことは、あまりよくわかりませんが、ラインナップが充実しているようでした。
料理とのペアリングを意識した品揃えに加え、南米料理店らしくチリ産などのワインも選べると、スタッフの方が説明してくれました。
アルコールが苦手な方にもウブド産の自家製ドリンクなど幅広い提案があり、お酒を飲まない夫も楽しい夜を過ごすことができています。
食事だけでなく、店を出て夜風の中を歩いて帰る時間まで含めて、この店の魅力だと感じていました。
帰り道まで考えて楽しむ、夜のウブド
ウブド中心部は治安面ではあまり不安を感じないエリアですが、安心して散歩を楽しむなら、9時ごろまでで、ラヤ・ウブド、モンキーフォレスト、ハノマン、プンゴセカンの北側、ビスマ北側の通りを選んで歩くことをおすすめします。
以上の通りは比較的人通りもありますが、歩道に穴が開いていたり、路面が不安定な場所もあります。特に夜は、足元を確認しながら歩くほうが安心です。
私たちの感覚では、9時ごろまでは極端に暗さを感じることは少なく、中心部であれば懐中電灯がなくても歩けることが多いと感じています。
一方で、それ以外の通りでは灯りが少ない場所もあり、ライトを持っているほうが安心です。民家が多い通りでは、犬が出てくることもあるため注意が必要です。
▶︎ ウブドの治安|夜道・盗難・街歩きで感じたことと、万一犯罪に遭った時の対処
ハノマン通りの雰囲気
Pica South American Kitchenを出てからは、ゴータマ通りを抜けてハノマン通りに出てホテルへ向かいました。運がよければTMDバスに乗り、そうでなければ、夜風を浴びながらのんびり徒歩。
路地のようなゴータマ通りは、可愛いお店が多く、灯りに照らされた店内を見ながら、明日はショッピングに来てみようと思ったりしたものです。
ゴータマの先のハノマン通りの夜は、昼間より少しだけ大人びた表情を見せていました。

ハノマン通りにはシルバーアクセサリーショップが多く、店によって雰囲気や品ぞろえが違うので、眺めながら歩くのも楽しい通りです。
夜のカフェのテラス席では、旅人たちの語らいが続き、ハンドクラフトの店の奥にはランプが灯る。道ゆく人はゆったり寛ぐような足取りです。
夜景というほど派手ではないけれど、この通りの穏やかな熱量に触れているだけでバリ・ウブドの空気に胸が満たされていくのを感じます。
モンキーフォレスト通りの注意点
夜の散歩では、裏通りもですが、モンキーフォレスト前も避けたい場所です。この日も、まだ明るいうちに通るようにしました。
猿の森モンキーフォレスト前は店も早くに閉まる上、街灯も暗く、夜8時以降は歩かない方が無難です。猿が出ていることもあります。
年に一度ドゥダル(羽蟻)が大量に飛び回る時期(雨季の初め)には、道路上を舞うドゥダルを食べようと、モンキーフォレストから出てきた猿の大群に遭遇しました。
虫に抵抗のない夫も、この様子には一瞬固まってしまいました。私はその夫の背中に隠れるように道を急いだ苦い経験が。そういうこともあり、夜はモンキーフォレスト前の道は歩かないようにしています。
TMDバスとGrabの使い方
夜も魅力的なウブド中心部ですが、賑わいのある通りを選び、TMDバスやGrabを上手に使いながら、夜の散歩を楽しむのが安心です。
Grabなどの配車サービスのアプリ登録、TMDバスの利用方法チェックなどは旅行前にしておくと安心です。
ホテルの無料送迎を頼む時には連絡先を携行(スマホにメモ、ホテルビジネスカードを持つなど)すると役に立ちます。
レストランでお酒を飲みすぎたなど、「予想外」の出来事も、徒歩以外の移動手段を知っているだけで、夜の外出はぐっと落ち着いて楽しめます。

いつもは歩くハノマン通りですが、この日は少し疲れていたためTMDを利用しました。
▶︎ ウブドのバス「トランスメトロデワタ(TMD)」完全ガイド
Grabアプリ登録方法:Grabアプリ
Pica South American Kitchenに行く前に知っておきたいこと
実際に利用する前に気になった点を、体験をもとにまとめました。
夜歩きの楽しさも含めて記憶に残る一軒
Pica South American Kitchenは、滞在中の夜に「少しゆっくり食事をしたい」と思ったときに、思い出す一軒でした。
食事と、その前後の夜の時間も含めて、ウブドらしい過ごし方ができる場所です。静かに過ごしたい夜に、ちょうどいい一軒でした。
▶︎ ウブド滞在の備えカテゴリー一覧
▶︎ レストラン・カフェ・ワルン情報(カテゴリトップ)
この記事は、私たち夫婦が実際にウブドを歩き、Pica South American Kitchenを利用した体験をもとにまとめたものです。夜道の感じ方や歩きやすさ、治安への不安には個人差があります。また、営業時間、メニュー、価格、予約方法、交通手段、周辺の明るさや人通りは時期によって変わる場合があります。夜に外出する際は、最新情報を確認し、無理のない時間帯・ルート・移動手段を選んでください。体調や天候に不安がある場合は、徒歩にこだわらず、配車サービスやホテル送迎の利用も検討してください。
ウブドにはこれまで20回近く訪れ、ここ15年ほどは毎年のように3~4週間の長期滞在を重ねてきました。日中だけでなく夜もほとんどを徒歩移動で過ごした経験や感じたことを、このブログでまとめました。



コメント