ウブド滞在の備え

ウブドは安全?|シニア夫婦が歩いて感じた街歩きの注意点とトラブル対処法

ウブドの街歩きは危険?|結論:足元と夜道に注意すれば大丈夫

バリ島ウブドを徒歩で過ごしたいシニア世代・大人のご夫婦に向けて、実際の体験をもとに、安全に街を歩くための考え方と、私たちが実践した具体的な対処法をまとめました。

歩道・交通・犬・夜道・事故時の対応まで、初めての方でも落ち着いて行動できる視点でまとめました。

*本記事は、2025年に滞在した私たちの個人的な体験および公的情報を参考にまとめた一般的な情報です。

こんな悩みを持つ方のための記事です

  • ウブドを歩いて観光・生活したいが、安全面が少し不安

  • 犬や交通事情、夜道について正しい判断基準を知りたい

  • 万一の事故やトラブル時、どう行動すればいいか事前に知っておきたい

この記事でわかること

  • ウブドで安全に歩くための道路事情と具体的な注意点

  • 犬との付き合い方と、狂犬病リスクへの正しい対応

  • 交通事故やトラブル時に落ち着いて動くための実践フロー

  • Police Reportの役割と取得方法、保険請求までの流れ

夕方のウブド中心部。大通りは夜でも明るい一方で、歩道の整備状況は日本ほどではありません。段差や凹凸を確認しながら歩くことが大切です。

ウブドの歩道と道路事情|段差・穴・途切れに注意

ウブドの歩道の特徴と転倒リスク

ウブドの歩道は日本とは違い、歩行者目線での整備が十分ではありません。

高低差が急に変わったり、タイルが欠けていたり、木の根が盛り上がっている場所も多くあります。途中で突然途切れることもあります。

歩道の整備が不備で、よろけそうになったことが何度かありました。夫もカメラに夢中になり、歩道の大きな段差でつまづきそうになっていました。

長く滞在するうち、歩道がない道はもちろんのこと、歩道があっても、常に足元を確認する習慣がつきました。歩きスマホや写真に集中しながらの移動は、ウブドでは特に避けたい行動です。

通りごとに特徴があるので、知っておくだけで、安心感は大きく変わります。

主要な通り別・歩きやすさと注意点

ラヤウブド通り

王宮周辺は歩道が整備されており、徒歩移動もしやすい印象です。ただし東へ進むほど、段差や途切れる区間も増えてきます。

交通量も多いため、「歩きやすい区間」と「注意が必要な区間」が混在している通りです。

モンキーフォレスト通り

ウブドの中では歩道の整備が進んでおり、全体としては歩きやすい通りです。

ただし南端のモンキーフォレスト周辺は、歩道の整備状況がよくなく、猿もよく出ています。日中でも少し注意が必要ですが、夜間は周辺ショップが早く締まり、暗くなるのでこの付近は無理に歩かないようにしています。

ハノマン通り

ハノマン通り。歩道は狭く段差、タイルの割れなどがあります。

歩道は幅が狭く、段差やタイルの割れなど不備が目立ちます。歩きにくいというほどではありませんが、足元への注意はかかせません。私自身も段差に気づかず、よろけそうになったことが何度かあります。

早朝や夜は、歩道で犬が寝ていることもあり、避けながら歩く場面も少なくありません。

ビスマ通り

ビスマ通り、ラヤウブド通りから入るところ。歩道はありません。

歩道はなく、車道の端を歩くことになります。交通量はそれほど多くありませんが、バイクが頻繁に通るため、急に進路を変えないなど、一定の動きで歩くことを頭に置いておく必要があります。

夜は、南にいくほど街灯もショップもが少なく、足元が見えにくくなるため、徒歩での移動はやや注意が必要です。

プンゴセカン通り

プンゴセカン通り、カキアンべーカリー付近。歩道が整備されていないので、注意が必要です。

歩道がある区間とない区間が混在。特に南へ行くほど整備されていません。

途中から歩道がなくなり、そのまま車道を歩く場面もあります。さらに交通量も多いため、ウブド中心部の中では注意度が高い通りです。

ただし慣れてくると歩けないわけではなく、「車の流れを見ながら歩く」感覚が身についてきます。

デヴィシタ通り

デヴィシタ通り。少し歩き辛い歩道です。

レストランや土産物店が並ぶ人気の通りですが、歩道は狭く段差も多いのが特徴です。

さらにバイクの駐車や人の往来などで、歩道をスムーズに歩けない場面もあります。短い通りですが、「足元を見ながらゆっくり歩く」意識が必要です。

歩道の歩きにくさは、ウブドのどこでもあることなので、「足元を見る」「急がない」を意識して歩いています。慣れればそれほど不安ではなくなりました。

夕方〜夜のウブドを歩くときの注意点|治安より“視認性”

夕方から夜にかけての街歩きで、いちばん注意したいのは 視認性の悪さ です。ウブドは街灯があっても、日本のように歩道全体が均一に照らされているわけではありません。

ライトがあると安心

歩道には小さな穴や段差が多く、暗くなると足元が見えにくくなります。私たちは、急場しのぎとしてスマートフォンの灯りを使うこともありますが、照射範囲が限られ、歩き続けるには少し心許なく感じる場面がありました。

その点、コンパクトな懐中電灯(LEDライト)をひとつ持っていると、安心感が大きく違います。
足元を広く照らせるため、段差や路面状況が分かりやすく、特に二人連れの場合は、一人が足元を照らし、もう一人が周囲を確認できるのも助かりました。

ハノマン通りやビスマ通りも、南へ進むと急に街灯が減り、人通りが少なくなります。治安が特別に悪いわけではありませんが、暗さに慣れていない方にとっては、少し心細く感じるかもしれません。

モンキーフォレスト前の通りは注意が必要です。この周辺はレストランや店が早めに閉まり、日没後は暗くなりがちです。猿が道に出ていることもあるため、私たちは日が落ちてから歩くことは避けています。

夜の街歩きで私たちが避けている行動

  • 夜は無理に細い道を歩かない、脇道に入らない
  • できるだけ明るい大通りを選ぶ

この2点を意識して行動しています。少し遠回りになっても、明るさと人の気配がある道を選ぶほうが、夜の街歩きはずっと安心と感じます。

ウブドでの道路横断|安全に渡るコツ

横断歩道が少ないウブド

もともと横断歩道はほとんどありません。あったとしても車が止まるとは限りません。横断は車が来ない時を見計らって渡ることになります。

極端にスピードを出している車はほとんど見ませんし、観光地ということもあって、地元民が運転する車は歩行者に注意を向けてくれています。

私たちは、手を挙げて渡る意思を示し、運転者と目を合わせながら、相手に気づいてもらったことを確認して横断するようにしていました。

モンキーフォレスト通り。車はスピードが出ていないので、手を上げ意思表示をすれば大抵止まってくれます。バイクは要注意。

横断の3ポイント

  • 車の流れが切れるときを焦らず待つ
  • ドライバーと目を合わせ、軽く手を挙げ、横断の意思を示す
  • 小走りせず、ゆっくり・一定のスピードで渡る

ウブドでは、急に走り出すと逆に危険です。ドライバーは歩行者の動きの予測を前提に運転しています。

ウブドの犬と狂犬病|怖がりすぎず、近づかない

昼間はあまりみかけませんが、早朝や夜間は犬をよく見かけます。少し郊外の村に行くと昼間も犬が通行人を追ってくることがあります。

日本のように気軽に近寄って触ることはおすすめできません。

ウブドで見かける犬の特徴

ウブドには、放し飼いの犬や野良犬、ホテルのペットなど、さまざまな犬がいます。基本的に人と共存していますが、飼い犬・野犬の区別がつきにくく、健康状態も見た目では判断できません。

多くは穏やかですが、縄張り意識が強い犬は、こちらが急に近づくことで警戒して吠えたり、場合によっては攻撃的な反応を見せることがあります。

特に意識しておきたいのが、時間帯による違いです。

早朝と夜は犬の活動が増える

民家の多い小道では、夜や早朝に犬が自由に歩いていることがあります。ハノマン通りやビスマ通りでは、夜になると歩道で寝そべる犬をよく見かけます。

早朝の散歩では、必ずといっていいほど犬に遭遇します。数匹に吠えられて驚いたこともありました。犬好きな夫も、ウブドでは近づかないようにしています。

何度そのような場面にあってもなかなか慣れることができませが、犬に出会った時は、必ず「遠巻きに通る・急に走らない」ことを徹底。そうすることで、これまでトラブルにあったことは一度もありません。

狂犬病について最低限知っておくこと

インドネシア全土で注意は必要ですが、必要以上に怖がる必要はありません。大切なのは、「触らない・近づかない・食べ物を見せない」ことを意識し「噛まれないこと」です。

万が一噛まれたときは最初の対応が最も重です。

詳細な対応は、以下の記事でまとめています。
▶︎ 犬に噛まれたときの対処フロー|最初の対応がすべてを左右する

*この内容は筆者の体験および一般的な情報をもとにまとめています。症状や対応については、必ず現地の医師・医療機関の指示に従ってください。

交通事故・ケガのときの対応|まずホテルと保険会社へ

ウブドの交通は日本よりも混雑しており、車よりバイクの割合が高く、視界の死角も多い環境です。歩行中の事故は非常に稀ですが、知識があるかどうかで冷静さが変わります。

ウブドで交通事故による怪我をした場合のポイントです。

  • 症状が軽くても、後から痛みが出ることがあるので、できるだけ受診をおすすめします。
  • 現場で加害者と直接交渉しない
    必ず第三者(滞在ホテルなど)を介入させるとトラブルを避けられます。

軽い接触のとき(バイクとの接触など)

  1. その場で無理に動かず、安全な場所に移動する
  2. けがの有無を確認する
  3. ホテルに連絡し、スタッフに対応を手伝ってもらう
  4. 必要であれば病院へ
  5. 旅行保険に連絡する

ホテルスタッフは、こうした場面で非常に頼りになり、英語やインドネシア語での説明を手伝ってくれます。

ケガを伴うとき

  • 無理に立ち上がらない
  • 周囲の人に助けを求める(バリの人は本当に親身です)
  • 救急搬送が必要な場合は、ホテルや保険会社の緊急デスクに連絡

ウブドには外国人向けの病院が複数あります。私たちも過去に診察を受けたことがありますが、清潔で対応は丁寧でした。

警察への報告が必要なケース

大きな事故の場合は報告が必要になることがありますが、ホテルスタッフや保険会社が案内してくれます。旅行者だけで完結しなくても大丈夫です。

保険を請求する場合は事故の証明に Police Report が必要になります。

犬に噛まれた、交通事故に遭ったなどの時、24時間日本語対応のサポートがある海外旅行保険についてはこちらの記事を参考にしてください。
▶︎ アシスタンスサービス付き海外旅行保険

実体験|バイクとの接触事故で助けられたこと

観光中にバイクとの軽い接触事故に遭ったことがあります。すぐに滞在中のホテル(テガルサリ)に連絡をし、相手との英語でのコミュニケーションもスムーズに助けてもらえました。

怪我は擦り傷程度でしたが、念のため病院(BIMC Ubud)へ。病院は保険請求にも慣れていましたし、ホテルスタッフのおかげで病院でもスムースな処置を受けることができました。

警察署でのPolice Report取得もスタッフ同行で安心して手続きができ、保険請求にスムーズにつながりました。

大きな事故ではありませんでしたが、すぐに滞在ホテルに連絡することなど、事前の知識があったことで冷静に対応できたと思います。またホテルへの連絡の際、ビジネスカードを携行していたことが役立ちました。

今回のような場面で、すぐに相談できる滞在先があったことは大きな安心材料でした。
▶︎ シニア夫婦のためのウブド長期滞在ガイド|テガルサリが“暮らす宿”に選ばれる7つの理由
街歩きや観光途中にトラブルにあった時、事故の対応や病院紹介など、頼りになるのが滞在先のホテルです。スマホに連絡先を入れると同時に、周りの人に連絡を頼む場合を考えて、ホテルのビジネスカードの携行をおすすめします。

Police Report(ポリスレポート)とは?|保険請求に必要な理由

Police Report は、インドネシア警察が発行する 「公式の証明書」 で、事故・盗難・紛失・犬に噛まれた際の保険請求にほぼ必須です。

発行は、ウブドならPolsek Ubud(ウブド警察署)です。
ウブド警察署:電話(+62 361 975316)
グーグル地図

主に必要になるケース

  • 交通事故
  • 犬に噛まれた
  • スマホ・バッグの盗難
  • パスポート紛失

手続きの流れ(所要3060分。)

  1. 警察署で「Police Report, please」と伝える
  2. 状況説明
  3. 内容を記録
  4. 書類作成 サイン

必要書類と費用の目安

  • パスポートまたはコピー
  • ホテルの宿泊証明
  • トラブル内容の説明
  • 写真があればより良い

費用は 公式には無料(コピー代としてRp20,000Rp50,000

事故やトラブル時に備え、アシスタンス付き海外旅行保険についてはこちらも参考にしてください。
▶︎ アシスタンスサービス付き海外旅行保険

シニア夫婦が感じた「ウブドを安全に歩くコツ」 & よくある質問

  • 無理な横断をしない
  • 足元の段差や穴に注意
  • 夜はライトを携帯
  • 犬に近寄らない
  • トラブル時はホテル+保険会社へ
  • Police Report を早めに取得すると安心
  • Q.ウブドの道路は危なくありませんか?
    A.横断のコツや歩道の注意点を押さえれば安心して歩けます。
  • Q.夜の散歩はしても大丈夫?
    A.基本的には安全ですが、足元が暗いのでライトを携帯すると安心です。暗い住宅街より大通りがおすすめです。治安は悪くありません。
  • Q.ウブドの犬は危険ですか?
    A.ほとんどは人に無関心ですが、触らない・近寄らないのが鉄則。噛まれた場合は狂犬病のリスクはゼロではないので、素早い対処と受診が必要です。
  • Q.交通事故に遭ったらどうすればいい?
    A.まず安全な場所へ移動し、ホテルへ連絡し警察やホテルへの対応をしてもらう。保険のため Police Report を取得します。
  • Q.Police Report は面倒ですか?
    A.
    手続きは3060分ほどで簡単です。ホテルスタッフが同行してくれることも多く、保険請求に非常に役立ちます。

これらのポイントを事前に知っておくだけで、ウブドでの街歩きは不安から「安心」へと変わります。万一の際は、無理に一人で判断せず、滞在ホテルや保険会社のサポートを頼ることが大切です。

万一に備えて、海外での安全対策や健康に関する情報は、外務省厚生労働省検疫所 FORTHなどの公的情報もあわせて確認しておくと安心です。
▶︎ 外務省海外安全ページ
▶︎ 厚生労働省検疫所(FORTH)|狂犬病に関する情報
▶︎ 在デンパサール日本国総領事館|安全情報

安心は、ウブドを自由に歩くための土台

安全への配慮は、不安を煽るためのものではなく、ウブドをもっと自由に、心豊かに歩くための土台です。

安心が確保されると、街の細い路地の光、田園の匂い、夕暮れの風──これらがより鮮明に心に届きます。

シニア世代になってわかったのは、「旅の質は、安心感によって決まる」ということ。本記事があなたの安心して歩けるウブドの一助となれば幸いです。

ウブド滞在では、治安、移動・お金・体調・トイレ事情なども、事前に知っておくと安心です。これらを個別に整理した概略記事もあります。
▶︎ シニア世代のためのバリ島・ウブド トラブル対策 概略ガイド

本記事は、私たちの個人的な体験および公的情報を参考にまとめた一般的な情報です。
個別のケースに対する保証や、医療・法的・専門的なアドバイスを行うものではありません。
実際の対応や判断にあたっては、必ず医療機関、保険会社、カード会社、在外公館などの最新の公式情報・指示を優先してください。

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