ウブドで暮らす

60代夫婦のウブド1か月滞在費|実際にかかった金額を公開します。

ウブドで長期滞在を考えている方は、旅行のパンフレットには載っていない、生活としての費用が気になりますよね。

私たちも20年ほどまえ、長期滞在を検討したとき、宿泊費や食費を一つずつ書き出し、ひと月の合計がだいたいどのくらいになるのかを確かめました。

あれから物価も上がっていますが、最初に計算したことを土台に調整しています。

この記事では、ウブドで1か月前後の長期滞在を考えているシニア世代・大人のご夫婦に向けて、私たち夫婦が実際にかかった滞在費の内訳をまとめました。原則として「1部屋を夫婦2人で利用した場合の合計」を基準にしています。

宿泊費、食費、交通費を中心に、ヴィラやゲストハウスなど宿の選び方によって金額がどう変わるかも含めて紹介します。

観光を詰め込む旅行ではなく、食事をし、洗濯をし、街を歩きながら暮らすように滞在した場合、どれくらいの費用がかかるのか。私たちの実体験をもとに、現実的な目安としてまとめています。

本記事の金額は、私たちの滞在経験と2026年7月時点の情報をもとにしたおおよその目安です。為替レート、物価、宿泊料金、交通費などは時期や利用条件によって変わるため、予約・利用前に最新情報をご確認ください。
少し詳しく:ウブド郊外で、ヤシの木が並び、緑の田んぼが広がっている様子。

遠出をしなくても、郊外には、シニアにも無理なく散策できる場所があります。

なぜ「1か月滞在」を基準に費用を解説しているのか

初めて長期滞在を検討するシニア世代にとって、1か月という期間は、生活の実感と費用感をつかみやすい目安だと感じています。

そのため、本記事では、ウブドに1か月前後滞在するケースを基準に、費用の目安をまとめています。

■1か月程度滞在して、初めて現実的に見えてくる
食事のペース、移動の頻度、疲れ方、お金の使い方など、実際の生活のリズムが見えてきます。

ビザの種類や手続きが比較的シンプル
滞在日数が30日を超える場合は、ビザの延長や種類の確認が必要になることがあります。

【関連記事】滞在可能日数やビザの選び方については、別記事で詳しくまとめています。
▶︎ ビザは入国日から出国日までの日数で考える

ウブド長期滞在の宿泊費目安|1部屋・夫婦2人利用

ウブドの宿泊費は、1部屋単位の料金(2名利用)が基本です。以下はすべて、夫婦2人で1か月滞在した場合の目安になります。

宿泊費は、ウブド長期滞在の総額を大きく左右する最も重要な項目です。どんな宿泊スタイルを選ぶかによって、1か月の費用も快適さも大きく変わります。

ここでは、私たちが実際に利用してきた宿を含め、シニア世代が選びやすい代表的な価格帯を紹介します。

ゲストハウス・ホームステイの費用目安(1か月)

1か月: 約6〜9万円(1部屋・2名)1泊 約250,000ルピア/約2,500円・1部屋

1週間以上、または1か月単位で滞在すると、長期割引が適用されることが多い価格帯です。

価格を抑えた宿では、設備が必要最低限で、エアコンがなく扇風機のみだったり、温水シャワーがない場合もあります。宿ごとの差が大きいため、事前に設備内容をよく確認することが重要です。

私たちが滞在したこのタイプは、オーナー家族と同じ敷地内に暮らすスタイルでした。宗教儀式や日常生活を垣間見る機会があり、ホテルでは味わえない“生活感”を体験でき、より現地生活に近い滞在となりました。

しかし、20年ほど前のことでしたから、エアコンがなく扇風機で寝苦しい夜を過ごしました。

中級ホテルの費用目安|テガルサリなど(1か月)

1か月: 約15〜24万円(1部屋・2名)1泊 約500,000〜800,000ルピア/1部屋

エアコン・温水シャワー完備で、シニア世代でも無理なく快適に過ごせる価格帯です。設備やサービスの水準が高く、「価格以上の満足感」を得られる宿も多くあります。

一方で、バスタブがない、お湯の出が安定しない、といった違いもあるため、口コミや設備情報の確認をしておくと安心です。

私たちが1か月滞在で選んでいるのも、この価格帯のホテル、テガルサリです。
テガルサリは、別のホテルに泊まっているときに見学し、立地や部屋の設備を実際に確認してから長期滞在の宿に選びました。

15年ほど前に利用し始めた頃は1泊約600,000ルピアでした。部屋タイプや時期によりますが、現在も長期滞在では比較的利用しやすい価格帯です。

【関連記事】
私たちが10年近く滞在を続けている中級ホテル「テガルサリ」 は、長く滞在する上での設備が揃っています。
▶︎ テガルサリ|暮らすように過ごせる理由と実際の使い勝手
テガルサリは見学して気滞在を決めましたが、口コミやネットの写真ではわからないことを確認でき、良い経験になりました。
▶︎
ウブドのホテル見学でわかったこと|写真だけでは見えない長期滞在の宿選び

ヴィラ滞在の費用目安(1か月)

1か月: 約45万円以上(1棟・2名)1泊 約1,500,000ルピア〜

プライベート感が高く、静かな環境で過ごせるのが魅力です。キッチンやダイニング、専用プールのある部屋もあり、ホテルとは違った滞在ができます。

特別な滞在や、ゆっくり過ごしたい期間には魅力的ですが、1か月となると費用はかなり大きくなります。

私たちも短い滞在ではプール付きのビラを利用したことがあります。中には、買い物や食事にも便利で、1か月でも暮らしやすそうだと感じたヴィラもありました。

ただ、長期滞在となると、私たちの場合は費用とのバランスが合わず、選択肢から外しました。

【関連記事】長い滞在を快適にする宿選びには、いくつかのポイントがあります。私たちの体験からまとめた、こちらの記事も参考になります。
▶︎ ウブドで1か月暮らせる宿|立地・静けさ・水回りで失敗しない選び方

ウブド長期滞在の生活費目安|夫婦2人・1か月の実感ベース

主な生活費は、必須順に、食費、ランドリー、交通費、観光費、雑費などです。

食費|外食前提

食費は、ローカル食堂中心か、観光客向けレストラン中心かで差が出ます。

  • ローカル中心:(2人分)約5〜6万円
  • カフェ・レストラン併用:(2人分)約8万円前後

これには、スーパーやベーカリーで買うカップ麺やパンも含みます。

私たち夫婦の場合は、朝はレストランだけでなく、スーパー・ベーカリーも活用し、昼はローカルワルン、夜はカフェ・レストランという組み合わせで、2人合計で月8万円前後に収まるようにしていました。それで十分に「食」に関しては楽しめました。

【関連記事】
ウブドのレストランやワルンの価格の目安はこちらの記事が参考になります。
▶︎ テガルサリ周辺のレストラン|体調・食欲に合わせた店の使い分け
▶︎ ウブドのローカル食堂|60代の私たちがワルンを選ぶときに見るところ
長期滞在ではスーパーや市場で果物を買って部屋で食べることも増えます。南国ならではの果物は、私たちにとって滞在中の楽しみのひとつです。
▶︎ ウブドで実際に食べた南国フルーツと旬の楽しみ

ランドリー|長期滞在では必須

ウブドでは湿度が高く、洗濯物が乾きにくい日もあります。そのため、長期滞在ではランドリー利用を考えておくと安心です。

街のランドリーは比較的安く、2人分でも1か月3,000円前後で利用できることがあります。ホテルのランドリーは宿によって料金差が大きいため、街ランドリーと使い分けるのも一つの方法です。

私たちが長期滞在で利用しているテガルサリは、ホテル内のランドリー料金が比較的安く、2人分で1か月10,000円前後。毎回洗濯物を店舗まで持って行く必要がないため、長期滞在ではこの手軽さも大きなメリットだと感じています。

【関連記事】どれくらいの量を出した時の費用か、仕上がり具合、使い方、ホテルとの比較などをまとめています。
▶︎ ウブドの洗濯事情|ホテルと街ランドリーの使い分け方

交通費目安|徒歩・Grab・TMDを使った場合

ウブド中心部に滞在すれば、徒歩を中心に、TMDバスやGrabを組み合わせれば、生活しやすくなります。

  • バス(TMD):1回 約40円(運行状況や料金は変更される場合があります。)
  • Grab/Gojek:短距離 100円台〜

1か月の交通費目安(2人分):約2,000円

ウブド中心部は、基本的に徒歩で回れるので、交通費をかなり抑えることもできます。実際、私たちも数年前まではそうでした。

日常はほぼ徒歩+TMDバス。ウブド内であれば、ホテルの無料送迎サービスも積極的に活用しています。2025年のウブド滞在では、TMDバスにずいぶん助けられました。

【関連記事】徒歩やGrabに加えて、TMDバスも選択肢に入れると、ウブドでの移動費を抑えやすくなります。
詳しい乗り方や停留所については、別記事でまとめています。
▶︎ ウブドのバス「トランスメトロデワタ(TMD)」完全ガイド

雑費、観光|人によって大きく変わる

私たちの場合、シャンプー類はホテル備え付けで十分でしたし、日用品で購入するものはほとんどありません。

楽しみにしている舞踊鑑賞は、2人で一回2,000円。カーチャーターを使っての観光は1台6,000〜7,000円。

私たちの場合、雑費・観光の費用は(2人分):約15,000円ほどでした。

過ごし方によっては、ほとんど使わないこともあります。

ウブド1か月の総費用目安|私たち夫婦の場合

生活費(宿泊費を除く・夫婦2人分)

生活費:約10万円前後/月(2人分)

・食費+ランドリー:約83,000円
誰でも必ず必要となるもの(食費は、どんな店を使うかで変わります)

・交通費+雑費:約17,000円
人によっては抑えられるもの

夫婦・1か月の総額目安(生活費+宿泊費)|宿泊タイプ別

ウブドで夫婦2人・1か月滞在した場合の目安です。宿泊費は立地やシーズンにより幅がありますが、生活費はあまり変わりません。

生活費は外食中心・自炊なしを想定した目安です。滞在スタイルによって増減します。あくまで目安ですが、私たちの実体験では大きな差は出にくい印象でした。

宿のタイプ 宿泊費 生活費 合計(月額)
ゲストハウス 6〜9万円 約10万円 約16〜19万円
中級ホテル 15〜24万円 約10万円 約25〜34万円
ヴィラ 45万円〜 約10万円 約55万円〜

ウブドに1か月、単身で滞在した場合の総額目安(参考)

参考までに、1人の場合もまとめました。

バリ島の宿泊料金は「ルームチャージ制」が基本のため、1人で泊まっても2人で泊まっても、部屋の料金は変わりません。
*多くの宿では2名までが基本料金で、3人目以降はエキストラベッド代が加算されます。

したがって、夫婦2人と単身で費用に差が出るのは、主に生活費の部分になります。

宿のタイプ 宿泊費 生活費 合計(月額)
ゲストハウス 6〜9万円 約5万円 約11〜14万円
中級ホテル 15〜24万円 約5万円 約20〜29万円
ヴィラ 45万円〜 約5万円 約50万円〜

Q&A|ウブド1か月長期滞在の費用でよくある質問

ここでは、実際にウブドで長期滞在を考えたときに、多くの方が気になる「お金について」の疑問を、私たちの体験をもとにまとめています。

Q. 年金世代でも、ウブドで1か月滞在は現実的ですか?
A. はい。宿泊費を「1部屋・2名利用」で考え、日常の移動や食事を生活ベースに整えれば、私たちは月25〜30万円前後で滞在しました。観光を詰め込みすぎないことが、費用面でも体力面でも続けやすさにつながっています。

ただし、宿泊費や為替、食事の選び方によって差が出るため、自分たちの予算に合わせて考えることが大切です。

Q. 毎日外食になりますか?自炊は必要?
A. 基本は外食中心でも問題ありません。ローカルワルンやベーカリー、スーパーを組み合わせれば、自炊をしなくても食費は抑えられます。キッチン付き宿を必須条件にする必要はありません。

Q. 物価上昇の影響は大きいですか?
A. 円安や物価上昇の影響はありますが、ローカル食堂や公共交通(TMD)を使うことで、体感的な負担は調整可能です。宿泊費の占める割合が最も大きいため、宿選びが全体費用を左右します。

Q. 医療費や保険は、生活費に含めて考えるべき?
A. 日常的な生活費には含めず、別枠で海外旅行保険を準備するのがおすすめです。保険料は年齢、補償内容、持病の有無、保険会社によって大きく変わります。1か月前後の滞在でも、必ず自分たちの条件で見積もりを確認することをおすすめします。

【関連記事】私たちも、ウブドでの長期滞在を重ねる中で「保険は別枠で考える」ようになりました。海外旅行保険の考え方や選び方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶︎ バリ・ウブド長期滞在の海外旅行保険|シニア夫婦が考える選び方と使い方

ウブド長期滞在の費用は「1か月」で考えると判断しやすい

私たちも最初は「本当にできるのだろうか」と半信半疑でした。けれど、数字を分けて整理してみると、特別なことではないとわかりました。

ウブドの長期滞在費用は、

  • 1部屋単位で考える宿泊費
  • 人数で差が出る生活費

を分けて整理すると、現実が見えやすくなります。そして、1か月という期間は「生活として成り立つか」を判断するのにちょうどよい長さであり、特別な贅沢ではなく、生活として続けられる選択肢でもあります。

1か月を基準に、2か月なら2倍、2週間なら半分くらいが目安になります。

費用は「その滞在を負担を感じずに続けられるか」で考えることが大切です。

【関連記事】長期滞在で気になる体調不良や治安をはじめ、困った時のホテル活用までこちらにまとめています。
▶︎ ウブド滞在の備え」カテゴリー一覧

【関連記事】ウブドで長期滞在を考え始めたかたは、可能かどうかから、実際の準備全体をテーマごとにまとめた記事もあります。
▶︎ 「ウブドで暮らすカテゴリー」一覧


15年ほど前から実際に長期滞在を始めましたが、事前に試算できたのは、30年ほど繰り返してきたバリ旅の経験が大きかったと感じています。

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