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シニア世代が実体験で選ぶ!ウブドのローカル料理店 カフェワヤン、サンサンワルン、ビアビア、パセダン

バリ島ウブドで「本当に安心して食べられるローカル料理」を探すのは、シニア世代にとって意外に大きな課題かもしれません。

私たち夫婦は、長期滞在の中で何度も足を運んでみて、ここなら「清潔、体に優しい、価格、対応」などで安心して通えるお店を見つけることができました。

ここでは、シニアでも無理なく楽しめる飲食店4軒を、実体験をもとにわかりやすくお伝えします。

老舗のカフェワヤン、家庭的な温かさのサンサンワルン、ローカル料理を気軽に楽しめるワルン・ビアビア、驚くほど安く味わえるパセダン。

初めての方でもトライしやすい注文ポイントや、お店独自の温かな接客エピソードも豊富にご紹介。旅行の安心と食の楽しみを両立できる本気のおすすめガイドです。

バリの代表的ローカルご飯|ナシチャンプル

ナシチャンプル(Nasi Campurは、バリをはじめインドネシア全土で愛されている定番料理です。

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「ナシ」はご飯、「チャンプル」は混ぜるという意味で、その名の通り、ご飯に数種類のおかずを盛り合わせた一皿

おかずは日によって異なり、バリエーションは「揚げ魚や鶏肉の煮込み」、「テンペや豆腐の炒め物」、「野菜のサンバル和え」、「ピーナッツや卵料理」、「サテやミーゴレン」 など無限。

ワルン(食堂)では自分でおかずを選べることが多く、「今日はどんな組み合わせにしようかな」と考えるのも楽しみ。必ずついてくる辛いサンバルは調整してもらえます。

私たち夫婦は、観光客向けのレストランで食べたナシチャンプルが気に入り、思い切ってローカルワルンでも試してみました。

価格はRp15,00040,000150400円)程度と手頃で、シニア世代の長期滞在者には嬉しく、私たちもよく食べるようになりました。

味は素朴で美味しく、混ぜご飯を食べる日本人にとって、親しみのある料理だと思います。

今回ご紹介したお店にはどこもナシチャンプルがあります。「カフェワヤン」のようなレストランでは観光客向けに洗練されていますし、地元民がいく「パセダン」は家庭料理そのままという感じです。でも美味しさには変わりがありません。

カフェワヤン|サンデーナイトビュッフェの魅力

老舗ならではの安心感

ウブド中心部、モンキーフォレスト通り沿いにある「カフェワヤン(Cafe Wayan)」は、30年以上続く老舗。バリを訪れる旅行者なら誰もが一度は耳にする有名店です。

庭園に囲まれた広い店内は落ち着いた雰囲気で、料理の清潔さやスタッフの対応の良さにも定評があります。

シニア世代にとって「清潔で安心して食べられるかどうか」は特に重要。私たち夫婦も最初の訪問時、テーブルや食器がきちんと整えられ、スタッフが笑顔で案内してくれる様子に安心しました。

サンデーナイトビュッフェ

おすすめは、毎週日曜日19時から始まる「サンデーナイトビュッフェ」

バリ料理を中心に、肉・魚・野菜がバランスよく揃った食べ放題で、価格はRp150,000〜200,000(約1,500〜2,000円/1人)。豪華さを考えると十分に手頃です。

バリの現地食といえば、ナシゴレンやミーゴレン。でもそれ以外のものも食べてみたいと思って出かけたのが、日曜夜のビュッフェです。

ナシチャンプルの種々のおかずに加えて、ルンピア、サテ、バビグリン風ロースト、野菜料理、、香辛料を効かせたスープなどがありました。

なんといっても自分で量を調節しながら選べるので、シニア夫婦でも安心して色々試せます。「辛いのが苦手」と伝えると、マイルドな料理を勧めてくれる心遣いもありました。

ここでの経験で、ローカルワルンに行った時、何を選べばいいかがわかったのが大収穫でした。

また、なかなか食べられるお店がないバリのお菓子。ここではビュッフェでも通常でも何種類もあり、さすが老舗ワルンだと思いました。

通常メニューも手頃

意外だったのは、普段のメニューが思っていたより高くなかったことです。

  • ナシゴレン:Rp70,000〜80,000(約700〜800円)

  • ミーゴレン:Rp70,000〜80,000(約700〜800円)

  • サテ・アヤム:Rp90,000前後(約900円)

  • フルーツジュース:Rp40,000〜50,000(約400〜500円)

メニューがインターナショナルで豊富

観光地の有名レストランでありながら、日本のカフェ感覚で気軽に利用できる価格帯。しかも、インターナショナルな料理が豊富で、私たちもビュッフェだけでなく、軽いランチやお茶の時間にもよく立ち寄るようになりました。

夫婦ですと食べたいものが異なることもありますが、カフェワヤンでは、私がインドネシアン料理、夫がバーガーというチョイスができます。お互い気を使わずに好きなものを選んで食べられる、長期滞在夫婦にとって貴重なレストランでした。

ベーカリーも併設しているためデザートの種類が豊富です。素朴なバリの菓子があることも嬉しいポイントです。

サンサンワルン|気軽に通える家庭的なワルン

豊富なローカル料理

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サンサンワルン(Sun Sun Warung)」は、家庭的な雰囲気と現地の食卓そのままのメニュー、多彩な副菜が魅力のワルン。お店も民家の一角で、現地の人の生活が感じられます。

写真付きのメニューを前に迷っていると、おすすめ料理などをフレンドリーなスタッフが丁寧に説明してくれ、初めての来店時も数あるメニューのなかからスムースに選ぶことができました。

ナシチャンプルやサテのほか、ピーナッツ副菜や揚げナスのスパイス炒め、スープなど、幅広く選べ、盛り付けも美しく、ワルンの域を超えていると思いました。

”パリパリ”と評判のコーンフリッターは、ほんとうにその通りで、このためにサンサンワルンのナシチャンプルを食べに来る人もいるそうです。

店内は清潔で、スタッフもフレンドリー。初めてローカルワルンに挑戦する人でも安心して入れる雰囲気です。

主な価格帯

  • ナシチャンプル:Rp40,000〜60,000(約400〜600円)

  • サテ・アヤム:Rp50,000(約500円)

  • 揚げナスのスパイス炒め:Rp30,000(約300円)

  • ピーナッツ副菜:Rp25,000(約250円)

  • スープ:Rp20,000(約200円)

  • アイスティー:Rp15,000(約150円)

観光客価格ではあるものの、衛生面やサービスを考えれば納得。日本の定食屋さん感覚で安心できます。

ワルン・ビアビア|ローカル料理を多彩に味わう人気店

にぎやかでアットホームな雰囲気

いつも観光客で賑わっている「ワルン・ビアビア(Warung Biah Biah」。旅行者同士が隣り合って情報交換する姿もよく見かけます。

一皿の量が少なめで、何種類もオーダーできることと、観光客に合わせたマイルドな味付けが魅力です。

散歩途中に小腹がすいた時などは、ナシチャンプルのおかずだけが単品で選べるのが嬉しく、よくいきました。通りに面したカウンター席があるので、スープだけとか、ビールとおつまみだけといった利用が気兼ねなくできます。

ローカルな味を気兼ねなくちょっとだけ……ということができる貴重なお店です。また日本語メニューがあるのも嬉しいポイント。

主な価格帯

  • ナシチャンプル:Rp25,00035,000(約250350円)
  • サテ:Rp25,00030,000(約250300円)
  • 揚げ春巻き(ルンピア):Rp20,000(約200円)
  • テンペ料理:Rp15,000(約150円)
  • ビンタンビール小瓶:Rp30,000(約300円)
  • ビンタンビール大瓶:Rp45,000(約450円)

写真入りメニューもあり、ローカル食を、レストランではないところで試してみたいという方におすすめのワルンです。

私たちの体験

長年何度もウブドを訪れてきて、毎回到着した最初の食事はローカル食を食べたくなります。でも長いフライトで疲れているので、たくさんは食べられません。

そんな時ありがたい存在がワルン・ビアビア。おかずを少量づつとライスを注文し自分たちだけのナシチャンプルに。それにソトアヤム(鶏と春雨のスープ)を合わせて、夫とシェアします。

ワルン・ビアビアの料理を前にすると、これからウブドでの旅が始まると実感できるのです。

パセダン|ナシチャンプルの奥深さ

素朴でローカルな魅力

パセダン(Pasedan Warung)」は、観光客向けの華やかさとは無縁の、素朴なローカル食堂

魅力は、やはりシンプルで安いナシチャンプル。白いご飯に、店先に並んだ数種類のおかずから好きなものを選んで盛り付けてもらうスタイルです。

揚げ魚やテンペの炒め物、煮込み料理、青菜の炒め物、味付けゆで卵など、内容は日によって変わります。辛いサンバルは量を調節してもらえます。

しばらく前に改装し綺麗な店構えに。おかずを選んでくれる時は手に手袋をして、衛生にも気を配っています。

「ブンスク(持ち帰り)」というと、ご飯に全種類のおかずをのせて、紙に包んで持たせてくれます。つくねをレモングラスの茎に巻き付けて焼いた”サテリリ”が香ばしくておすすめ。かならず入れてもらうようにしています。

驚きの低価格

現地の人にも人気で、現地価格。あまりに安いので味はどうなんだろうと思ってしまいましたが、カフェワヤンにも負けない美味しさで2度びっくり。

ホテルのスタッフに「パセダン」に行ったと話すと、「私たちも行くんです。美味しいですよね。」と嬉しそうに返してくれました。

  • ナシチャンプル:Rp15,000〜25,000(約150〜250円)

  • 飲み物:Rp8,000〜10,000(約80〜100円)

シニアにやさしい言葉かけ

観光客だとわかると、「辛いのはOK?」と聞いてくれました。「ちょっとだけ」というと、笑いながらサンバルを少なめに。次に行った時は、顔を覚えていてくれて、「辛いのは少しね」と言ってくれ、こうしたやりとりができるのも、長期滞在ならではです。


シニアが安心して食べられる条件

衛生管理がしっかりしていて明るく清潔、辛さや味付けの相談がしやすい、混み合いすぎず落ち着ける、価格が明快で納得できる、お店の人が親身で丁寧──そんな環境が揃えばはじめてのバリごはんも安心です。

サンプルメニューや写真表示があれば、言葉に自信がなくても注文しやすいのでおすすめです。


まとめ|ウブドで広がる食の楽しみ

「カフェワヤンの安定感あるビュッフェ」「サンサンワルンの温もりある定食」「ビアビアのローカル食を少しづつ試せる気やすさ」「パセダンの驚きの安さ」を中心に、現地でシニア夫婦が納得できたお店やエピソードを詳しくご紹介しました。

安心・安全を第一に、無理せず現地の食を楽しめば、ウブドの滞在はグッと充実したものになります。

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