ウブドでローカルごはんを食べてみたいけれど、衛生面や辛さ、お腹への影響が心配。そんな方は、きっと多いと思います。
ウブドには、地元の人が通う小さなワルンから、旅行者でも入りやすい老舗レストランまで、ローカル料理を楽しめるお店がたくさんあります。
この記事では、私たち夫婦が実際に利用した中から、入りやすさ、清潔感、味のやさしさ、価格のバランスをもとに、初めてでも試しやすいローカルごはんのお店を紹介します。
いきなり地元向けのワルンに入るのが不安な方も、「どんなお店なら入りやすいか」という視点で読んでいただければと思います。
*記事内の情報は2026年4月時点のものです。営業時間、価格、メニューなどは変わる場合がありますので、最新情報は各公式サイトやGoogleマップなどで確認してください。
ウブドでローカルごはんを食べてみたいけれど、衛生面や辛さ、お腹への影響が心配。長いフライトで到着した最初の食事ほど、いきなり地元向けのワルンに飛び込むのはためらってしまうものです。僕たち夫婦も最初はそうでした。観光客向けのレストランで食べたナシチャンプルが気に入って、思い切ってローカルワルンでも試してみたところから、少しずつお店が増えていきました。
この記事では、僕たち夫婦が実際に利用した中から、入りやすさ、清潔感、味のやさしさ、価格のバランスをもとに、初めてでも試しやすいローカルごはんのお店を紹介します。洗練された老舗のカフェワヤンから、地元の人が通う素朴なパセダンまで、価格はRp15,000~40,000(150~400円)程度と手頃なものばかり。「どんなお店なら入りやすいか」という視点で読んでいただければと思います。
この地図は、ウブド中心部からモンキーフォレスト周辺にある、紹介しているローカル飲食店の位置関係を示しています。いずれも徒歩で回れる範囲にあり、観光客向けの喧騒から少し離れた、落ち着いて食事がしやすいエリアです。

シニア世代でも徒歩で回りやすい、ローカル飲食店の位置関係
▶︎ Googleマップでウブド中心部を確認する:ウブド中心部地図
小さな路地にあるワルンは、看板が目立たなかったり、初めてだと入口を見落としたりすることがあります。Googleマップを使える状態にしておくと、歩いて回る時も安心です。通信手段については、こちらの記事でまとめています。
▶︎ バリ・ウブド長期滞在の通信手段|SIM・eSIM・Wi-Fiの選び方
ウブドで外せないローカル料理|ナシチャンプルとは
ナシチャンプル(Nasi Campur)は、バリをはじめインドネシア全土で愛されている定番料理です。

インドネシアの定番料理「ナシチャンプル」。ご飯を中心に、肉や野菜、麺、揚げ物などを少しずつ楽しめる一皿です。
ご飯に数種類のおかずを盛り合わせた一皿。「ナシ」はご飯、「チャンプル」は混ぜるという意味です。
おかずは日によって異なり、バリエーションは「揚げ魚や鶏肉の煮込み」、「テンペや豆腐の炒め物」、「野菜のサンバル和え」、「ピーナッツや卵料理」、「サテやミーゴレン」など無限。
ワルン(食堂)では自分でおかずを選べることが多く、「今日はどんな組み合わせにしようかな」と考えるのも楽しみ。必ずついてくる辛いサンバルは調整してもらえます。
私たち夫婦は、観光客向けのレストランで食べたナシチャンプルが気に入り、思い切ってローカルワルンでも試してみました。
価格はRp15,000~40,000(150~400円)程度と手頃で、シニア世代の長期滞在者には嬉しく、私たちもよく食べるようになりました。
混ぜご飯を食べる日本人にとって、親しみのある料理で、素朴な味わいです。
今回ご紹介したお店にはどこもナシチャンプルがあります。「カフェワヤン」のようなレストランでは観光客向けに洗練されていますし、地元の人が通う「パセダン」は家庭料理そのままという感じです。でも美味しさには変わりがありません。
カフェワヤン|ウブドで安心して入れる老舗ローカルレストラン
30年以上続く老舗「カフェワヤン(Cafe Wayan)」はウブド中心部、モンキーフォレスト通り沿いにあり、バリを訪れる旅行者なら誰もが一度は耳にする有名店です。
観光シーズンの混雑する時間帯はややにぎやかで、落ち着いて過ごしたい場合は時間を選んだ方がよいと感じました。

カフェワヤンの入口。右側には併設ベーカリーがあります。
老舗ならではの安心感
シニア世代にとって「清潔で安心して食べられるかどうか」は特に重要。私たち夫婦も最初の訪問時、テーブルや食器がきちんと整えられ、スタッフが笑顔で案内してくれる様子に安心しました。
また、庭園に囲まれた広い店内は落ち着いた雰囲気で、料理の清潔さやスタッフの対応の良さが、老舗として旅行客に長く愛される所以と感じます。
サンデーナイトビュッフェ
毎週日曜日19時から始まる「サンデーナイトビュッフェ」。ローカルな料理を少量ずつ食べられるので、ナシチャンプルを食べてみたいけれど、どんなおかずがあるんだろうと思っている方にもおすすめです。

種類が多いので少量ずつ取るのがコツ。気に入った料理は後からおかわりすると、いろいろな味を楽しめます。
バリ料理を中心に、肉・魚・野菜がバランスよく揃った食べ放題で、価格はRp150,000〜200,000(約1,500〜2,000円/1人)。豪華さを考えると十分に手頃です。
私が初めて体験したのは15年ほど前。バリの現地食を幅広く試してみたいと思ったのがきっかけです。何年もバリに通いながら、食べたことのない料理に出会え感激したのを覚えています。
シニア夫婦にとって嬉しかったのは、自分で量や辛さをを調節しながら色々試せることでした。ここでの経験で、ローカルワルンに行った時、何を選べばいいかがわかったのが大収穫でした。
バリ菓子も数種類あり、市場や露店では試しにくいと感じる方にも、入り口としてちょうどよいと思います。
料理もバリ菓子も洗練された味なので、「素朴さ」や家庭的な雰囲気を求める方は、少し印象が違うと感じるかもしれません。
通常メニューも手頃
意外だったのは、普段のメニューが思っていたより高くなかったことです。

老舗らしくきちんと感のあるナシチャンプル。おかずがそれぞれ、絶妙な味付けでした。
- ナシゴレン:Rp70,000〜80,000(約700〜800円)
- サテ・アヤム:Rp90,000前後(約900円)
- フルーツジュース:Rp40,000〜50,000(約400〜500円)
メニューがインターナショナルで豊富
ローカルだけでなく、インターナショナルな料理が豊富です。夫婦でも、食べたいものが違うことがあります。カフェワヤンでは、私がインドネシアン、夫がバーガーというチョイスができます。
長期滞在夫婦にとっては、お互い気を使わずに好きなものを選んで食べられる嬉しいレストランでした。
日本語対応はありませんが、メニューは写真付きなので安心です。ベーカリーも併設していて、デザートの種類が豊富です。
▶︎ コマネカ・アット・ラササヤンの立地や滞在の様子はこちら
サンサンワルン|シニアでも安心の家庭的ローカルワルン
家庭的な雰囲気と現地の食卓そのままのメニュー、多彩な副菜がある「サンサンワルン(Sun Sun Warung)」は、民家の一角が店舗となっていて、現地の人の生活が感じられます。
店は敷地奥なので、初めて訪れる際は少し場所が分かりにくく、看板をよく見ていないと通り過ぎてしまうかもしれません。
椅子席が限られ、お座敷タイプに案内されることがありますが、膝の悪い方は負担に感じられるかもしれません。

民家を利用した「Sun Sun Warung」。入口は少し奥まっているため、この看板を目印に。

こちらの椅子席の反対側には、お座敷タイプの席があります。
豊富なローカル料理
メニューを前に迷っていると、おすすめ料理などをスタッフが丁寧に説明してくれ、初めての来店時も数あるメニューのなかからスムーズに選ぶことができました。
ナシチャンプルやサテのほか、ピーナッツ副菜や揚げナスのスパイス炒め、スープなど、幅広く選べ、盛り付けも美しく、ワルンの域を超えていると思いました。
「パリパリ」と評判のコーンフリッターは、ほんとうにその通りで、このためにサンサンワルンのナシチャンプルを食べに来る人もいるそうです。

右奥がナシチャンプルに添えられたおかずのひとつ、パリパリのコーンフリッター。
店内は清潔で、スタッフもフレンドリー。初めてローカルワルンに挑戦する人でも安心して入れる雰囲気でした。
日本語対応はありませんが、写真付きのメニューがわかりやすかったです。
主な価格帯
- ナシチャンプル:Rp40,000〜60,000(約400〜600円)
- サテ・アヤム:Rp50,000(約500円)
- ピーナッツ副菜:Rp25,000(約250円)
- スープ:Rp20,000(約200円)
店内は明るく、私たちが利用した時は清潔感もあり、日本の定食屋さんに近い感覚で入りやすいと感じました。観光客価格ではあるものの納得です。
私たちが滞在していたプンゴセカンのホテル、テガルサリからは少し距離があります。行きは徒歩で約25分。帰りはハノマン通りからホテル近くまで、公共交通のTMDバスに乗り快適でした。TMDバスの利用方法、停留所など詳しい情報はこちらからお読みいただけます。
▶︎ トランスメトロデワタ(TMD)の使い方|ウブド街歩きを楽にするバス停と乗り方
ワルン・ビアビア|少量ずつ試せる人気ローカルワルン
いつも観光客で賑わっている「ワルン・ビアビア(Warung Biah Biah)」。旅行者同士が隣り合って情報交換する姿もよく見かけます。
人気店のため、時間帯によっては席が近く、ゆっくり長居するというよりは気軽に食事を楽しむ雰囲気です。

ゴータマ通りに面するカウンターにはいつも旅行者の姿が。
少しずつ楽しめる、気軽なローカル食
一皿の量が少なめで、何種類もオーダーできることと、観光客に合わせたマイルドな味付けが魅力です。
ローカル食を、レストランではないところで試してみたいという方におすすめのワルンです。
散歩途中に小腹がすいた時などは、ナシチャンプルのおかずだけが単品で選べるのが嬉しく、よく行きました。通りに面したカウンター席があるので、スープだけや、ビールとおつまみだけといった利用が気兼ねなくできます。
ローカルな味を気兼ねなくちょっとだけ……ということができる貴重なお店です。
ただ、味付けはやや観光客向けに調整されている印象で、パッセダンのような地元ワルンの味とは少し違いを感じるかもしれません。

写真付きのメニューには日本語表記もあり、初めてでも注文しやすいです。
主な価格帯
- ナシチャンプル:Rp25,000~35,000(約250~350円)
- サテ:Rp25,000~30,000(約250~300円)
- テンペ料理:Rp15,000(約150円)
- ビンタンビール小瓶:Rp30,000(約300円)
日本語表記の写真入りメニューもあります。
私たちの体験
長年何度もウブドを訪れてきて、到着した最初の食事はローカル食を食べたくなります。でも長いフライトで疲れているので、たくさんは食べられません。そんな時ありがたい存在がワルン・ビアビア。
おかずを少量ずつとライスを注文し、自分たちだけのナシチャンプルに。それにソトアヤム(鶏と春雨のスープ)を合わせて、夫とシェアします。
ワルン・ビアビアの料理を前にすると、これからウブドでの旅が始まると実感できるのです。

好きなおかずにご飯をプラスして、自分好みのナシチャンプルに。
長時間フライトでの到着後は、マイルドな味でお腹を慣らしておくといいですが、そういった意味でもビアビアは優しい味だと感じます。
パセダン|安くて清潔なナシチャンプルの名店
素朴なローカル食堂「パセダン(Pasedan Warung)」。観光客向けの華やかさとは無縁で、地元の人たちがよく利用しています。
開放的で明るいお店は、初めてでも入りやすい雰囲気です。
場所がプンゴセカンの南端にあるため、気軽に徒歩で行くのは少し距離があります。また、料理がなくなり次第閉店なので、少し遅い午後に行くと閉まっていることがありました。

煮卵とサテリリが入ったナシチャンプル。少しずつ選べるおかずの中でも、食べごたえのある組み合わせ。

地元の人に人気のパセダン
シンプルで安い、選ぶ楽しさのナシチャンプル
魅力は、やはりシンプルで安いナシチャンプル。白いご飯に、店先に並んだ数種類のおかずから好きなものを選んで盛り付けてもらうスタイルです。
私たちの経験では、2人分なら「two」と伝えるだけで、その時ある全種類のおかずをのせてくれました。揚げ魚やテンペの炒め物、煮込み料理、青菜の炒め物、味付けゆで卵など。
つくねをレモングラスの茎に巻き付けて焼いた「サテリリ」が香ばしくておすすめ。必ず入れてもらうようにしています。
しばらく前に改装され、以前よりきれいな店構えになりました。おかずを選んでくれるときは手に手袋をしていて、衛生にも気を配っているようです。
持ち帰りたい時は、「ブンクス」というと、紙に包んで持たせてくれます。

紙で器用に包まれたナシチャンプル。
ウブド・プンゴセカンのテガルサリ(Tegal Sari Accommodation)に長期滞在した時は、軽い昼食を食べたい時など、持ち帰りでよく利用します。何度食べても飽きない味。長期滞在を支えてくれるワルンです。
驚きの低価格
現地の人にも人気で、現地価格。あまりに安いので味はどうなんだろうと思ってしまいましたが、カフェワヤンにも負けない美味しさでした。
ホテルのスタッフに「パッセダン」に行ったと話すと、「私たちも行くんです。美味しいですよね。」と嬉しそうに返してくれました。
- ナシチャンプル:Rp15,000〜25,000(約150〜250円)
おかずの内容で価格は変わります。 - 飲み物:Rp8,000〜10,000(約80〜100円)
シニアにやさしい言葉かけ
辛いサンバルの量を調節してもらえるのも、私たちが利用する理由です。
日本人とわかると、日本語で「辛いのはOK?」と聞いてくれ、「ちょっとだけ」というと、笑いながらサンバルを少なめに。
次に行った時は、顔を覚えていてくれて、「辛いのは少しね」と言ってくれ、こうしたやりとりができるのも、長期滞在ならではです。
おかずを選びたいときは指差せばいいので、言葉はあまり必要ありません。日本語対応はありませんが、簡単な英語が通じます。
人気のおかずから売り切れるようで、好みのおかずを選びたい場合は、少し早めの時間に行くようにしていました。

並んでいるおかずを指差しで選び、ナシチャンプルにしてもらいます
▶︎ パセダンのような地元向けのワルンでは、支払いは現金のみのところが大半です。ウブドでの支払いについてはこちらでまとめています。
ウブドの支払い方法|現金・クレジットカード・QR決済の使い分け
シニア世代が入りやすいローカル店の選び方
はじめてのバリごはんでも、条件がそろっていれば不安はぐっと減ります。シニア世代が不安なくローカル料理を楽しめるポイントをまとめました。
・衛生管理がしっかりしていて明るく清潔
・辛さや味付けの相談がしやすい
・混み合いすぎず落ち着ける
・価格が明快で納得できる、お店の人が親身で丁寧
ここで紹介したのは、私たち夫婦がウブドを訪れたとき、安心して通い続けるお店ばかりです。
4店の違いと、初めてのローカルごはんQ&A
ここで紹介した4店は、雰囲気や価格帯、入りやすさが少しずつ違います。初めて行く方が選びやすいように、実際に利用して感じた違いを表にまとめました。
| 店名 | 向いている人 | 価格の目安 | 日本語対応 | 雰囲気 |
|---|---|---|---|---|
| カフェワヤン | 初めてバリ料理を試したい人 | 約700円〜/ビュッフェ約1,500円〜 | 日本語なし・写真付きメニュー | 老舗レストランで入りやすい |
| サンサンワルン | 清潔感のあるワルンで食べたい人 | 約400〜600円 | 日本語なし・写真付きメニュー | 家庭的で落ち着く |
| ワルン・ビアビア | 少量ずつ試したい人 | 約150〜350円 | 日本語メニューあり | 気軽でにぎやか |
| パセダン | 地元向けの味を試したい人 | 約150〜300円 | 指差しでOK | 素朴でローカル感が強い |
はじめてのローカルワルンで、シニア世代が感じやすい疑問をQ&A形式でまとめました。
事前に知っておくと、食事がぐっと気楽になります。
* 価格などの情報は、私たちが利用した2025年時点のものです。
▶︎ バリ腹の対策と対処法|原因・予防習慣・発症時の判断と薬の使い方
ウブドで広がる食の楽しみ
ウブドのローカルごはんは、いきなり地元向けのワルンに入らなくても、自分たちの体調や不安に合わせて少しずつ楽しむことができます。
カフェワヤンのような老舗レストランから始め、サンサンワルンやビアビアでローカル料理に慣れ、さらに地元の人が通うパセダンへ進む。そんな順番なら、初めてでも無理なく楽しめると感じました。
▶︎ ウブド中心部6通りを比較|長期滞在しやすいエリアはどこ?
▶︎ レストラン・カフェ・ワルン情報(カテゴリトップ)
この記事は、私たち夫婦が実際に利用した時の体験をもとにしています。衛生状態、営業時間、価格、メニュー、支払い方法などは変わる場合があります。
食事の合う・合わないや体調への影響には個人差があります。胃腸が弱い方や体調に不安がある方は、無理をせず、量や辛さを調整しながら利用してください。
ウブドにはこれまで20回近く訪れ、ここ15年ほどは毎年のように3~4週間の長期滞在を重ねてきました。夫婦で歩き、実際に暮らすように過ごす中で感じたことを、このブログでは日々の延長としてまとめています。


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