結論|ウブドは「リスクの傾向」と「行動のしかた」を知っていれば、落ち着いて過ごせる
「ウブドに長期滞在したいけれど治安は大丈夫?」と心配になりますよね。
ウブドは落ち着いた街ですが、それでもバイクでのひったくりやスリ、置き引きといった盗難の話を聞かない訳ではありません。私たちも貴重品の持ち方には気をつけながら街を歩いています。
この記事は、バリ島ウブドへの旅行や長期滞在を検討しているシニア世代・大人の旅行者 に向けて、ウブドの治安の実情と、安心して過ごすための考え方を、これまでの経験からまとめました。

日中のウブド中心部の通り。観光客と地元の人が行き交い、生活感のある落ち着いた雰囲気。
ウブドの治安はどう考えればいいか
私たちの体感としては、日本で旅行をするときに心がけている程度の注意をしていれば、問題なく過ごせると感じています。
ウブドは、東南アジアの観光地の中では比較的穏やかな場所と言われます。20年以上ウブドにかよっていますが、街を歩いていて、身の危険を感じる場面はほとんどありませんでした。
ただし、「何も考えなくても安全」ということではありません。
観光地としての基本的な前提を理解し、自分の行動範囲や判断基準を持っておくことで、安心して滞在できる場所だということです。
不安を感じやすい理由
ウブドに限らず、海外で不安を感じやすいのには理由があります。
・情報が断片的であること
「安全」「危険」といった情報が極端な形で伝わることが多く、実際の状況が見えにくくなります。
・日本との違いが分からないこと
街灯の明るさなど、日本では当たり前の環境が異なるため、それだけで不安を感じやすくなります。
・万一の対応が想像しにくいこと
何か起きたときに「どう動けばいいか」が分からないことも、不安を大きくする要因です。
実際のリスク|何に気をつければいいか
ウブドで気をつけたいのは、「凶悪犯罪」ではなく「軽犯罪」です。長年滞在してきた中でも、命の危険を感じるような場面は、私たちの場合は一度もありませんでした。
現実的なのは軽犯罪
観光地である以上、以下のような被害は、ゼロではありません。
・スリ
・置き引き
・ひったくり
しかし、多くは「隙を突く」タイプのもので、日常的な注意でリスクを下げられるものだと感じています。
市場周辺や観光客の多い通り、カフェで席を立った隙など、注意が緩みやすい場面で見聞きすることがあります。
私たちは、バッグの位置やスマートフォンの扱いに注意を向けるようにしています。
また、夜間は脇道や中心部から離れすぎる道では、バイクによるひったくりもあると聞きます。
何かあったときに、人の気配があり、周囲に助けを求められる環境かを考えて、歩く道を選ぶことも大事です
あまり治安上の事件を聞かないウブドですが、主要道路から外れた暗い道を歩く時は不安になることもあります。そのような時は、徒歩にこだわらず、Grabやホテル送迎を利用するといいと思います。
【関連記事】
ウブドは、通りによって歩道の状態や夜の明るさがかなり違います。私たちが実際に歩いて感じた、足元・横断・バイク・夜道の注意点はこちらにまとめています。
▶︎ ウブドの通り別・歩きやすさ比較|体験してわかった、足元・横断・夜道・バイク
徒歩・Grab・TMD・ホテル送迎など、滞在中の移動手段の使い分けはこちらでまとめています。
▶︎ ウブドへの移動と滞在中の移動手段|空港送迎・Grab・TMD・カーチャーターの使い分け
犯罪(盗難など)に遭った時の対処|ホテルとポリスレポートの役割
被害に気づいたらすぐ動くこと、ホテルスタッフに遠慮なく頼ることを心がけています。
ホテルへの相談
盗難や紛失が起きたとき、いちばん心強いのは「ひとりで抱え込まないこと」だと感じています。まずは滞在先のホテルに相談することで、状況を整理しながら落ち着いて対応できます。
街中で被害に遭い、すぐにホテルへ戻れない場合は、近くのレストランやほかのホテルのスタッフに事情を話し、連絡を手伝ってもらう方法もあります。
ウブドではスタッフが親切に対応してくれることが多く、言葉が不安でもスマートフォンの翻訳アプリで十分伝わります。
ホテルに相談したあと、被害の内容によっては警察署で「ポリスレポート」を取得する必要が出てきます。
ポリスレポートとは
ポリスレポートは、盗難・紛失の被害を警察に届け出て発行してもらう公式な被害証明書です。海外旅行保険の請求時に、提出を求められることが多い書類です。必要書類は保険会社や被害内容によって異なるため、先に保険会社へ確認すると安心です。
私たちの経験では、まずホテルスタッフに相談し、最寄りの警察署(ウブド警察署)への同行をお願いします。送迎や状況説明を手伝ってくれることもあります。
窓口ではパスポートのコピーと被害品の情報を伝えるので、品目や被害額は事前にメモしておくとスムーズです。発行までは数十分〜数時間かかることもあり、英語が通じにくい場合もあるため、スタッフの同行が安心です。
発行後は保険会社に提出するまで保管し、念のため写真も撮っておきます。
「何かあったときにどう動けばいいか」を知っておくだけで、不安はかなり軽くなると感じています。
【関連記事】ウブドでの盗難・事故などのトラブルや、体調不良の際は、滞在のホテルだけでなく、加入している海外旅行保険の窓口にも相談すると、対応が見えてきます。詳しい利用の仕方などを書いた記事があります。
▶︎ バリ・ウブド長期滞在の海外旅行保険|シニア夫婦が考える選び方と使い方
▶︎ ウブドで困ったときはホテルへ|私たちが体験した、体調不良やわからないことへのサポート
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ウブドのホテルで盗難はある?|実際のリスクと考え方
ホ私たちの経験では、ホテル内で盗難を強く心配する場面は多くありませんでした。ただし、貴重品の管理は必要です。
長年ウブドに滞在してきて、私たち自身がホテルで盗難被害に遭ったことはありません。周囲から聞く話を含めても、ホテル内での盗難は比較的まれだと感じています。
起こるとすれば、セーフティボックスに入れていなかった現金や、出しっぱなしの小物など、管理が曖昧だったものが対象になるケースのようです。
私たちは、パスポートと現金をセーフティボックスに入れ、清掃時には貴重品を必ず片付けるようにしています。
荷物の紛失は、盗難ではなく、こちらの思い違いや管理不足ということもあり得ます。
お互いに気持ちよく滞在を続けるためにも、荷物の管理は自分でしっかり行いたいと考えています。
【関連記事】現金を多く持ち歩かないためにも、カードやQR決済を使い分けると便利です。
▶︎ バリ・ウブドの支払い方法|現金とクレジットカード、QR決済の使い分け
過度に心配しなくていい理由
ウブドでは、必要以上に不安を抱え続けなくてもよいと考えています。
私たちは、これまでの滞在経験から、以下のようなことで街を安心して歩いています。
■ 人の気配がある環境
ウブド中心部は、観光客や地元の人の行き来があり、完全に孤立するような状況は、あまりありません。
日中はレストランやショップが営業しており、何か困ったことが起きたときには相談しやすい環境です。
■ 宿の存在が安心につながる
ウブドでは、宿のスタッフが観光客対応に慣れており、困ったときに相談できる環境があることが安心につながっています。
■ 必要以上に構えなくても大丈夫
日本とは違う環境であることを頭に置いておくだけで、過度に警戒し続ける必要はないと感じています。
▶︎ 在デンパサール日本国総領事館|安全情報
Q&A|ウブドの治安について
Q. ウブドは女性ひとり旅でも安全?
日中の観光エリアであれば比較的安心して過ごせます。私も一人で街歩きをしています。夜は人通りや明るさに差が出るため、場所によっては単独での行動は控えめにしておくと安心です。
Q. 夜に外食しても大丈夫?
夜の外食自体に問題はありませんが、時間帯や帰りの状況によって安心感が変わります。
Q. 長期滞在だと治安面で不利?
特別に危険が増えるわけではありませんが、滞在に慣れてくることで注意が緩みやすくなる点が、私たちは一番のリスクだと感じています。
ウブドは「治安を理解すれば安心して滞在できる街」
ウブドの治安は、
「怖がる必要はないが、油断はしない」
「夜は無理をしない」
「何かあればホテルを頼る」
この3点を意識するだけで、十分に安心感が保てます。
実際には、状況を正しく理解し、行動を少し調整するだけで、シニア世代でも安心して滞在できると感じています。
必要以上に怖がらず、でも日本と同じ感覚で油断しない。そして、被害に遭ったときは、まず滞在ホテルに相談する。そのバランスがあれば、ウブドはきっと、また帰ってきたいと思える穏やかな場所になるはずです。
▶︎ ウブド滞在の備えカテゴリー一覧
執筆:じゃんぱらぎ夫婦(60代、ウブド滞在歴20年以上・長期滞在8回)


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