ウブドで長期滞在をするとき、どこで両替すればよいのか、レートはどう見ればよいのか、迷うことはありませんか。私たちも、レートに惹かれて入った店で、紙幣を1枚少なく渡されたことがあります。
この記事では、バリ島・ウブドに長期滞在するシニア世代や大人のご夫婦に向けて、次のことをまとめます。
- 安心して使える両替所の選び方
- 両替の流れと、受け取るときに確認すること
- レートの見方と、簡単な換算方法
内容は、バリに約30年通っている私たち夫婦の経験にもとづいています。
本記事は、私たちの体験と2026年9月時点の情報をもとにまとめています。レートや手数料は変わることがあるため、店頭の表示をご確認ください。

通り沿いの露店では、新鮮な果物を少量から買えることもあります。現金を用意し、価格をおおよそ日本円に換算できると、買い物もスムーズです。
結論|ウブドの両替は「専門店を選ぶ・レートを比べる・その場で数える」
私たちがウブドで両替するときに必ず守っていることは、次の3つです。
- 両替専門店を選ぶ:土産物店などが兼業している両替所は使わず、明るく、外から店内の様子が見える専門店で替えます。
- レートを比べる:看板の「JPY」の数字を2〜3店で見比べます。ただし、極端に良いレートの店は避けます。
- その場で数える:受け取ったルピアは、店を出る前に自分で金額と枚数を確かめます。
長期滞在では、これに加えて「必要な分だけ替える」「少額紙幣を切らさない」の2つを習慣にしています。ウブドのワルンや市場、露店、有料トイレでは現金しか使えないことが多く、少額紙幣があると支払いがスムーズになるからです。
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▶︎ ウブドの支払い方法|現金が必要な場面とクレジットカードの注意点
ウブドではどこで両替する?空港・町の両替所・ATMの比較
空港での両替は最低限にする
空港では、すぐに必要な「タクシー代+飲み物代+チップ」の分だけを替えます。まとまった金額は、ウブドの町の両替専門店で替えるようにしています。
30年前、初めてのバリ旅行で「現金が必要」と聞き、空港で10万円を両替しました。ところが翌日、町を歩いていると、空港よりずっと良いレートの両替所を見つけました。胸がズキンと痛みました。
今も空港のレートは町より不利だと感じることが多く、空港では最低限しか替えません。日本国内の空港や銀行でルピアに替えることもできますが、扱う場所が限られていて、レートも現地より不利なことが多いです。私たちは日本円のまま持って行き、現地で替えています。
町では両替専門店を選ぶ
ウブドの通り沿いにはたくさんの両替所があります。初めての店を使うときは、次の点を見ています。
- 両替を専門にしている店か
- 店内が明るく、外からも様子が見えるか
- 店名とレートが分かりやすく表示されているか
- 周りの店と比べて、極端に良いレートではないか
- 紙幣を目の前で数えてくれるか、レシートを出してくれるか
少しでも手続きが分かりにくかったり、不安を感じたりしたときは、両替をやめて別の店に行きます。信頼できる店が見つかったら、その店か同じ系列の店を使い続けるのが、私たちのやり方です。
これまでに利用したのは、BMC、セントラルクタ、PT. UBUD VALASINDO、プンゴセカンのCOCOスーパー内の両替所などです。
私たち夫婦は10年以上、プンゴセカンの「テガルサリ(Tegal Sari Accommodation)」を滞在先にしています。ホテルを出てすぐのところに「PT. UBUD VALASINDO」があり、便利です。レートに大きな不満はなく、これまでトラブルもありません。

私たちが利用している「PT. UBUD VALASINDO」。店内が明るく、レートの表示や手続きが分かりやすい店です。
兼業の両替所は、レートが良くても使わない
以前、雑貨店が兼業している両替所に、レートの良さに惹かれて入りました。替えたあと店を出てから、渡された紙幣が1枚足りないことに気づきました。戻って抗議しましたが取り合ってもらえず、悔しい思いをしました。
思い返してみると、紙幣を数えるとき、店の奥に入った後、続きを数えなおしていました。こういった作業の不自然な中断があったときは、注意するようになりました。また、兼業の両替所はどんなにレートが良くても使わないようになりました。
極端にレートが良い店には注意する
周りの店より極端にレートが良い店は、慎重に判断します。旅行者の間では、次のような手口がよく知られています。
- 目の前で数えた紙幣を、もう一度手に取ったときに数枚抜き取る
- 「No commission(手数料なし)」と書いてあるのに、あとから手数料を引く
- 電卓の計算を操作して、受け取れる金額を少なく見せる
数え終わった紙幣は、スタッフがもう一度触る前に受け取ると安心です。
ATMでのキャッシングは使っていない
ウブドには銀行のATMもあり、クレジットカードの海外キャッシングでルピアを引き出すこともできます。ただ、私たちはATMでのキャッシングを利用したことはなく、両替はいつも町の両替所で済ませています。
キャッシングには、カード会社の手数料や金利がかかります。ATMによっては、カードが出てこないといったトラブルも聞きます。日本円の現金を持って行き、信頼できる両替所で必要な分だけ替える方法が、私たちには分かりやすく、安心だと感じています。
ウブドでの両替の流れと、受け取るときに確認していること
両替に慣れておくと、食事や買い物、チップなどの日常の支払いで慌てずに済みます。
両替の仕方
やり取りは、ほとんど言葉を交わさなくても進みます。日本円など外国通貨の硬貨は、両替の対象にならないことが一般的です。
① 替える紙幣を出す
紙幣をカウンターに出します。
↓
② スタッフが両替額を確認
スタッフがレートをもとに計算し、電卓や紙に、受け取れるルピア額を示します。
↓
③ 紙幣を数えて受け取る
スタッフが目の前で紙幣を数えてから渡します。受け取ったら、その場で自分でも金額を確認します。
↓
④ サインなどをする
受け取り時にサインを求められることがあります。滞在ホテルを聞かれる場合もあります。
私たちが利用している両替所では、スタッフが電卓で計算を見せ、目の前で紙幣を数えて渡してくれます。表示された金額と、実際に受け取った紙幣の合計をその場で確認するようにしています。
少額紙幣を多めに確保
ワルンや市場では、お釣りが十分にないこともあるため、少額紙幣を持っていると支払いがスムーズです。財布に少額紙幣が少ないときは、両替のときに「Small bills, please(少額紙幣を多めに)」と伝えています。Rp5,000、Rp10,000、Rp20,000、Rp50,000などです。

ウブドでRp40,000のTシャツを買おうとしたときのこと。お店のカード読み取り機が不調で、持ち合わせのRp50,000札を出すと、お釣りがないと言われました。そんなことがあり、少額紙幣を切らさないようにしています。
1回に替える金額は1〜2万円
レートは1日の中でも変わり、店にレートが反映されるタイミングも店ごとに違います。そのため、まとめて替えずに、必要な分をこまめに替えています。私たちの場合は、1回に1〜2万円ほどを、残りの現金が少なくなったら替えるようにしています。
【関連記事】長期滞在を始めたときの、両替にまつわる失敗とその後の改善を書いています。
▶ 最初に多く両替してしまった
残ったルピアはfどうする?
次回のために持ち帰る
帰国するときに残ったルピアは、そのまま持ち帰っています。次にバリに着いたとき、両替せずにすぐ使えるからです。
次の予定がない場合
余ったルピアは、町の両替所で日本円に戻すこともできます。そのときは、看板の「SELL」欄のJPYを見ます。ただ、ルピアに替えたときより不利なレートになり、日本円の紙幣に換えられない端数がルピアで返される場合もあります。
そのため、次にバリへ行く予定がなければ、帰国前に使い切るのがおすすめです。私たちはレートが不利なことから、ルピアを日本円に替えないないことを前提にしています。
ウブド両替レートの見方と簡単な換算のコツ
両替や買い物をするときに迷わないよう、両替所のレートの見方と、電卓を使わない簡単な換算の方法をまとめました。
レートを見る目的
両替所選びや、買い物の支払いの際に関わってくるのが「レート」です。
- どの両替所が日本円に有利かを判断するため
→ 日本円の欄に表示されている数字が大きい両替所を選ぶ - 買い物の際に、その価格が高いかどうかを判断するため
→ そのときのレートをもとに、日本円に換算して判断する
両替所の看板表示(JPY)の読み方と判断

両替所の店頭にはこのようなレートを示す看板があります。
両替所の看板にある「JPY」の数字がレートです。119.50と表示されている場合、1円=Rp119.5。1,000円を替えるとRp119,500になります。
| 1,000円を替えたとき | 受け取れる金額 |
|---|---|
| レート110 | Rp110,000 |
| レート90 | Rp90,000 |
これからわかるように、数字が大きいほど日本円に有利です。
買い物でのレートの関わり
同じ商品でも、レートによって日本円での価格が変わります。たとえば、Rp100,000の商品は、レート100なら1,000円、レート110なら約910円です。レートの数字が大きいほど、日本円で見ると安く買えます。
買い物で役立つ|ルピア → 日本円ざっくり換算
買い物のたびに電卓を出すのは面倒です。私たちは「だいたい日本円でいくらか」が分かれば十分と考えて、レート100を基準にしています。
- レート100なら:ルピアの金額からゼロを2つ取ると日本円になる(Rp10,000 → 100円)
- レート110なら:ゼロを2つ取った金額の約9割(Rp10,000 → 約90円)
- レート90なら:ゼロを2つ取った金額の約1.1倍(Rp10,000 → 約110円)
ルピア → 日本円 ざっくり換算表(目安)
| ルピア | レート110 | レート90 |
|---|---|---|
| Rp100,000 | 約900円 | 約1,100円 |
| Rp200,000 | 約1,800円 | 約2,200円 |
| Rp500,000 | 約4,500円 | 約5,500円 |
上の表は、正確な換算ではなく、買い物時に「高いか安いか」を判断するための目安です。
レートは頻繁に変わる
レートは1日の中でも変動します。反映されるタイミングは、店によって異なります。そういうことも、店ごとのレートの違いになって現れます。
私たちは少しまとまった金額を替えるときは、BMC両替の公式サイトで、その日のレートを確認するようにしています。現在の最新レートは、以下の公式ページで確認できます。
▶︎BMC両替 公式 HP:BMC Money Changer
日本円をルピアに替えるときは「BUY」のJPY欄をみます。
両替で困らないための Q&A
私たちがウブドで通常の両替をするときは、パスポートの提示を求められた経験はありません。ただし、店舗や金額などによって対応が異なる場合があります。
多くの場合、替えたい日本円を出せば意思は伝わります。私たちも複雑な英会話をすることはほとんどありません。「Yen」「Change」「Small bills, please」など、必要な言葉をいくつか知っておくだけでも十分対応しやすいと感じています。
状態の悪い紙幣は受け取ってもらえない場合があります。私たちは、海外へ持っていく日本円は、できるだけ破れや大きな汚れのない紙幣を用意しています。
店によっては可能。私たちは、1万円札を出して「7,000 yen only, please.」と伝え、残りを日本円で返してもらったことがあります。そのときは、7,000円分のルピアと、3,000円の日本円が返ってきました。ただし、対応は両替所によって異なるため、その場で確認してください。
まとめ|ウブドに着いてからの両替チェックリスト
約30年前、空港でまとめて両替して後悔したのが、私たちの両替の始まりでした。今は、次の3つを守るだけで、両替で困ることはほとんどなくなりました。
- 空港では最低限だけ替え、町の両替専門店で替える
- 看板の「BUY・JPY」の数字を比べ、極端に良いレートの店は避ける
- 受け取った紙幣は、店を出る前にその場で数える
ほかに習慣にしているのは、少額紙幣を混ぜてもらうことと、1〜2万円ずつ替えることです。残ったルピアは、次の滞在のために持ち帰っています。両替に慣れると、ワルンでの食事も市場での買い物も、ずっと気楽になります。
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▶︎ 「ウブド滞在の備えカテゴリー」一覧
執筆:じゃんぱらぎ夫婦(60代、ウブド滞在歴20年以上・長期滞在8回)

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