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ウブドのホテルは日本と違う?|設備・シャワー・安全面の実情

「バリ島・ウブドのホテルは日本とどう違うか」、知りたい方も多いのではないでしょうか・

ウブドの中級以上(1泊4,000円〜)の宿の日本との違いを、水回り・建物構造・音・安全面・サービスの面から体験をもとにまとめました。

初めての滞在でも戸惑わないための具体的な違いがわかります。

*記事内の情報は20264月時点のものです。内容は変わる場合がありますので、最新情報は各公式サイトなどで確認してください。

こんな方に向けた記事です

  • ウブドのホテル設備が日本と同じか不安
  • 水回りや虫、停電などの実情を知りたい
  • 安全面やサービスの考え方を事前に理解しておきたい

この記事でわかること

  • 建物構造と階段事情
  • 水回り(お湯・排水・トイレ)の実際
  • 静けさや自然環境の特徴
  • セキュリティとサービスの前提

ウブドのホテルは基本的にダブルベッドです。子ども2人と一緒に4人で使った大きなベッド。見た目の華やかさだけでなく、家族でもゆったり眠れたのが印象に残っています。

ウブドのホテルの水回り事情|仕組みと使い方の違い

お湯は出る。でも仕組みが違う

ウブドの中級以上の宿では、基本的にお湯は出ます。ただ、日本のように常に一定とは限りません。

ある朝、シャワーを浴びていると、途中から少しぬるくなりました。壊れたのかと思い、スタッフに伝えようかと迷いました。

けれど時間をおいてもう一度使ってみると、きちんと温かいお湯が出ました。温水タンク式の場合、使用が重なると湯量が一時的に変わることがあるのだそうです。

これは仕組みの違いです。

私たちが繰り返し滞在している宿では、こうした経験はありませんでしたが、設備は宿ごとに異なります。同じウブドでも体験が違うのは、そのためです。

排水は完璧ではないこともある

シャワーや洗面の排水が、ややゆっくり感じることがまれにあります。滞在に支障が出るほどではありません。

気になればスタッフに伝えれば対応してくれます。日本の「瞬時に流れる」感覚とは少し違う、という程度です。

ただ、まれに全く流れないということもあります。そういう時困るのがトイレです。共用トイレが大抵レセプション近くにあります。

トイレとバスは基本的に同室

ウブドでは、トイレ・シャワー・バス・洗面が一つの広い空間にあることが多いです。

20年以上前に泊まったピタマハでは、バスルームだけで12畳以上ありました。最初はその広さに本当に驚きました。

滞在しているうちに私たちは慣れましたが、当時4歳と6歳だった子どもは、最後まで一人でトイレに行くことができませんでした。

また、屋外シャワーも珍しくありません。昼間は気持ちの良いものですが、夜は少し心細く感じることもあります。やはり子どもたちは夜のシャワーを避けていました。

トイレは独立していないことが基本です。カップルや家族旅行では、パブリックトイレの場所を知っておくと安心できます。

部屋タイプによっては独立したトイレもあります。たとえば、コマネカ・ラササヤンのスイートルームはトイレが独立していて、家族で滞在した時、とても助かりました。

洋式水洗ですが、紙が流せるかどうかは宿によります到着後に確認するようにしています。基本的にウォシュレットはなく、洗浄シャワーがついています。

ウブドのホテルのトイレについては、あらかじめ知っておくと安心できることをまとめた記事があります。
▶︎ ウブドのホテルのトイレ事情|清潔さと注意点

ウブドのホテルの水道水は飲める?

水道水は飲めません。

その代わり、多くの宿では毎日、人数分のペットボトルの水が、洗面台の横やデスクの上に置かれています。

特別に神経質になる必要はありません。「飲まない」と覚えておけば、それで十分です。

日本とは違うウブドの水道水。ホテルでの歯磨きを含め、注意すべきことを知っていると、不安のない滞在につながります。
▶︎ バリ腹を引き起こしやすいポイント|水・氷・生野菜・手洗い

ウブドのホテルの建物|高さとつくりの違い

基本的にエレベーターはありません

グレードによりますが、エレベーターは基本的にありません。階段移動が前提になります。

ウブドでもビル型ホテルは増えてきました。ただし、基本的に椰子の木より高い建物は建てられないため、ほとんどが4階程度までの低層です。

ビル型でない宿では外階段も多く、床はタイル張りで雨の日はやや滑りやすく感じることがあります。

階段の段差が均一でないことも

階段の段差が均一ではないことが稀にあります。安全に関わることなので、日本では考えられないことです。

これはシニア世代にとっては、特に注意すべきことです。

ある宿で、階段を下りていたときのことです。最後の一段で、ほんの少しリズムがずれました。登るときには気づかなかったのですが、段差がわずかに違っていたのです。

その頃はまだ若く反射神経もよかったのか、転ぶことはありませんでした。けれど、今ならどうだっただろう、と思います。

それ以来、階段を下りるときはほんの少し意識するようになりました。

ウブドの宿は不便ではありません。けれど、日本と同じ感覚で無意識に歩ける場所でもない。年齢を重ねた今だからこそ、気づける違いなのかもしれません。

茅葺屋根の宿|自然とともに泊まる感覚

バリらしい茅葺屋根の部屋は、本当に美しい。けれど、自然素材ゆえの出来事もあります。虫が侵入しやすのです。

朝バスルームに行くと、床に小さな粒が落ちていたことがありました。よく見ると虫のフンでした。

最初は驚きましたが、不快というより「ああ、自然の中にいるのだ」と思いました。天蓋付きのベッドが多い理由も腑に落ちます。

また、モンキーフォレストに近い宿では、屋根の上を猿が走る音をよく聞きます。

早朝、屋根の上をドタドタと走る足音。最初は何事かと思いましたが、スタッフに尋ねると「モンキーです」とあっさり教えてくれました。

このあたりでは珍しいことではないそうです。驚きはしましたが、危険というわけではありません。それもまた、この場所の光景のひとつです。

ウブドの静けさ|音の質が違う

ウブドの宿は外の音がよく聞こえます。

朝、空が白みはじめたころに聞こえる鳩の低い声。遠くから響く地元の人のバイクの音。そして部屋の中では、ヤモリの「チッチッ」という小さな声。そして、庭をリズムよく履く箒の音。これらがバリを思い出す時の音です。

日本のホテルは音を遮断した静けさ。ウブドの宿は外の音が割とよく聞こえますが、暮らしと自然が重なった音です。その違いが、今では心地よく感じられます。

日本のように、道路に面し騒音が入る部屋は2重窓といった配慮はほとんどありません。

夜、静かに眠れるためには賑やかな通りにある宿は、部屋の位置を確認することをおすすめします。
▶︎ 静けさ|睡眠と疲労に直結する重要な部屋の条件

ウブドの虫と停電事情

宿で蚊に悩まされた記憶はほとんどありません。電子蚊取り器が置いてあることもありますが、使ったことはありません。

「南国だから蚊が多いのでは」と思い、最初は虫除けグッズをいろいろ持参しましたが、今では外出の際に使う虫除けシートを用意することくらいです。

風通しのよい造りや、水はけのよい庭、日々の清掃、そして部屋にいるヤモリ。いくつかの要素が重なっているのかもしれません。

ただし、これは宿のグレードによっては異なるので、中級以下の宿に初めて宿泊する時は、虫除けグッズ持参が安心できます。

停電については、30年で一度あったかどうかという程度です。ウブド中心部の中級以上の宿では、特別に構える必要は感じていません。

ウブドの安全対策と心構え

貴重品管理は日本と同じ感覚で十分です。戸締りは必要です。セキュリティーボックスも使います。

中級以上の宿では夜間はセキュリティスタッフが巡回しています。夜、庭を歩く警備スタッフの姿を見て、守られているなと感じたことがあります。

郊外の小規模な宿では、外部からの侵入の話を耳にしたことがあります。特別に怖がる必要はありませんが、油断しない姿勢は大切です。

ホテルの治安状況が気になるかたは、こちらが参考になります。
▶︎ ウブドのホテルで盗難は起きる?|実際のリスクと対策

チェックイン・チェックアウトの違い

チェックインは12:00〜14:00頃が目安のことが多く、部屋の準備ができていれば早めに入れることもあります。

チェックアウトは、ウブドの多くのホテルは、12:00です。日本は10時〜11時のところがほとんどです。この1〜2時間の違いが思いのほか大きく感じます。

朝食をゆっくり取り、荷物を落ち着いてまとめ、最後にもう一度バルコニーへ出る。帰国前の名残惜しさを、慌ただしさに追われずに味わえる時間になります。

レイトチェックアウト制度を設けている宿も多くあります。

海外からの宿泊客が多いため、チェックアウト時間を飛行機に合わせるという考え方が一般的です。そのため、空室状況によりますが、追加料金で数時間延長できます。

私たちは帰国便の時間によっては、ホテル予約時にレイトチェックアウトもお願いしています。夜便で帰国する日などは、とても助かるシステムです。

サービスの違い|チップと備品

ウブドでは、チップは基本的に必要ありません。

ただし、重い荷物を運んでもらったときや、送迎をお願いしたときなど、特別に手間をかけてもらった場合には、Rp50,000(約500円)ほどを感謝の気持ちとして渡すことがあります。

連泊時、タオル掛けにかけてあるものは、使用したものであっても交換されません。交換希望のものは床やバスタブの縁にまとめます。

寝巻きや歯ブラシは、基本的にありません。一方、シャンプー、リンス、ボディーソープは、ほとんどの宿に備えられています。

ドライヤーも、中級以上の宿であれば、ほぼ用意されています。私たちが何度も滞在しているテガルサリでは、以前はドライヤーのない部屋もありましたが、今は備えられるようになりました。

ウブドでは、足りない日用品は、電化製品(気軽に買えるところに店がない)を除いて大抵買うことができます。

よくある質問(Q&A)

Q1. ウブドの中級ホテルでもお湯はちゃんと出ますか?

基本的に出ます。ただし、日本のように常に一定とは限らないことがあります。

温水タンク式の場合、使用が重なると一時的にぬるく感じることもあります。時間をおけば戻ることがほとんどです。「出ない」のではなく、「仕組みが少し違う」と理解しておくと、気持ちの上で負担がありません。

Q2. トイレにウォシュレットはありますか?

ほとんどありません。

よほど高いグレードの宿でない限り、日本式ウォシュレットは期待しない方がいいでしょう。その代わり、簡易シャワー(ハンドシャワー)がついていることが多いです。

Q3. 虫は多いですか?

自然の多いウブドは、虫がまったく出ない環境ではありません。

ただ、私たちが泊まってきた中級以上のホテルでは、「蚊が多くて困った」という経験はほとんどありませんでした。

茅葺屋根のヴィラや、田んぼ・森に近い部屋では、小さな虫が入り込むことがあります。自然の中で過ごしているからだと感じています。

また、ヤモリやトッケイ(大きなヤモリ)が部屋に入ってくることもありますが、多くは天井付近にいて、人のいる場所まで降りてくることはあまりありません。

雨季の始まり頃には、羽蟻(ドゥグル)が大量発生することがあります。夜の灯りに集まりやすいため、窓やドアの開閉には少し注意が必要です。

Q4. 停電はよくありますか?

私たちの経験では、30年で一度経験しました。ウブド中心部の中級以上の宿では、停電を心配して特別な準備をする必要は感じていません。

ほとんどのホテルが部屋に懐中電灯を置いています。

Q5. 治安は大丈夫ですか?

中級以上の宿では、夜間の警備スタッフが巡回していることがほとんどです。

ただし、日本と同じく戸締りや貴重品管理は必要です。特別に怖がる必要はありませんが、「油断しない」姿勢は大切です。

Q6. 初めてでもウブドの宿は大丈夫でしょうか?

大丈夫です。

日本と同じ水準を期待しすぎず、前提の違いを少し知っておくだけで、宿選びはぐっと気楽になります。

私たちが実際に選び続けてきた宿の条件については、別記事「ウブド1か月滞在で後悔しない宿の選び方5つの基準」で詳しく書いています。

私たちには、ウブドで繰り返し滞在する宿があります。なぜなのか、滞在中の使い勝手などをまとめた記事があります。
▶︎ テガルサリ|暮らすように過ごせる理由と実際の使い勝手

日本の基準とは少し違うだけ

日本のように「どのホテルでも同じ水準が保証されている」という前提とは、少し違うのがウブドの宿です。

設備は整っています。安全対策もあります。必要なものも揃っています。ただ、すべてが均一ではない。

日本と同じ高い水準をそのまま求めると、ウブドでの宿選びは少し難しく感じるかもしれません。
たとえばウォシュレットは、よほど高いグレードでないとほとんどありません。そう分かっていれば、「ない」ことにがっかりすることも減ります。

逆に、日本と大きく変わらない部分も多いと知っていれば、構えすぎる必要もありません。

あらかじめ前提を知っているだけで、宿選びはずっと気楽になります。そして、もし屋根の上を猿が走っても、「ああ、そういう場所なんだな」と受け止められるのです。

どんな宿を選べばよいか迷ったときは、選び方から、実際の宿泊経験をまとめた記事があります。
▶︎ 私たちが選ぶ宿カテゴリー一覧

ウブドにはこれまで20回近く訪れ、ここ15年ほどは毎年のように34週間の長期滞在を重ねてきました。日本との違いなど経験からみえてきたことを、このブログでお伝えしています。

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