バリ島ウブドで夜のひとときをより充実させるなら、夜の街の心地良さと安全性、そして本物志向のグルメ体験が欠かせません。
私と夫は、20年以上ウブドを訪れ続けてきました。
特にここ10年の複数回にわたる長期滞在を通して、夜歩きの楽しみ方やレストラン選び、安全対策などを体験として感じとってきました。
本記事では特に人気の「Pica South American Kitchen」について、夫婦で訪問した際のリアル体験と実践的な夜のおでかけアドバイスを詳しく解説します。
- 夜のウブドで落ち着いた大人のディナーが楽しめるレストラン情報
- 「Pica South American Kitchen」の人気メニューと味の特徴
- シニア・夫婦旅行でも安心して過ごせる夜の過ごし方と安全対策
- 予約・アクセス・夜道の注意点など、実体験に基づく実用情報
- ウブド長期滞在者が「また行きたい」と思う理由とその魅力
・テガルサリ特集
・ウブド中心で見つけた静寂の楽園|コマネカ・アット・モンキーフォレスト
・ウブド中心で見つけた小さな楽園|コマネカ・アット・ラササヤンで味わう癒しの休日
夜のウブドを楽しむ先にある、静かな食卓
夕暮れ時に滞在先のテガルサリを出て、モンキーフォレスト通りをそぞろ歩きながら向かう道すがら、灯りがひとつ、またひとつと点りはじめ、昼の顔とは全く違う、夜のウブドが現れます。

夕暮れのモンキーフォレスト通り
カフェ、ショップ、レストラン。昼間は奥に隠れていた空間が、光に照らされることで深呼吸を始めるよう。その変化を眺めながら歩く時間は、ディナーの前菜のようにも思えます。

高級バティックショップ「Kamar Sutra」
・Kamar Sutra Silk & Batik|贅沢なシルクと出会う
・Lucy’s Batik|カジュアルに楽しむ一枚
・Pithecanthropus Ubud|バティックの小物が揃う
センセイシャ(Sensatia Botanicals)|自然派ブランドの代表格
特にゴータマ通りやデウィシタ通りは夜になると一際賑わい、緑豊かな熱帯の観光地であることを忘れてしまいそうになります。
そのデウィシタ通りにモンキーフォレスト通りから入り数分歩くと、右手に今回ご紹介する「Pica South American Kitchen」が見えてきます。茅葺の軒が印象的なお店です。

茅葺の軒が印象的。老舗「バタンワル」の向かい
KOU(コウ)|かわいい見た目でお土産に最適
オープンエアではあるものの、店の中はキャンドルの柔らかな灯りが揺れ、大人向けの落ち着いたディナー空間を創出しています。

雰囲気のある店内
ディナーの時だけオープンする「Pica South American Kitchen」。大変な人気店で予約がないとなかなか入れません。
私たちは毎回、旅の締めとして必ず事前予約をしてから訪問。現地スタッフのホスピタリティと独創的なメニューは、他店では味わえない特別感があり、繰り返し通いたくなる理由の1つになっています。
今回ご紹介する料理は、2023年3月に訪れた際にオーダーしたもの。実は、過去何回か訪れた時もほとんど同じものを食べていたのです。なかなか来られないと思い、美味しい記憶のものを頼んでしまっていたのです。
食欲を引き出してくれるスターター
BBQシュリンプ

炭の香りがふわりと鼻をくすぐり、プリッと弾ける海老の甘みに、チリの刺激が心地よく続きます。ソースのフルーティーな酸味と甘味が絶妙に絡みます。
ホタテのチーズ焼き

貝殻の上でとろけるチーズが、ホタテの甘さをしっかり閉じ込め、贅沢なのに重くない余韻。来るたびに必ずオーダーしてしまいます。
記憶に刻まれるメインのごちそう
豚肉のロースト

ナイフが皮を割る音が「パリッ」と響くほどカリカリの食感は癖になってしまいます。でも、中は柔らかく、ジューシーといってもいいほど。
バリではカリッとした豚皮が食欲をそそるバビグリンが有名ですが、そのせいか、いろいろなレストランでこの豚のローストがメニューにあります。
豚肉のローストは、テガルサリ近くの「TWIST」や「イブスス」にもあります。どちらもソースが工夫されていてとても美味しいのですが、ピカの豚ローストは絶品。
付け合わせやソースが他店とは一線を画し、ウブド滞在時は一度は食べたくなります。
私たち夫婦も、どちらかが必ずオーダーして分け合い、バリの贅沢な味を堪能します。シニアなのでたくさんは食べられずシェアということにしていますが、できればちゃんと一人分楽しみたいと思うくらい美味しい!
魚介のパエリア、締めくくりにエスプレッソ

添えられたライムが味の引き立て役
オーダーをして2~30分かかるのですが、ワインとともに前菜をゆっくり味わっていれば、その時間も決して長くは感じません。
時間をかけた分、魚介の旨みがしっかり染み込んだ米。エビも白身魚も貝も、それぞれの個性を保ちながら、ひと皿の中で見事に調和していました。
見た目も鮮やかで、目も楽しませてくれる一品。
よく「お腹いっぱいでもデザートは別腹」といいますが、ピカのパエリアもそんな感じで満腹気味のお腹に不思議と収まってしまいます。
最後の締めくくりは、エスプレッソ。ウブドではエスプレッソを置いていないレストランの方が多いのですが、美味しい料理の後にいただく、しっかりと砂糖を入れた苦くて甘い一杯は、どんなデザートよりも料理の余韻を残してくれます。
ワインが似合うレストラン
バリで飲むビンタンビールは格別。レストランによって個性のあるフルーツカクテルも外せない。でもここでは、ワイン一択。
どんな美味しいカクテルやビールよりも、ワインが似合うレストラン。ワインのラインナップが充実していて、グラスワインだけでも高品質なものが楽しめます。
料理とのペアリングを意識した品揃えに加え、南米産ワインも選べるのは珍しいポイント。アルコールが苦手な方にもウブド産の自家製ドリンクなど幅広い提案があり、どの層にも満足できる内容です。
ディナーの余韻と、夜風とともに帰る道
食後は、ゴータマ通りを抜けてハノマン通りへ抜けてホテルへ向かいます。
運がよければTMDバスに乗り、そうでなければ、夜風を浴びながらのんびり徒歩。

ゴータマ通りの、つい入りたくなる可愛いお店。
ハノマン通りの夜は、昼間より少しだけ大人びた表情を見せます。

ハノマン通りにはシルバーアクセサリーショップが多い
夜のカフェのテラス席では旅行者の語らいが続き、ハンドクラフトの店の奥にはランプが灯る。道ゆく人はゆったり寛ぐような足取りです。
夜景というほど派手ではないけれど、この通りの穏やかな熱量に触れているだけでバリ・ウブドの空気に胸が満たされていくのを感じます。
夜散歩|気をつけたいこと
ウブドは治安が安定したエリアとして有名ですが、夜間の散歩にはいくつか気をつけたいことがあります。
ハノマン通りや、王宮前のラヤウブド、モンキーフォレスト通りは歩道が整備されてはいますが、ところどころ穴が開いたり、路面がぐらつくところもあるので、足元をしっかり確認しながら歩くと安心です。明るいので懐中電灯などは不要。
ただしモンキーフォレスト前は店も早くにしまる上街灯も暗く、夜8時以降は避けた方が無難です。
年に一度ドゥダル(羽蟻)が大量に飛び回る時期(雨季の初め)、アスファルト道路上を舞うドゥダルを食べようと、モンキーフォレストから出てきた猿の大群に遭遇したことがあります。
虫に抵抗のない夫も、この様子には一瞬固まってしまいました。私はその夫の背中に隠れるように道を急いだ苦い経験が。そういうこともあり、夜はモンキーフォレスト前の道は歩かないようにしています。
また、細い路地や裏通りには、歩道も街灯もほとんどないので、懐中電灯が頼りになる場面も。スマホの灯りでは心もとないなと感じました。
夜も魅力的なウブド中心部ですが、賑わいのある通りを選び、TMDバスやGrabを上手に使いながら、夜の散歩を楽しむのが安心です。
Grabなどの配車サービスのアプリ登録、TMDバスの利用方法チェックなどは旅行前にしておくと安心です。
ホテルの無料送迎を頼む時には連絡先を携行(スマホにメモ、ホテルビジネスカードを持つなど)すると役に立ちます。
レストランでお酒を飲みすぎた、モンキーフォレスト前で猿や羽蟻の大群に遭遇したなど、「予想外」の出来事も、徒歩以外の移動方法を知っていれば安全と安心が大きく違います。

時刻通りではないので、最終ははっきりした時間がわかりません。これは8時ごろハノマン通り。
トランス メトロ デワタで巡るウブド|シニア滞在者のためのTMDバス&街歩き実体験レポート
シニア夫婦が感じたおすすめポイント、Q&A、基本情報
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落ち着いた雰囲気で会話が弾む
キャンドルの灯りと静かなBGMに包まれ、慌ただしい観光の合間に心からリラックスできる空間です。 -
量より質を重視した料理
どの料理も上品な量で、シニア世代の胃にもやさしく、素材の味をしっかり感じられます。 -
スタッフの丁寧な対応
言葉が通じなくても笑顔とジェスチャーで温かく対応してくれ、安心して過ごせました。 -
アクセスしやすく安全な立地
デウィシタ通り沿いで人通りも多く、夜の散歩ついでに立ち寄れる安心感があります。 -
“また行きたい”と思わせる一軒
滞在の終盤に訪れると、「今回の旅もよかったね」と自然に振り返りたくなる場所です。
まとめ:静かな夜を美しく彩る一軒
Pica South American Kitchenの静かな特別感は、長期滞在の夜にそっと彩りを添えてくれます。
キャンドル越しに浮かぶ笑顔、落ち着いた声で交わされる会話、そして記憶に残る美しい料理。
ここで過ごすひとときは、ウブドの夜をより深く、より豊かにしてくれます。
量より質を大切にした料理は、シニア世代の体にも優しく、また訪れたくなる安心感があります。
「また明日も、この旅を楽しもう」そう思わせてくれる場所。
Pica South American Kitchen。ここは、素敵な夜を静かに約束してくれる一軒です。
王宮徒歩3分の利便性と静けさ|デワンガ・ウブド
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