ウブドの街歩きは楽しみたいけれど、歩道や交通事情が心配という方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ウブドの街歩きに不安を感じているシニア世代の方に向けて、私たち夫婦が実際に歩いて気づいた注意点や、通りごとの歩きやすさを紹介します。

ウブド中心部(モンキーフォレスト近く)。歩いているうちに、バイクの流れや道幅の感覚に少しずつ慣れていきます。
結論|ウブドの街歩きは、道の状態と時間帯に合わせて無理なく楽しむ
ウブドは徒歩で街歩きを楽しめますが、歩道や交通事情は日本とは異なり、通りや時間帯によって歩きやすさも変わります。私たちは、次の4つを心がけています。
- 足元: 段差や穴に注意し、歩き慣れた靴を履く。
- 横断・バイク: 車やバイクの動きを確認し、急な動きを避ける。
- 夜道: 暗い場所に備えてLEDライトを持ち、無理に歩かない。
- 移動手段: 疲れたときや歩きにくい場所では、送迎や配車サービスを利用する。
最初は戸惑うこともありましたが、道の特徴を知り、少しずつ歩き慣れることで、街歩きを楽しめるようになりました。
ウブドの街歩きで意識したい3つのこと
ウブドで歩くときに意識していたのは、次の3つです。
足元|歩道の状態
歩道は整っている場所とそうでない場所が混在しています。
日本のように整備された歩道ではありません。段差があったり、舗装が途切れていたり、排水のための穴がそのまま残っていることもあります。通りによって状況も違い、最初は少し歩きにくく感じますが、自然と足元を見るようになり、徐々に慣れていきました。

以前は、歩道のコンクリート板が割れていたり、大きな穴があったりして、足元を見ながら歩くことがよくありました。
最近はそうした場所も少なくなりました。特にモンキーフォレスト通りやラヤ・ウブド通りの王宮付近は整備が進み、以前より歩きやすくなりました。
横断|横断用の信号がない
ウブドの通りは、時間帯によっては交通量が多く、横断用の信号はほとんどありません。しかしウブドでは、運転者が歩行者に気を配ってくれていることを感じます。車が途切れない時は、運転者とアイコンタクトをとりながら落ち着いて渡るようにすれば、車は大抵速度を落としてくれます。
もちろん、これはウブドでの道路横断に十分慣れてからの方法です。基本的には、車が途切れるのを待って渡るようにしています。

観光客が横断で困っていると、通りかかりの地元の人が、車を止めて渡るのを助けてくれることがあります。このような、地元の人たちとのちょっとしたやりとりが、旅の温かい思い出になることも。こんな時、感謝の気持ちをテリマカシー(Terima kasih/ありがとう)と現地の言葉で伝えられるといいですね。
バイク|歩行者の急な動きに弱い
歩道のない道では、後ろからきたバイクがすぐ横を通り過ぎ、ひやっとすることがあります。心掛けているのは、バイクの運転者が予測できないような急な動きをしないことです。落ち着いてリズムを変えずに歩いていれば、バイクの方で避けてくれます。
特に気をつけたいのは旅行者のバイクです。地元の人ほど歩行者に注意を向けていない印象です。ときに、目の前を歩道に乗り上げてくることもあり、もしかすると、ウブドを歩く上で最も注意すべきものかもしれません。
通りごとの特徴|街歩きのしやすさ
ウブドは通りごとに、歩きやすさや雰囲気が少しずつ異なります。実際に歩いてみて、感じたことをまとめました。
【関連記事】ウブドでは、同じ中心部でも通りによって歩きやすさや夜の明るさ、店への行きやすさが変わります。長期滞在の場所選びという視点から6つの通りを比較した記事はこちらです。
▶︎ ウブド中心部6通りを比較|長期滞在しやすいエリアはどこ?
モンキーフォレスト通り

TMDバスの車窓から見るモンキーフォレスト通り。歩く時とは違う目線で、交通量や通りの様子がよくわかります。
歩道は比較的整っていますし、夜間も明るく、終日歩きやすい通りです。車は一方通行なので横断は一方向をよく見て渡ることになります。ただし、バイクは両方向通行なので注意が必要です。
モンキーフォレスト前は夜になると店が早く閉まるので暗くなります。猿が出ていることもあります。年に一度、ドゥダル(羽蟻)が大量に飛び回る時期、道路上を舞うドゥダルを食べようと、モンキーフォレストから出てきた猿の大群に遭遇したことがあります。
虫に抵抗のない夫も、この様子には一瞬固まってしまいました。私はその夫の背中に隠れるように道を急いだ苦い経験があります。そういうこともあり、私たちは暗くなってからはモンキーフォレスト前を歩かないようにしています。
モンキーフォレストから王宮方向へ向かう100mほどは、傾斜のある坂で、負担を感じることがありました。横断に関しては、道幅も狭くないため、車・バイクが途切れるのを待つのが安心です。
ハノマン通り

ハノマン通りは、民家も多い、落ち着いた観光道路です。観光客が行き交う一方で、地元の暮らしも感じられます。
滞在中に利用する機会の多い通りですが、歩道の整備は、場所によってやや不十分に感じます。段差や穴がそのまま残っている場所があり、足元には気を配る必要があります。夜間は若干暗く感じます。
早朝や夜には犬を見かけることが多い通りで、落ち着いて歩くことを意識していました。道幅が狭いせいかスピードを出す車は少ない印象で、横断もそれほど難しく感じませんでした。
デヴィシタ通り

デヴィシタ通りの様子
デヴィシタ通りは、歩道幅が狭いものの、店が近くに並んでいて歩いて楽しい通りです。人通りもあり、夜間も比較的明るく感じます。ただし、場所によっては歩道の整備が十分ではなく、人をよけながら歩くことも多いため、足元への注意は欠かせません。
プンゴセカン通り

プンゴセカン通りでは、サイクリングをする人をよく見かけます。
歩道がある場所と、ない場所がありますが、北側はそれほど歩きにくくはありません。南に行くほど歩道の整備状況も悪く、車が多いので歩行がしやすいとはいえません。特に夜は店舗が少ないため暗く、注意が必要です。移動する時間帯を意識しておくと安心です。
道幅が広い分、横断には気を使います。特に、スーパーCOCO前の三叉路は交通量も多いので難しいのですが、時々地元の人が車をさばいて横断を助けてくれます。
ビスマ通り
歩道はほとんどありませんが、ほかの通りほど車の往来は多くなく、日中は比較的落ち着いて歩けます。ただし、道幅がそれほど広くない場所もあり、後ろから来るバイクには注意が必要です。
通りの中央付近にはホテルやレストランが点在していて、人の気配もありますが、南へ進むにつれて周囲が静かになり、夜は暗く感じる場所が増えてきます。昼間は比較的歩きやすい一方、夜は必要に応じてGrabやホテルの送迎を使うようにしています。
ラヤ・ウブド通り

ウブドのメーンストリート「ラヤ・ウブド通り」の王宮と市場の間。車も人も多い場所です。
王宮周辺は歩道が整っていて、比較的歩きやすい通りです。ただ、東に進むと歩道の状態が変わり、途中で途切れている場所もあります。夜間も東に行くほど暗さを感じます。交通量が多いため、道路を渡るときには気を使いました。
主要な通り以外について
ウブド中心部には、モンキーフォレスト通りやハノマン通りに並行して、観光客も利用する通りがいくつかあります。
歩道がある場所もありますが、整備は十分とは言えません。脇道に入ると歩道がないことも多く、足元には気をつけて歩く必要があります。
こうした通りは店が続くわけではないため、夜になると暗く感じる場所が多くなります。足元に注意して歩けば、それほど不安に感じることはありませんが、夜は無理に歩かない方が安心です。
補足|歩くときに気をつけていたこと
暗さについて
夕方から夜にかけての街歩きで、いちばん注意したいのは視認性の悪さです。脇道に入ると灯りが欲しい場面もあります。
急場しのぎでスマートフォンの灯りを使うこともありますが、頼りなく感じることがあります。安定して広く照らせるコンパクトな懐中電灯(LEDライト)を持つようにしたところ、安心感が大きく違いました。
毎晩舞踊公演が行われる王宮周辺は別として、どの通りも、レストラン・カフェは夜10時半を過ぎると閉店準備をはじめる店が多くなります。それ以外の店は大抵9時前には閉まります。
夜、通りの明るさを保っているのは、街灯ではなく通り沿いの店の灯りなので、店が閉まれば一気に暗くなってしまいます。
滞在宿付近の状況も考え、夜は早めに戻る方が安心です。
LEDライトのほか、長期滞在で実際に持っていって便利だったものは、こちらにまとめています。
▶︎ バリ1か月滞在の持ち物|シニア夫婦がウブドに実際に持っていくもの
夜を含め、ウブドの治安についても知りたい方は、別記事で詳しくまとめています。
▶︎ ウブドの治安は実際どう?|夜道・盗難・街歩きで感じたこと、犯罪に遭った時にどう動くか
犬について
街中で犬を見かけることがあります。脇道の民家が多いところやハノマン通りで、多くは早朝や夜間に遭遇します。私たちは「近づかない・触らない・急に動かない」を意識していました。
【関連記事】バリでは、犬や猿などに噛まれたり引っかかれたりしたら、狂犬病への対応が必要になります。犬や猿などに遭遇したときの対応を含めまとめた記事があります。
▶︎ ウブドの狂犬病対策|犬や猿とどう付き合うか、噛まれたときの対処法
履き物
私は、ウブドでは慣れたペタンコの靴しか履きません。歩道の段差や穴に靴の踵が引っかかったことがあるからです。また雨で濡れた歩道は滑りやすいので、そういったことも考えて持参する靴を選んでいます。
ウブドの街歩きについてのQ&A
距離よりも、道の状態や暑さで疲れ方が変わると感じます。同じ3〜4kmでも、日本の平坦な道を歩くより時間がかかることがあります。最初から長く歩こうとせず、カフェやホテルで休みながら歩くことからはじめ、慣れてきたら距離を伸ばせばいいと思います。
歩けますが、濡れた歩道は滑りやすく、段差や穴も見えにくくなります。強い雨のときは無理に歩かず、私たちは、Grabやホテルの送迎を使うこともあります。雨上がりも足元には注意しています。
場所によります。歩道の段差や途切れ、狭い場所もあるため、日本の街中と同じ感覚では歩きにくいと思います。杖を使う方は、まずホテル周辺の歩道の状態を確認し、無理のない範囲から歩くのがよいでしょう。
はい。中心部ではGrabなどの配車サービスを利用できます。ホテルの連絡先を持っておけば、宿によっては迎えをお願いできる場合もあります。私たちも、行きは歩いて、疲れた帰りだけ車を使うことがあります。最初から「往復とも歩く」と決めない方が、街歩きを気楽に楽しめます。
【関連記事】ウブド街中の移動について、さまざまな場面での対応をまとめた記事があります。
▶︎ ウブドへの移動と滞在中の移動手段|空港送迎・Grab・TMD・カーチャーターの使い分け
まとめ|特別に難しくはない、ウブドの街歩き
ウブドの街歩きは、特別に難しいものではありません。実際に歩いてみれば、どこに気をつければいいかは自然と分かってきます。シニア世代の私たちもそうでした。最初はゆっくりでも、何度か歩いているうちに、自分なりのペースが見えてくるはずです。
ただし、街の状況は時間帯や時期によって変わります。無理をせず、その時の状況に合わせて行動してください。
【関連記事】ウブドでは徒歩だけでなく、TMDバスも移動の選択肢になります。私たちが実際に利用している乗り方や路線はこちらでまとめています。
▶︎ ウブドのバス「トランスメトロデワタ(TMD)」完全ガイド|乗り方や路線をシニア夫婦が解説
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▶︎ 「ウブド滞在の備えカテゴリー」一覧
この記事は、私たちが実際に歩いた経験をもとにまとめています。道路状況や交通量は変わることがあり、安全を保証するものではありません。実際の状況を確認し、夜間や不安を感じる場所では徒歩にこだわらず、送迎や配車サービスも利用してください。


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