バリ島ウブド・プンゴセカン地区にあるホテル、テガルサリ(Tegal Sari Accommodationに、ひと月ほどの長期滞在を何度も重ねてきた60代夫婦の実体験から、プンゴセカン周辺に滞在する方にも使いやすい、徒歩圏のレストラン・カフェを本音でまとめました。
その日の体調や食欲に合わせて選べる店、安心して食べられる味や量、2025年時点のリアルな価格感まで。長期滞在中に「今日はどこで食べよう?」と迷わないための、実用ガイドです。
▶︎ 本記事で拠点としているテガルサリについては、立地や部屋タイプ、長期滞在の視点をテガルサリ特集記事で詳しくまとめています。
こんな悩みを持つ方のための記事です
- シニア世代で、体調や食欲に合わせて食事を選びたい
- ウブド長期滞在中、徒歩圏で安心して通える店を知りたい
- 観光客向けだけでなく、暮らす目線で使える飲食店を探している
この記事でわかること
- テガルサリ徒歩圏(プンゴセカン周辺)で使いやすいレストラン・カフェの実体験レビュー
- 食欲がない日/しっかり食べたい日など、コンディション別の店選び
- 衛生面・価格帯・量・雰囲気を比較した一覧表
- テイクアウト・混雑時間・予約の要否など、長期滞在向けの実用ポイント
長期滞在で欠かせない、コンディションに合わせたレストラン選び
海外で長期滞在をする際、案外重要になるのが「毎日の食事をどこでとるか」ということです。
若い時は、毎日でもホテルのレストランで構わなかったのですが、60歳をすぎるころから、その日のコンディションで食事を選ばざるをえない日が多くなってきました。
もっとも多いのは「食欲がそれほどない」という時です。次は「部屋から出たくない」。一方で、「美味しいものをちゃんと食べたい」ということもあります。
私たち夫婦がよく利用するテガルサリ(Tegal Sari Accommodation)周辺は、こうした希望を徒歩圏の選択肢で叶えられるのが、長期滞在者にはありがたいところです。

朝食|一日のスタートをどう迎えるか
長期滞在では、朝の過ごし方がその日の体調や気分を大きく左右します。
しっかり食べたい日、軽く済ませたい日、部屋から出たくない日──そんな違いに対応できる、レストランやカフェ、ベーカリーを含めたテガルサリ周辺の朝食スポットを、実体験から紹介します。
ホテル併設で安心|セメスタ(Semesta)

ホテル「テガルサリ」モンキーフォレスト通りレセプション横の「セメスタ」

フルーツもフレッシュジュースもとても美味しい!
ホテル「テガルサリ」モンキーフォレスト通りレセプション横の「セメスタ」。併設レストランなので、移動の負担が少なく“迷わず行ける”安心感があります。
朝食は卵料理+フルーツ+パン+ジュースなど、いわゆる“バリのホテル朝食”の基本形。けれど、フルーツとジュースの新鮮さが頭ひとつ抜けていて、日本ではなかなか出会えないおいしさでした。
私が楽しみにしていたのは、毎日変えて頼むフレッシュジュース。夫は体調が悪い日でもフルーツプレートだけは欠かしません。
食欲のない朝には、お粥やナシゴレンなどローカルメニューがあるのも助かります。量はほどよく、味付けもやさしめで胃に負担が残りにくい印象でした。
最近のカフェではあまり見かけなくなった バリ・コピ を飲めるのも、ここに通う理由のひとつです。コーヒーの粉に直接お湯を注ぐ素朴な飲み方。日本で飲むと特別おいしいとは思わないのに、バリの朝だと不思議としっくりきます。
祭礼の日は若い観光客で夜遅くまで賑わい、ニュピ前夜のオゴオゴ後も深夜まで人が集っていました。

ニュピ前夜、オゴオゴ終了後の賑わい。
よく頼んだメニュー
・卵料理セット(フルーツ・パン・ジュース付き)…Rp55,000前後(約550円)
・フルーツプレート…Rp45,000前後(約450円)
・ローカルお粥(ブブール)…Rp40,000前後(約400円)
※ブブールは少しもったりして見た目以上に満足感があるので、量は控えめに頼むのがおすすめです。
・60代夫婦がバリ・ウブドで出会った「静寂の贈り物」——ニュピ体験記
・バリ・ウブドで出会う圧巻の「オゴオゴ」体験記|シニア夫婦が感じた迫力と温かさ
健康志向の朝に|Suka Espresso

朝7時半の開店時にはすでに観光客のバイクがいっぱい。

食欲をそそる色鮮やかなヨーグルトボール

ソースが美味しいエッグベネディクト
遠くからも観光客がバイクや車でやってくる、評判のオーストラリアンカフェ。
朝は開店直後から混みはじめるので、私たちは少し早めに出て、席が選べる時間に入ることが多かったです。
色とりどりのくだものが目にも美味しいスムージーボールは、いち日の始まりに最適な元気の源です。美しく重ねられたパンケーキ、ソースが絶品のエッグベネディクト、何を頼んでも外れることがありません。
2階席から通りを眺めながら、彩り豊かな料理をいただく時間は、まるでリゾートに住んでいるかのような特別感です。
よく頼んだメニュー
・スムージーボウル…Rp65,000前後(約650円)
・エッグベネディクト…Rp75,000前後(約750円)
・アボカドトースト…Rp60,000前後(約600円)
部屋から出たくない朝に|Monsieur Spoon&COCO

店内はバターの香りでいっぱい

スーパーCOCO。手前は地元産果物。奥にはリンゴなどの輸入果物もある。

ヨーグルトの上のパッションフルーツ、一番奥のマンゴスチンは、レストランの朝食では見かけない贅沢な南国の味。
外出したくない朝には、Monsieur Spoonでクロワッサンを、隣のCOCOスーパーでチーズや果物を購入。
夫がクロワッサンサンドを作ってくれる日もあり、バルコニーで食べる朝食は「暮らしの延長」そのものでした。ニュピなど外出できない日も、COCOのストックが大いに役立ちます。
部屋のバルコニーで自分たちだけの朝食を楽しむと、時間がいつもよりゆっくり流れていくようです。ニュピ(静寂の日)など外出できない日も、COCOでのストックが大いに役立ちました。
Monsieur Spoon
・クロワッサン…Rp20,000~35,000(約200~350円)
・チョコレートクロワッサン…Rp30,000前後(約300円)
・サンドイッチ各種…Rp45,000~60,000(約450~600円)
COCO:朝食用に常備しやすいもの
・地元産ヨーグルト…Rp10,000~15,000(約100~150円)
・果物(パパイヤ/バナナ等)…Rp10,000~30,000(約100~300円)
・ハム・チーズ類…Rp30,000~70,000(約300~700円)
昼食|観光の合間に気軽に
昼食は、動いた体を無理なく整えるための大切な時間です。
外で気軽に食べられる店から、持ち帰って部屋でゆっくり味わえる選択肢まで、長期滞在向けの昼食スポットをまとめました。
野菜が恋しくなったら|Taco Casa


野菜たっぷりのタコスは、野菜不足の時のお助けメニュー。

アボカドのソースが美味しい
メキシカン料理は意外と日本人の口に合う料理です。食欲がない日、味付けが優しいタコカサで、野菜たっぷりのタコスやケサディーヤは嬉しい。旅行中に不足しがちな野菜をしっかり摂れます。
私たちはカウンター席で通りを眺めながら、冷たい飲み物と一緒にゆっくり食べる時間が好きでした。
ガルンガンの時期は、バロンを引き連れた子どもたちが近寄ってきて、一生懸命太鼓を鳴らして注意を引いてくることも。カウンター越しにお布施をすると、はにかんだ笑顔を返してくれたことを思い出します。
よく頼んだメニュー
・タコス…Rp35,000~50,000(約350~500円)
・ケサディーヤ…Rp55,000~70,000(約550~700円)
・ブリトー…Rp65,000~80,000(約650~800円)
地元の味を部屋でゆっくり|パッ セダン(Warung Pak Sedan)

並んでいるおかずを指差しで入れてもらう。

手前のサテリリが美味しいので、2本入れてもらうことも。
地元の人にも人気のナシチャンプルのワルン。ホテルから徒歩10分ほどで、**持ち帰り(ブンクス)**がとても便利です。
辛さも調整してくれ、「辛いのは大丈夫?」と聞いてくれるので、辛いものが苦手な人も安心。
夫が買いに行ったとき、「サンバルは少なめね」と言ってくれたそうで、顔を覚えてくれる距離感がうれしかったです。
つくねをレモングラスの茎に巻いた「サテリリ」が香ばしく、必ず頼んでしまいます。
よく選ぶ組み合わせ
・ナシチャンプル(おかずは指差しで選択)…Rp15,000~25,000(約150~250円)
・サテリリ(見かけたら追加)…数千Rp(数十円)加算程度
・野菜系のおかず(青菜/テンペ等)…胃が疲れた日におすすめ
パッセダン|ナシチャンプルの奥深さ
食欲がなく軽めに済ませたい時に|MEGUNA


店内には服飾雑貨なども。

量が少なめ。軽い食事をしたい時に。

ベトナムフォーも少量なのが嬉しい。
テガルサリが運営する小さなレストラン。徒歩2分。洋品店と一緒になったような不思議な造りです。
一品の量が少なめで、目の前に料理が来ても「これなら食べられる」と思えるサイズ感。味も重すぎず、胃が疲れている日にも向いていました。“軽い一皿”が欲しいときに助かります。
(階段はやや急ですが)上階から眺めるウブド市街の景色も印象的です。
よく頼んだメニュー
・フォー(チキン)…Rp45,000前後(約450円)
・揚げ春巻き…Rp40,000前後(約400円)
・野菜スープ…Rp40,000前後(約400円)
夕食|その日の気分で
夕食は、その日の体調や気分に合わせて選びたいものです。
近場で移動の負担が少なく、夜の外出も無理なく楽しめる範囲で、軽めからしっかりまで対応できる店を紹介します。
近場で確実に美味しい|IBU SUSU Bar & Kitchen

軽い食事をしたい時は、前菜とモックテールで満足!

カメラを向けるといつも元気なポーズをとってくれる。
テガルサリの目の前。雨の日も傘がいらないくらいなので、遠出しないで美味しいものを食べたい時に真っ先に浮かぶレストラン。
そばやご飯を使った、アジアンテイストの味が多く、量の調整がしやすいのもシニアにはうれしいところ。スタッフが明るくフレンドリーで、店に入るだけで気分が上がる日がありました。
アルコールが入っていないモックテールが美味しく、女性に人気。カクテルがお得に飲めるカクテルアワーになると女性だけのグループをよく見かけます。
よく頼むもの
・そばサラダ…Rp65,000前後(約650円)
・シュウマイ(前菜)…Rp60,000前後(約600円)
・モックテール…Rp45,000~55,000(約450~550円)
ウブドの長期滞在に最適|女性も安心!シニア夫婦が薦める「イブスス」の感動食体験とおすすめポイント
しっかり食べたい夜に|TWIST

バーガーはボリューム満点で、少しヘビー。でも美味しい。

甘辛いスペアリブがご飯によく合う。

野菜たっぷりのカレー
お腹がすいた!という時にピッタリなレストラン。しっかりとした味付けで、付け合わせのライスが美味しく食べられます。
料理のボリュームは空腹を満たしてくれます。その日によってはシェアしたり、夫婦で色々な楽しみ方ができました。
甘辛い味、カレー味、さっぱり味、白いご飯やガーリックピラフ………どれも私たち日本人の口に合う美味しさ。しかも、シニア世代もお腹に負担のない味付けでした。ベジタリアン・ヴィーガン対応の「Vegan Burger」もあります。
隣の席の人と自然に会話が生まれる空気があり、旅の出会いも楽しい店。カナダから来た老夫婦と隣同士になり、翌日また散歩中にすれ違い、さらに翌日この店で再会して笑い合ったこともあります。
人気店なので、ディナーの利用は予約(公式サイトで)をおすすめします。
よく頼んだもの
・キャラメルポーク…Rp100,000前後(約1,000円)
・ツイストフライドライス…Rp70,000前後(約700円)
・ヴィーガンバーガー…Rp60,000前後(約600円)
※価格は2024年時点。仕入れにより多少変動があります。
食べ慣れたイタリアンで気取らず|Mamma Mia

チーズたっぷりのルッコラサラダ。シンプルに美味しい。

ポークソテー。揚げたてのフライドポテトがカリカリ。
食欲がないときも、マンマミーヤだったら行こうかなと思える、長期滞在の強い味方。軽い食事を気取らずにしたくなったとき、まず候補に上がるお店です。日本でいえばサイゼリアの価格感で、本格イタリアンが楽しめます。
ピザが大きすぎないので、2人でシェアしやすく、他の料理も合わせやすいのがシニアにはありがたいです。
ここで食べる定番は、チーズたっぷりのクワトロと、スライスチーズがのったルッコラサラダ。お店の人に「ピザに乗せてきて」とお願いすると、一皿の特別メニューになって出てくることも。新鮮なルッコラが美味しく、いくらでも食べられます。
フルーツがたくさん入ったサングリアはたっぷりな量で、おすすめです。
よく頼むもの
・ルッコラサラダ…Rp65,000前後(約650円)
・アーリオ・オーリオ…Rp65,000前後(約650円)
・ピザ…Rp70,000前後〜(約700円〜)
記念日にロマンティックな夜を|Who’s Who

夜はさらに雰囲気が!

とても香ばしいエビだった

少し奥まった場所にある隠れ家的レストラン。夜はキャンドルが灯り、ロマンティックな雰囲気に包まれます。観光地の喧騒から離れ、静かに食事と会話を楽しみたい夜に最適な場所です。
素材の持ち味を生かした料理と、料理に合わせて選べるワイン。盛り付けも美しく、特別な夜にふさわしい一皿一皿が運ばれてきます。
スターター、スープ、サラダ、メイン、デザートと、自分好みのコースにできるのが魅力。
私たち夫婦も、結婚記念日や誕生日に訪れました。テーブルに並んだワインと料理を前に、普段とは違う「ちょっと背伸びした夜」を過ごせました。
印象に残った料理
・エビのグリル…Rp180,000前後(約1,800円)
・シュニッツェル(仔牛/ポーク)…Rp160,000前後(約1,600円)
・日替わりスープ…Rp80,000前後(約800円)
ウブド・テガルサリ周辺おすすめ飲食店比較とQ&A
| 店名 | 朝食 | 昼食 | 夕食 | おすすめ料理 | 価格帯 (円) |
営業時間 | 衛生面 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| セメスタ | ◎ | ○ | ○ | 卵料理セット, バリコピ | 500~ 700 |
7:00~ 22:00 |
高 |
| Suka Espresso | ◎ | ◎ | - | スムージーボウル, パンケーキ、サンドウィッチ | 700~ 1200 |
7:30~ 18:00 |
高 |
| Monsieur Spoon | ◎ | ◎ | ○ | クロワッサン, フランスパン、サンド | 200~ 350 |
7:00~ 21:00 |
高 |
| Taco Casa | - | ◎ | ◎ | タコス, ケサディーヤ | 350~ 800 |
1000~ 22:00 |
高 |
| パッセダン | ○ | ◎ | - | ナシチャンプル, サテリリ | 150~ 300 |
7:30~ 16:00 |
良 |
| MEGUNA | ○ | ◎ | ○ | ヌードル、春巻き,フライ | 400~ 600円 |
7:00~ 22:00 |
高 |
| IBU SUSU | - | ○ | ◎ | アジアンプレート, そばサラダ | 600~ 1000 |
12:00~ 00:00 |
高 |
| TWIST | ○ | ◎ | ◎ | カレー, バーガー、ポークベリー | 700~ 1200 |
8:00~ 22:00 |
高 |
| Mamma Mia | - | ◎ | ◎ | ピザ, スパゲッティ, サングリア | 600~ 1500 |
11:00~ 23:00 |
高 |
| Who’s Who | - | ○ | ◎ | シュニッツェル, エビ、ワイン | 800~3000 | 11:00~ 22:00 |
高 |
これらを踏まえると、テガルサリ周辺には「体調・時間帯・気分」に合わせて無理なく選べる飲食店がそろっており、長期滞在中の食事の不安を感じにくい環境だと言えます。
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まとめ|「選べる」ことが心地よい滞在をつくる
シニア世代になると、旅先であっても毎日しっかり食事をとることが、意外と負担になる日があります。
テガルサリ周辺は、徒歩圏に「その日のコンディションで選べる店」が揃っていることが、長期滞在を続けられる大きな理由になっています。
観光地でありながら、暮らすように過ごせる環境。美味しい食事と、気持ちのよいやり取りが、滞在の記憶を少しずつ厚くしてくれました。
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