シニア世代の私が体験したウブド・テガルサリでの長期滞在のリアルな日常を紹介。田園ビューの客室や安心のサービス、地元スタッフとの交流など、暮らすように過ごす魅力を詳しくお伝えします。
シニアに優しい、ウブド長期滞在の拠点を探して
夫婦ともにシニア世代となり、日々の忙しさから解放され、バリ島ウブドで数週間ゆっくりと過ごしたいと思うようになりました。
観光地としてのウブドではなく、毎日を丁寧に味わうための長期滞在。田んぼに囲まれた穏やかな時間を過ごし、地元の方の日常や文化に触れることで、心身ともにリフレッシュできる場所を探し求めていました。
そんな私たちが選んだのが、中心部徒歩圏内でありながら静けさに包まれた「テガルサリ(Tegal Sari Accomodation)」。年齢を重ねても快適で安心して過ごせるホテルです。実際に訪れてみて、私たちが心から満足できた理由をお伝えします。
テガルサリとの出会い|ウブド長期滞在に最適なホテル
さまざまなホテルを検討しましたが、「テガルサリ」は口コミでも再訪希望者が多く、長期滞在者からも評価が高いのが特徴でした。
実際に下見のために訪問すると、「喜んでご案内しますね。」とスタッフの温かい笑顔が迎えてくれました。手入れの行き届いた庭、清潔さとバリらしさを感じる客室、接客のきめ細やかさは、年齢を問わず安心して泊まれる印象でした。
ちょうど部屋の清掃中でスタッフのキビキビとした姿にも好感がもてました。日本語対応があることも安心して長期滞在ができると、迷いなく予約をすることになりました。
初めて訪れた日、ピックアップのドライバーが道中日本語で色々案内をしてくれたり、下見の時に案内してくれたスタッフが満面の笑顔で「お帰りなさい」という挨拶をしてくれ、長期滞在への不もなくなり、ここなら、暮らすように過ごせる―。そう確信しました。
部屋からの田園ビュー|シニアに優しい癒しの時間
初めて宿泊したのは、スーパーデラックスルーム。ベランダから見えるライステラスの広がりに圧倒されました。毎朝、空が朝焼けに染まる頃におき、黄金色に輝く田んぼを眺めながら、ゆっくりとコーヒーを飲むのが習慣になりました。
昼は稲穂を揺ら風を感じながら読書をし、夕暮れ時には緑の田んぼががオレンジ色に変わります。カメラを構えると、農作業をしているひとが手を振ってくれ、心が温かくなりました。
ベランダのバンブーチェアでコーヒーを飲みながら、夫とたわいのないことを語り合う穏やかな時間がゆっくりと過ぎていく。過去に滞在した他の宿では感じなかった“バリで日常を過ごす”実感を得ることができました。
客室の快適さ|シニアでも安心
年齢とともに気になるのが睡眠と設備の快適さ。テガルサリのベッドは硬すぎず柔らかすぎずで腰痛持ちにも優しく、夜間の休息をしっかりサポート。シーツも糊が効きすぎることなく安眠できました。
シャワーの温度と水圧も安定。日々の清掃も行き届き、清潔好きの私にはありがたい点でした。日中はエアコンと天井ファンを使い分けて、室内温度を調整しやすく、Wi-Fiもサクサク繋がり日本の家族とも写真やビデオ通話が頻繁にできました。
シニア世代の不安や不便をカバーする設備の良さが、ここでの長期滞在の大きな決め手となり、その後も何度も訪れることになりました。
朝食で健康と幸せを|暮らすように楽しむ
ここでの日々は、毎朝新鮮なフルーツや、バナナパンケーキ、ナシゴレンなど、優しい味で始まります。体調や気分に合わせて様々なメニューが選べるため、飽きることがありませんでした。
ホテルのレストラン「セメスタ(Semesta Warung)」は通りに面しているため、朝、活動を始める地元の人たちの活気が見れ、一瞬観光客であることを忘れてしまいます。
ルームサービスで部屋のベランダで朝食を取ることもあり、田園風景を眺めながらの食事は、超期待際の隠れたハイライトです。
時にはホテルスタッフが地元果物の食べ方やおすすめメニューを教えてくれることもあり、食体験がより深くなりました。
以前利用した他のホテルでは決まった朝食しか選べなかったので、この自由度と気配りがテガルサリの魅力です。
スタッフとの交流|ウブド滞在を豊かにする体験
毎回印象に残るのは、スタッフの親しみやすさです。市場で購入したフルーツを冷蔵・カットしてくれたり、地元のお祭りや宗教行事について詳しく説明してもらう機会もありました。
あるスタッフは、自宅近くのライステラスの散策に誘ってくれ、観光客が足を無味入れないようなところを案内してくれました。まるで“家族”のような距離感に、心が温かくなりました。
再訪時には前回の滞在を覚えてい他スタッフが、嬉しそうに駆け寄って挨拶をしてくれたり、レストランでも、「また来てくれましたね」と嬉しそうに声を変えてくれ、本当に我が家に帰ってきたような気持ちになりました。
滞在が長くなるほど、滞在を重ねるほど、信頼関係が深まり、「単なる宿泊」ではなく「暮らす時間」に変わります。他の宿泊施設では感じられない喜びを得ることができました。
テガルサリでの一日|シニア向けの暮らす旅

6時ごろ起床しベランダでコーヒー。庭を散歩し、徒歩20分ほどのウブド市場へ。新鮮なフルーツを購入し、ホテルに戻って朝食。少し遠出した時は途中のカフェでスムージーボールということも。
朝食後は街歩きやカフェ巡り。ウブド中心部には趣の違う通りやショップが多く、長期滞在だからこそゆっくり回れます。時にはホテルにお願いして、ライステラス見学に出かけたり、バティックやアタカゴ産地に連れていってもらったり。
ホテルに戻って昼食。近所のカフェで軽食。ローカルワルンでナシチャンプルを持ち帰ったり、近くの美味しいパン屋さんでサンドイッチを買ってくることもよくありました。
シャワーをあびて、ベランダのデイベッドで午睡したり、ビールを飲みながら読書。時にはヨガクラスに参加。ホテルの向かいにある評判のスパに行ったりもしました。その日の気分で自由に過ごしました。
昼間に下見しておいたレストランで少し早めの夕食をとり、その後大好きなスマララティ舞踊公演を鑑賞。ホテルの無料送迎でホテルへ。徒歩10〜15分圏内で幅広い食事スポットを選べるものも長期滞在の利点です。
シニアの長期滞在で気づいたこと
滞在を通じて実感したのは、“何もしない”時間の心地よさです。田園風景と静けさを眺めながら家族との会話を楽しみ、旅行というよりも生活の一部として毎日を過ごせました。
リピーター同士で情報交換し合ううちに、欧米の長期滞在スタイルにも触れることができ、新しい価値観が広がりました。
生活費も日本の年金で無理なく続けられる範囲—1泊6000円前後で食事やアクティビティも充実し、お財布にも優しいのが魅力です。
まとめ|テガルサリはシニア長期滞在の理想の拠点
これまで何度かのウブド・テガルサリ長期滞在は、まさに“第二の我が家”として、心身ともに充実した毎日を送ることができています。
自然の美しさ、健康的な食事、心の通ったスタッフとの交流、安心して過ごせる料金設定—どれもシニア世代や長期滞在派にぴったりです。日常の延長として過ごせるこのホテルで、次回も新しいバリの魅力を発見したいと思っています。
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