テガルサリ特集

テガルサリ宿泊記|ルームナンバー12で味わうウブドの絶景と快適な長期滞在

ウブドに長期滞在を重ねてきた私たち夫婦にとって、ホテル選びは旅の満足度を大きく左右します。

数ある宿泊施設の中でも「テガルサリ・アコモデーション(Tegal Sari Accomodation)」は、長くリピーターに愛され続ける存在。

その中でも、今回ご紹介するルームナンバー12は、眺望と機能性の両方を兼ね備えた特別な部屋です。

この記事では、私たちが実際に宿泊して感じた快適さや利便性を、写真や口コミだけでは伝わらない「体験談」を交えてご紹介します。

長期滞在を検討している方、特にシニア夫婦の方にとって参考になれば幸いです。

「テガルサリ」の詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
テガルサリ特集

ルーム12の歴史とリニューアル

ルーム12は約10年前にリニューアルされました。

12の部屋は、ベッドに横たわたままプンゴセカン側とモンキーフォレスト側の田んぼを一望できる抜群の眺望を誇っていました。コンパクトかつ機能的な作りは、長期滞在には理想的な部屋でした。

リニューアルのバージョンアップに伴い価格もあがり、同じ眺望が望めるルーム10を利用するように。(この部屋も手頃で、居心地も眺めも抜群です。)

その時、スタッフの方が、ルーム12が空いているので移りませんか、と声をかけててくれたのです。見学させてもらったら、一目で気に入り残りの滞在は移ることに。それがまたルーム12に戻るきっかけとなりました。

Newルーム12は、旧12の魅力を残しつつ、モダンな内装、キチネット、広いバスルームを備えて生まれ変わり、さらに居心地の良い空間になっています。滞在するだけで「暮らすように過ごせる」進化を遂げています。

数年前の2月末からひと月、この部屋で過ごして、改めてその魅力を感じています。

ベッドからも素晴らしい眺望

バルコニーからの絶景|テガルサリ随一の眺望

モンキーフォレストからやってきた猿

この部屋の最大の魅力は、やはりバルコニーからの眺め。左右に広がるライステラスと、奥に広がるモンキーフォレストの森。時間帯や天気によって表情を変えます。

朝日に輝く稲穂、田んぼ作業をする農家の人々、雨上がりに見る大きな虹、目も前にあるヤシの木を駆け回るリス、時にはバルコニーの手すりを歩いていく猿、夕暮れ時はモンキーフォレストの森が眠りにつくようにやわらかで深い緑に包まれます。

雨上がりによく見る大きな虹

ある時、田んぼで作業する農夫さんをカメラに収めようとすると、作業の手を止め手を振ってくれたこともありました。

バルコニーに座ってコーヒーやビールを飲みながら、ただぼんやり田んぼを眺めて過ごすのが、私たちの一番大きな楽しみでした。

また大きな窓から、バルコニーに出ることなく、夕暮れ時など空の移ろいを感じることもできます。

部屋にいても感じる空のうつろい

たっぷりとそういう時間を過ごせるのも、短期旅行とは違う、長期滞在こその贅沢だと思います。

長期滞在を支える快適な設備

市場で買った果物など洗うとき、旧12ではバスルームのシンクを使っていましたが、New12にはキチネットが備えられ、スーパーで買ってきた果物を洗ったり、夜にハーブティーを淹れたりも便利にできるように。これは長期滞在ではありがたいことです。

引き出しのついたライティングデスクも便利です。引き出しは財布やレシート、メモ帳など細々したものをしまっておくのに、デスクは手紙を書いたり、ノートPCを開いて調べ物をしたりと重宝しました。

4方向が窓なので、昼間は自然光がはいり、部屋全体が明るいのもこの部屋の特徴。そのためデスクに向かう時も快適でした。

広いバスルームは、ダブルシンクで、2人で同時に朝の支度ができ快適でした。収納も充実。長期滞在時には、洗面関係の雑多ものの収納に困ることもありますが、ここではそれも解決できました。

バスタブの横には大きな窓があり、眼下の田んぼを眺めながらゆっくりお湯に浸かれるのも嬉しいことでした。

シニア夫婦にとってのメリットと注意点

シニア世代や長期滞在者こそ重視したい「明るさ」「静かさ」「安全性」のほか、「暮らしやすさ」をポイント解説します。

部屋は2階なので階段を上がる必要がありますが、スタッフが荷物を率先して運んでくれるので到着時も安心。一方で、体調が悪い日は階段が少し負担に感じることも。滞在中は念のため、デイバッグひとつで出入りするよう工夫しました。

室内は大きな窓と白壁で日差したっぷり、読書や昼寝にも快適。シニア世代にとっては、「リラックスできる明るさ」は、日々の暮らしのなかで意外と重要なことです。

騒音もほぼなく、夜は虫の音とカエルの声がBGM。夜は時折、近くのレストランのライブ演奏が聞こえたりしますが、それも10時頃には止みます。

立地と利便性

テガルサリには2つのレセプションがありますが、ルーム12はプンゴセカン側のレセプションに近い位置。タクシーの手配やチェックインがしやすく、毎日の外出がとてもスムーズでした。

ホテル向かいにレストラン「IBU SUSU」、徒歩5分圏内には「TWIST」「Mamma Mia」、カフェ「Suka Espresso」「Vaniglia」、などをはじめとする居心地の良い人気食事処が豊富。ベーカリ「Monsieur Spoon」、スーパー「COCO」もあり、食で困ることはありません。

「テガルサリ周辺のレストラン・カフェ」についてはこちらの記事もご覧ください。
ウブド・テガルサリで長期滞在|徒歩圏で楽しむ目的別レストラン&カフェおすすめ10選

また、モンキーフォレスト通りやハノマン通りへも徒歩圏内なので、ショッピングやカフェ巡りにも最適で。夜道も比較的安全です。

ATMやコンビニ、ドラッグストアも至近距離なので、長期滞在でも不便を感じることは一度もありませんでした。

宿泊料金とコストパフォーマンス

宿泊料金は時期によって変動しますが、目安はRp900,0001,200,000(約9,00012,000円)

絶景・使いやすい部屋・安心したサービスと好立地が揃ってこの価格なら「何度でも戻りたい」と感じました。

他のホテルとも比較しても、ホスピタリティー・清潔さをふくめると、間違いなくトップクラス。食事や周辺移動費を含めても無理なく滞在できますし、バリ島リピーターやシニア世代にもおすすめできる価格バランスだと断言します。

まとめ|テガルサリで選ぶならルーム12

ウブドに長期滞在するなら、旅の拠点を慎重に選ぶことが大切です。

テガルサリ12号室は、「抜群の絶景」と「生活しやすい設備、静けさ、明るさ」が両立し、何気ない現地も詰まった唯一無二の空間だと実感しています。

夫婦で1ヶ月暮らしてみて、不便さや不安を感じる場面はほとんどなく、現地の人との交流や日常の小さな発見も数多く得られました。

バリ島で「もうひとつの我が家」を探している方、シニア世代やリピーターの方にも自信を持っておすすめできる部屋です。あなたも次回ウブド滞在でぜひ一度体験してください。

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