Uウブドの美味しいスイーツのカフェU
バリ島ウブドに長期滞在していたある日、滞在していたテガルサリから、夫婦で散歩に出かけたとき見つけたのが「Vaniglia(ヴァニリア)」。スタイリッシュで、カフェをバックに夫を撮った写真は、まるでイタリアかどこの街のようでした。
店頭のショーケースには色とりどりのジェラートが。さっそく食べてみると、甘すぎず爽やかで軽やかな味わい。思わず「明日も来よう」と夫と顔を見合わせました。
以来、朝食はもとより、午後のお茶、夕食後のデザート、と何度も訪れることに。シニア世代でもリラックスできる落ち着いた雰囲気と、美味しいスイーツの数々。今回は、ウブドのカフェ「Vaniglia(ヴァニリア)」の魅力をたっぷりとご紹介します。
店内の雰囲気|1階と2階で楽しむ異なる空気感
イタリアの洗練とバリの温かさが混じったような、開放感にあふれた店内。1階、2階があり、どちらにも、様々なデザインの椅子がゆったりと配置され、「どうぞごゆっくり」という雰囲気がいっぱいでした。
1階 明るく開放的な空間
1階はガラス張りの窓も大きく、奥は庭に続き、オープンテラスのような趣です。白壁と木のインテリアがナチュラルで爽やか。庭に面して座ると、ゆったりとくつろぐことができます。
ケーキやジェラートのショーケースが正面にあるのですが、食べたことがないようなスイーツが並び、選ぶのに迷ってしまうほど。
スタッフの笑顔も素敵で、お店の前を通りかかると手をふってくれるのが散歩の楽しみの一つになりました。
2階 落ち着いて過ごせる空間
2階にはソファや背もたれのある椅子がゆったりとおかれ、より落ち着いて過ごせる空間が広がっています。窓からは手入れの行き届いた中庭の緑が見え、観光の合間に一息つくのにぴったり。
通り沿いのカウンター席にからは、プンゴセカン通りの活気や、向かいのイタリアン「マンマミーヤ」のスタッフがピザ窯を調整している姿などが見下ろせます。
何時間でも飽きずに見ていられ、そんなことができるのも、長期滞在の嬉しいところです。
ケーキとの出会い|甘すぎない大人の味
ケーキの種類が多く、日替わりはもちろんですが、スタッフによると、季節によっても大きく変わるそうです。
数あるケーキの中から、最初に注文したのは「チーズケーキ」と「チョコレートタルト」。チーズケーキは想像以上に軽やかで、ほどよい酸味が口に広がり、さっぱりとした後味。
チョコレートタルトは見た目は濃厚そうでしたが、食べてみるとチョコレートの香りが素晴らしく、後味もすっきり。夫は「コーヒーにすごく合う」と、満足そうでした。
コーヒーの香りに包まれて
お供に選んだカプチーノには、クリーミーな泡にかわいい絵柄のラテアートが描かれていました。深みのあるエスプレッソとミルクがよく調和し、豊かな旅の時間を贈られたような幸せな気持ちになりました。
観光で忙しく動きまわるよりも、こうしてお気に入りのカフェを見つけて、予定に縛られずにのんびりと過ごすほうが、心豊かな時間になる――そんな気持ちにさせてくれる一杯でした。
アクセス・おすすめ利用シーン
Vanigliaカフェは、ウブドのプンゴセカン通りにあり、イタリアン「Mamma Mia」の向かい。モンキーフォレストから徒歩10分ほどで王宮からは約15分の距離。通りに面しているのですが、ちょっと奥まっているので見過ごしてしまうかもしれません。
実際にかかった費用例
注文したスイーツとカプチーノ2杯で合計約160,000ルピア(日本円でおよそ1,600円)。この価格で清潔感のあるカフェ空間と本格的なスイーツ・コーヒーを味わえるのは、コストパフォーマンスが非常に高いと感じました。
日本のカフェやホテルラウンジで同様の雰囲気を求めると倍以上の価格かもしれません。バリならではの贅沢と思います。
シニア夫婦が感じた、ウブドのカフェVanigliaの魅力
- 徒歩圏の便利さ:滞在先のテガルサリから徒歩3分。王宮からも15分ほどで、散歩がてら立ち寄れる距離感です。
- 落ち着いた店内:1階は明るく開放的、2階は静かで緑を眺めながら過ごせます。座席の配置がゆったりとしていて混雑していても落ち着けるのが嬉しいポイントです。
- 様々な過ごし方ができる:「散歩途中の短時間の立ち寄り」、「食事やお茶でゆっくりと過ごす」、どちらも叶えてくれます。
- 種類豊富、甘すぎないケーキ:お腹に負担をかけない上品な味わい。コーヒーはもちろん、フレッシュジュースとも相性がよく、何度でもリピートしたくなります。いつ行っても違ったケーキがあり、再訪の楽しみがあります。
こうした魅力にひかれ、私たちはVanigliaを何度も再訪しました。
旅の記憶に残るひととき|Vanigliaの魅力
観光スポットを駆け足で巡るのも楽しいですが、Vanigliaでのティータイムは、異国の地で予定を気にせずゆったりと過ごす喜びを与えてくれました。
静かに本を読むもよし、夫婦で旅の計画を語らうもよし。バリ島に長期滞在される方、とくにシニア世代の旅行者にとっては「また訪れたくなるお気に入りの一軒」になると思います。
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