結論|持参薬・保険・相談先を決めておけば、体調不良にも落ち着いて対応できます
ウブド滞在中に体調を崩したり、転倒などで怪我をしたりすると、日本にいるとき以上に不安を感じますよね。
この記事では、バリ島ウブドで1か月前後の長期滞在を考えているシニア世代・大人のご夫婦に向けて、病気や怪我に備えるために、私たちが実際に準備してよかったことをまとめます。
私たち夫婦も滞在中に、夫の熱がなかなか下がらないことがありました。そのときはテガルサリのスタッフが車でクリニックまで同行してくれ、医師への症状説明も手伝ってくれたので、言葉の不安もあまりありませんでした。
蒸し暑さによる疲労や脱水、胃腸トラブル、転倒、持病の悪化などは、長期滞在中にも起こり得ます。
だからこそ、持参する常備薬、ホテルのサポート、海外旅行保険などが、私たちにとっては、旅の安心になっていました。
出発前にどんな備えをしておくと安心か、現地で困ったときに何を頼れるかを、実体験をもとにお伝えします。
*この記事は、筆者自身の体験と2026年4月時点の情報をもとにまとめています。医療機関や保険の対応は変わることがあるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

私たちシニア夫婦が、ウブド長期滞在で実際に持参している医薬品。右端はバリで購入した万能薬「ボカシ」。
ウブド滞在中の病気・怪我に備えて、まず確認しておきたいこと
ウブドでの長期滞在は、穏やかな環境でゆっくり過ごせる一方、日本とは異なる気候や生活条件の中で暮らすことになります。
蒸し暑さによる疲労や脱水、胃腸トラブル、転倒、持病の悪化などは、ウブド長期滞在中にも起こり得ます。
実際、私たち自身も滞在中に想定外の体調変化を経験しました。
だからこそ大切なのは、どんな準備をし、万一の時にどこへ相談し、どう動くかを決めておくことです。
体調を崩したときは、症状の重さで対応を分ける
滞在中に体調を崩したときは、まず症状の重さを確認します。
- 症状の程度を確認する
軽い腹痛、疲れ、胃もたれなど、持参した薬で様子を見られる程度かを確認します。 - 軽い症状であれば、部屋で休む
無理に外出せず、水分を取り、食事を控えめにして休みます。必要に応じて、持参薬を使います。少し横になるだけで落ち着くこともあります。 - 深刻かもしれないと感じた時は、早めに相談する
高熱、強い腹痛、脱水の心配、けが、息苦しさなどがある場合は、我慢せず早めに相談します。 - 海外旅行保険に入っている場合は、アシスタンスサービスへ連絡する
受診が必要か、どこへ相談すればよいかを確認します。受診先が決まったら、移動や現地でのやり取りはホテルに相談します。 - 保険に入っていない場合や、連絡が取れない場合はホテルに相談する
滞在先のホテルに相談し、近くのクリニックの案内や車の手配ができるか確認します。
体調不良の時は、無理に我慢せず、早めに相談することが大切です。特にシニア世代の長期滞在では、「少し心配」と感じた段階で相談しておくと安心です。
シニアが準備しておきたい持参薬リスト|夜中の体調不良に備える
※以下は私自身の滞在経験をもとにした一例です。持病や体質によって必要な薬は異なります。

なぜ日本の薬を持参したほうが安心なのか
ウブドにもドラッグストアがありますが、説明は基本的にインドネシア語か英語。成分の違いから、日本人の体質に合わない場合もあります。
そのため、そのため、普段から使い慣れている薬を持参しておくと、いざというときに落ち着いて対応しやすくなります。
特に夜中に症状が出た場合や、すぐに医療機関へ行けないときには、日本の薬が頼りになります。
シニア夫婦の実体験から選んだ持参薬リスト
実際の滞在の中で、私たちが持っていて助かったと感じた薬をまとめました。体調や体質、持病によって必要なものは変わります。
薬の使い方に迷う時や、症状が強い時は、自己判断せず医師や薬剤師、保険のアシスタンスサービスなどに相談してください。
- 持病の薬:特に高血圧・心臓病・糖尿病の薬は、滞在日数+1週間分を準備。現地で同じ薬をすぐに入手できるとは限りません。
- 胃腸薬や整腸剤:食べ慣れない料理でお腹を壊すことが多いため。
- 下痢止め:お腹の調子を崩した時に備えて。
- 解熱鎮痛剤:発熱以外にも、頭痛や関節痛の時にも役立ちます。
- 抗菌軟膏や消毒液:転倒や切り傷の初期対応に。
- 湿布・外用薬:長時間の散策や階段で膝や腰に負担がかかるため。
- 経口補水液(粉末):暑さや下痢で水分・塩分が不足しやすいときに役立ちます。
- 虫刺され用塗り薬
- 目薬:飛行機内の乾燥や、エアコンの効いたホテルでの目の乾き対策に。砂埃や排気ガスが多い場所を歩いたあと、目のゴロつきを感じたときにも役立ちました。
- 体温計:病状把握のため
薬の説明書も一緒に持って行くと、用法や注意点を確認しやすくなります。
持病の薬がある場合は、出発前に主治医に相談し、滞在日数に余裕を持って準備しておくと安心です。
▶︎ バリ腹対策|予防のコツ・薬・受診の判断をシニア夫婦が実体験で
深刻かもしれないと感じたとき|まず保険会社に相談する
海外旅行保険会社に病状を相談すると、受診が必要か、どの病院やクリニックへ行けばよいか、キャッシュレス診療が使えるかなど、自分たちだけでは判断しにくいことを確認できます。
私たちは、体調不良が起きたときの保険とホテルの役割を、次のように考えています。
・保険:受診が必要か、どこへ相談すればよいかを確認する場所
・ホテル:移動や現地でのやり取りを支えてもらう場所
このように考えておくと、体調が悪いとき「まずどこに連絡するか」が分かりやすくなります。
加入している保険によって、アシスタンスサービスの内容や補償範囲は異なります。出発前に、連絡先・対応時間・キャッシュレス診療の条件を確認しておくと安心です。
海外旅行保険の選び方や確認ポイントについては、こちらの記事で詳しくまとめています。
▶︎ バリ・ウブド長期滞在の海外旅行保険|シニア夫婦が考える選び方と使い方
クレジットカード付帯の海外旅行保険の場合
クレジットカードに付帯した海外旅行保険の場合は、自動付帯か利用付帯か、補償内容や補償額はカードによって異なります。
出発前に、補償条件や治療費の補償額、キャッシュレス診療の可否、緊急連絡先を確認しておくと安心です。受診前にカード会社や保険デスクへ連絡し、利用方法を確認しましょう。
受診が必要なときは、保険会社に受診先を確認する
保険会社に相談し、受診を勧められたときは、保険会社が提携している病院やクリニックを案内してくれることがあります。
どこを受診するかは、症状の程度、滞在場所、保険会社の提携状況によって変わります。
症状が強く、自分でも受診したいと考えたときも、まずは保険会社に連絡し受診先を確認すると安心です。
キャッシュレス診療に対応している医療機関であれば、治療費をその場で立て替えずに済む場合もあります。
移動はホテルに相談する
受診先が決まったら、実際の移動はホテルのフロントに相談すると安心です。
体調が悪い時に、自分で車を探したり、場所を調べたりするのは負担になります。ホテルによっては、クリニックまでの車の手配や、症状説明のサポートをしてくれることもあります。
保険に入っていても、先に受診した場合
保険会社に連絡せず、先に医療機関を受診した場合は、キャッシュレス診療が使えず、治療費をいったん自分で立て替えることがあります。
また、帰国後に保険金を請求するには、診断書、治療費の領収書、薬代の領収書などが必要になる場合があります。書類をもらい忘れると、あとから病院に確認が必要になり、手続きが面倒になることもあります。
落ち着いた時点で保険会社に連絡し、必要な書類を確認しておきましょう。
参考として知っておきたいウブド周辺の医療機関
ウブド周辺の医療機関として名前を見かけることがあるのが BIMC Ubud Medical Centre です。ウブド中心部からは少し離れたサンギンガン/クデワタン方面にありますが、旅行者にも知られている医療機関です。
そのほか、ウブド中心部や周辺には、UbudCare Clinic 24 Hours、Toya Medika Clinic Pengosekan、Ubud Clinic などのクリニックもあります。
ただし、診療時間、対応内容、保険対応の有無は変わることがあります。実際に受診する時は、必ず保険会社やホテルを通して、最新情報と受診先を確認してから向かうと安心です。
海外旅行保険に入っていない場合
海外旅行保険やクレジットカード付帯保険が使えない場合でも、まずは滞在先のホテルに相談すると動きやすくなります。
受診が必要かどうかの判断に迷う場合は、ホテルに近くのクリニックを案内してもらえるか確認します。
この場合、診察料や薬代、検査費用などは基本的に自己負担になります。支払い方法も医療機関によって異なるため、現金やクレジットカードを用意しておくと安心です。
症状が強い時や緊急性がある時は、支払い方法の確認よりも受診を優先します。
落ち着いた後で、領収書や診断書などを受け取っておくと、後日確認が必要になった場合にも役立ちます。
体調不良時に頼れるホテルのサポート体制
ウブドでの長期滞在では、体調不良が起きたときにホテルがどう動いてくれるかが安心度を大きく左右します。

夫が発熱した際、なかなか熱が下がらず、滞在していたテガルサリのスタッフが車でクリニックまで同行してくれました。医師への症状説明も手伝ってくれたため、言葉の不安もあまりありませんでした。
ホテルを選ぶ時は、次のような点を確認しておくと安心です。
・フロントが24時間対応しているか
・近くのクリニックを案内してもらえるか
・車の手配をお願いできるか
・Doctor on call や Medical assistance などの記載があるか
・口コミに「体調不良時にスタッフが助けてくれた」という内容があるか
特にシニア世代の長期滞在では、部屋の快適さだけでなく、困った時に相談しやすいホテルかどうかも大切な判断材料になります。
ホテルスタッフの対応力は、実際に見学をすることでも、ある程度わかります。
▶︎ ウブドで次の宿を見学してみた|泊まる前に分かったホテルの違い
● 予約前に確認できる質問例(英語)
予約前に、以下のような質問をしておくと安心です。具体的な回答が返ってくるホテルほど、対応力が高いと推測できます。
If a guest becomes ill, can your staff help arrange transportation to a clinic or hospital and assist with communication if needed?
ウブドで犬に噛まれた時の対応|狂犬病への備え
日本では、ほとんど聞かれなくなった狂犬病ですが、インドネシアでは注意が必要な感染症のひとつです。
過度に怖がる必要はありませんが、犬などに噛まれた場合は、通常の体調不良とは違い、できるだけ早い対応が大切になります。
まずは傷口をしっかり洗い、海外旅行保険のアシスタンスサービスやホテルに相談し、医療機関を受診する流れを知っておくと安心です。
*「在デンパサール日本国総領事館」の情報も参考にしてください。
まずは、犬に噛まれないために
狂犬病で最も大切なことは、 「噛まれないこと」です。私たちは 「急に走らない・近づかない・触らない」 を基本にしています。
ウブドで見かける犬の多くはおとなしく、人に関心を示さず静かに過ごしています。しかし、中には縄張り意識が強い犬や、驚いたときに吠えることもあります。
犬に噛まれたときの対処フロー|最初の対応が大切です
狂犬病は、発症後に有効な治療法がないとされている感染症です。そのため、噛まれた直後の対応が非常に重要になります。
私たちも出発前に医師から強く言われたのが、次の初期対応です。
「まず流水で15分以上、しっかり洗う」
基本の対応手順
1.流水で15分以上、傷口を洗い流す
噛まれた直後に行う最も重要な処置です。石けんと流水で、傷口を強くこすらずに洗い流します。
2.消毒を行う(強く擦らない)
洗浄後は、可能であれば消毒を行います。
3.海外旅行保険のアシスタンスサービスへ連絡する
狂犬病ワクチンの要否や、受診すべき医療機関について相談します。キャッシュレス診療を利用する場合は、事前連絡が必要なことが多いため、受診前に連絡しておくと安心です。
4.ホテルに相談し、医療機関への移動を依頼する
土地勘のない場所では、ホテルスタッフに相談するのが確実です。ホテルのビジネスカードを携帯しておくと役立ちます。
5.医療機関を受診し、狂犬病ワクチンの必要性を相談する
現地の医師の判断に従い、ワクチン接種の要否を確認します。言葉に不安がある場合は、ホテルスタッフや保険会社のアシスタンスサービスを利用します。
6.必要に応じて Police Report を取得する
事故状況によっては、保険請求時に必要になる場合があります。
言葉の壁を乗り越えるための準備
診察時には、言葉の壁が大きな不安になります。症状、発症した時間、服薬中の薬をあらかじめ英語でメモしておくと、医師やスタッフに状況を伝えやすくなります。
翻訳アプリも便利ですが、通信状況が悪い時や、慌てている時には、紙のメモが役立つこともあります。
また、医療アシスタンスサービス付きの海外旅行保険に加入しておくと、言葉の不安にも対応してもらえる場合があります。
「医療アシスタンスサービス付き海外保険」に加入しておくと、言葉の不安にも対応してもらえる場合があります。
シニア世代の長期滞在で意識したいこと
シニア世代が安心して長期滞在を楽しむためには、次のような準備をしておくと、体調不良の時にも落ち着いて動きやすくなります。
よくある質問(FAQ)|病気・薬・保険・病院
最後に、ウブドでの長期滞在を検討しているシニア世代の方から、よく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。
ここまで紹介してきたように、ウブドでの長期滞在では、体調を崩さないための準備だけでなく、体調を崩した時にどう動くかを決めておくことが大切です。
安心の備えが快適な滞在をつくる
安心の備えが、滞在の質を大きく変えます。
ウブドはシニアにとって魅力的な滞在先ですが、体調面の不安を抱えたままでは、落ち着いて過ごすことが難しくなります。
私たちが実際の滞在で大切だと感じているのは、「もしものときにどう動けるか」をあらかじめ決めておくことでした。
・日本から持参する常備薬
・困ったときに頼れるホテルのサポート
・長期滞在に対応した海外旅行保険
こうした準備があるだけで、慌てずに行動することができます。
私自身、現地で体調を崩した経験がありますが、「備えがあってよかった」と感じた場面がありました。
無理をせず、少しでも違和感があれば早めに相談すること。それが、結果的に安心して滞在を続けることにつながります。
備えは、使わないことが一番ですが、「使える状態にしておくこと」が安心につながります。
▶︎ ウブド滞在の備えカテゴリー一覧
本記事は、私たちの実体験と、2026年4月時点で確認した公的機関の情報を参考にまとめた一般的な内容です。個別の症状や状況に対する判断、医療・法的判断を行うものではありません。実際の対応については、必ず医療機関・保険会社・在外公館などの最新情報をご確認ください。
こちらの公的機関の情報も参考にしてください。
▶︎ 外務省海外安全ホームページ
▶︎ 厚生労働省 検疫所 FORTH(海外渡航者の健康情報)
ウブドにはこれまで20回近く訪れ、ここ15年ほどは毎年のように3~4週間の長期滞在を重ねてきました。年齢を重ねるにつれて、旅先でも気になることも少しずつ変わってきます。夫婦で暮らすように過ごす中で感じたことを、このブログでまとめました。


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