海外での長期滞在は、毎日の食事をコンディションに合わせて選べるかが、快適さを左右します。
とくにシニア世代の私たち夫婦にとって「安心して食べられる」「落ち着ける雰囲気」は大事なポイント。
バリ・ウブドで、そんな条件を満たしつつ、さらに女性客に人気を集めるレストランが、テガルサリ(Tegal Sari Accommodation)の向かいにある イブスス(IBU SUSU Bar & Kitchen) です。
アジアンフュージョンの料理と洗練されたモックテール、和の食材「蕎麦」を取り入れたユニークなメニュー、そして大人がくつろげる空気感──私たちが実際に訪れ、繰り返し通いたくなったレストラン。その魅力を体験談を交えてご紹介します。
テガルサリの向かいにある便利な立地

コロナでしばらく行けなかったバリ。久しぶりにいつもの宿「テガルサリ」を訪れると、すぐ目の前に素敵なレストランができていて驚きました。
「テガルサリ」のレストラン「セメスタ」で朝食をとっていると、ランチから営業するイブススのスタッフが開店準備をする様子が見えます。
宿の正面にあるため、思いたったときすぐに行ける便利さは無論ですが、夜道を歩く心配がないのは、シニアにとってありがたい存在です。
都会的でセンスの良い外観も、「今日はちょっとおしゃれに食事をしたい」と思わせる雰囲気を漂わせています。
夜になり灯りがつくと、女性客が楽しそうに食事をしている様子をよく見かけます。

女性に人気の理由は「雰囲気」と「安心感」
イブススの店内は、柔らかな照明に、木目を活かしたナチュラルな内装や壁のアートが映える、落ち着いた大人の空間が広がっています。
女性同士のグループが多いのも納得で、テーブルには写真を撮りたくなるような盛り付けの料理や色鮮やかなモックテールが並びます。

夫婦で長期滞在していると、どちらかが体調不良で一緒に食事に出かけられない、ということもあります。
温かなアットホームな雰囲気とともにスタッフの気遣いのあるフレンドリーさは、「ここでなら一人でも安心」思わせてくれました。
利用シーンに合わせて楽しめる万能レストラン
イブススの魅力は、どんな体調や気分のときでも応えてくれる柔軟さにあります。

軽く食べたいとき
サラダやアジア風スープ、小皿料理に加え、蕎麦を使った一品が選べます。和の食材をベースにしたアレンジ蕎麦は、胃に優しくシニアにもぴったりです。




しっかり食べたいとき
鴨のコンフィやシーフードの炒め物など、ボリュームあるメインディッシュも豊富。夫婦でシェアすれば満足感たっぷり。




洒落たディナーとして
キャンドルが灯る夜のイブススは、一段と大人の雰囲気に。旅行中の記念日や特別な夜にふさわしい、盛り付けも美しい料理が揃います。
カクテルやモックテールを楽しみたいとき
アルコール派にはバラエティ豊かなカクテルが、ノンアル派には華やかなモックテールが用意され、どちらも料理と合わせて楽しめます。

私たちも“その日の気分”でメニューや座る席まで変えながら、同じ店でも飽きることなく楽しめました。
アジアンキュイジーヌの創造性あふれる料理
イブススは「アジアンキュイジーヌ」をテーマに、アジア各国の料理をバリらしくアレンジした創作メニューが魅力。
- ナシゴレン IBU SUSU スタイル Rp70,000(約700円)
定番の炒飯にシェフの工夫が加えられ、一味違う美味しさです。サンバルの辛さと香ばしさが絶妙。
- バリ風ダックのコンフィ Rp120,000(約1,200円)
外はパリッと、中はしっとり仕上げられた鴨肉は、ハーブが効いた付け合わせと相性抜群。
- 野菜とシーフードのレモングラス炒め Rp90,000(約900円)
香り高いレモングラスと新鮮なシーフードが、軽やかで女性に人気。
蕎麦を使ったユニークな一品
イブススのメニューには、日本の蕎麦を取り入れた料理もあります。

アジアンフュージョンらしく、香ばしい胡麻ソースやレモングラスを効かせたドレッシングと合わせ、さっぱりしながらも食べ応えのある仕上がり。
「今日は軽く食べたいけれど、しっかり満足感も欲しい」というときにぴったりです。
- 冷たい蕎麦サラダ仕立て Rp80,000(約800円)
- 温かいスパイシー蕎麦ボウル Rp85,000(約850円)
滞在中に胃が疲れたとき、蕎麦の軽やかさがありがたく、私たち夫婦も「ウブドで蕎麦が食べられるなんて」と驚きました。長期滞在の食事の幅を広げてくれました。
モックテールで過ごす贅沢な時間
アルコールを控える方や女性に人気なのが、イブススの モックテール(ノンアルコールドリンク)。

私も「マンゴー&パッション」や「スパイスジンジャー」を注文しましたが、果実味が濃く、見た目もカクテルのように華やかで、テーブルに運ばれてきた瞬間に気分が上がります。
- トロピカルモックテール Rp50,000(約500円)
- スパイスジンジャーモックテール Rp55,000(約550円)
モックテールは初めてでしたが、ノンアルコールとは思えない華やかさで、夫婦で会話が静かに盛り上がりました。
ハッピーアワーの楽しみ方
夕方4時以降は「ハッピーアワータイム」として、ビールやカクテルが2杯で1杯分になるサービスが嬉しいサービスがあります。
他のレスタランに比べ早いスタートということもあってか、始まりと同時に待ちかねたように入っていく女性客をよくみかけました。



友人や家族連れ、特に女性グループで盛り上がっている様子が印象的です。
私たち夫婦は主にモックテールを選びましたが、周囲の盛り上がりに引っぱられて普段より少し贅沢なトロピカルカクテルにも挑戦。
このような夕暮れ時の楽しい時間を、思いたった時に過ごせるのも、宿の至近距離だからこそです。
価格帯と日本円換算の目安
ウブドの高級レストランと比べると、イブススは「手の届くおしゃれ感」が魅力。
- メイン料理:Rp70,000~120,000(約700~1,200円)
- 蕎麦料理:Rp80,000~85,000(約800~850円)
- モックテール:Rp50,000~55,000(約500~550円)
- カクテル:Rp90,000前後(約900円)
夫婦で料理2品+ドリンク2杯を注文しても、合計 Rp300,000(約3,000円)程度。
「この雰囲気と料理でこの価格なら、何度でも来たい」と思えるバランスです。
シニア夫婦が感じたおすすめポイント
宿泊先から近くて夜も安心(テガルサリ向かい)
- メニューが豊富で飽きることがない
- 体調や気分で、軽食からフルコースまで楽しめる柔軟さ
- 蕎麦料理もあり胃に優しい
- モックテールやカクテルで大人の時間を満喫
- 落ち着きと華やかさが共存した店内で、大人にちょうどいい雰囲気
- 価格が手頃で長期滞在にも通いやすい
私たちはひと月の滞在中、7回も通ってしまいました。特に「今日はおしゃれな夜を過ごしたい」というときには最適です。
テガルサリ周辺には、「IBU SUSU」だけでなく、その日の体調や気分で選べるレストランがいくつもあります。
まとめ|長期滞在にこそおすすめしたいイブスス体験
イブスス(IBU SUSU Bar & Kitchen)は、居心地の良さと料理の洗練度が際立つレストランです。
軽く食べたいときもしっかり食べたいときも、洒落たディナーとしても、さらには美味しいカクテルやモックテールを楽しみたいときも──そのすべてに応えてくれる柔軟さが、この店の最大の魅力です。
さらに蕎麦を使った料理があることで、胃に優しくヘルシーな選択肢が加わり、シニア世代の長期滞在をサポートしてくれます。
テガルサリに滞在する夫婦にとっても「徒歩0分のご褒美レストラン」として強くおすすめできます。


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