A日々の暮らしで活きる石鹸たちA
バリ島の数ある旅行土産のなかで、シニア世代になった今「これは外せない」と思うのは石鹸。
石鹸も、若いころは可愛い見た目や手軽さで選んでいましたが、初めてウブドの中心にある評判の石鹸専門店「KOU」の製品を使って、その考えが一変しました。
実際に使ってみると、柔らかな泡立ちと自然な香り、洗い上がりのしっとり感がこれまで買っていたものと全く違います。「お土産としての石鹸」のイメージが大きく変わりました。
歳を重ねると、肌のことや日々の暮らしの質が気になるようになり、「実用性」と「心地よさ」を兼ね備えた品を選びたいと思うようになりました。
今回は、私が長年愛用し続けているウブドの石鹸ブランド KOU ブラッドワンギ センセイシャを、実体験を交えながら丁寧にご紹介します。
なぜシニア世代に石鹸土産が選ばれるのか
毎日使う石鹸。だからこそお土産でいただいても困らず、むしろ喜ばれるアイテムです。特に自然由来の素材で作られたバリの石鹸は、肌に優しく香りも柔らかで豊かです。
軽くて持ち運びやすい
旅先でのお土産選びは、大きさや重さ、壊れにくさが気になります。以前、重い木彫りの置物やジェンガラの食器を選んだ時は、パッキングや帰宅までの移動に大変な思いをした経験があります。
でも、石鹸は軽量で割れにくく、スーツケースの隙間に気軽に詰めらるので、荷物の心配がグッと減ります。
日常に旅の記憶を残せる
いつからか、私たち夫婦はもウブドにいくと、石鹸をまとめ買いするようになりました。帰国後、季節や肌の状態によって使い分けながら1年くらいかけて楽しんでいます。
レモングラスの石鹸を使うとウブドの豊かな緑が鮮やかに蘇り、フランジパニの石鹸は、なぜかオダランの賑やかな行列を思い出したりと、旅の記憶が蘇り、単なる石鹸以上の魅力があります。
ブラッドワンギ(BURAT WANGI)|ローカルに愛される石鹸
工房で感じた手作りの温もり
私が初めて「ブラッドワンギ」の工房を訪れたのは、20年前。工房はラヤウブド通りを外れた田んぼの散歩コースにありました。
入口の棚には手作りの石鹸が丁寧に並べられていました。
製造中の石鹸からは、心がほっとするような草木や野花を思わせる香りが漂っていました。化学的な香料とは違う柔らかで、まるで森の中にいるかのような心地よさに惹かれました。
私自身は、特にサンダルウッドの香りが好きで、夜のリラックスタイムに使うと穏やかな気分になれます。ミントの清涼感も夏の熱い日には格別です。
こうした体験を通して、石鹸が単なる洗浄アイテム以上の存在であることを実感しています。
まとめ買いはデルタでワタで
ブラッドワンギの石鹸は工房でも購入できますが、ウブドの東側にある大型スーパー「デルタデワタ」内の専用コーナーは品揃えが豊富で、価格も工房と変わりません。
シニア世代に喜ばれるポイントと価格感
ブラッドワンギの石鹸は価格が手頃で、気軽にまとめ買いができることと、種類が多いのが大きな魅力です。
私が周囲の友人や娘にプレゼントしたところ、「肌がチクチクしない」「自然なやさしい香りがいい」と、とても喜ばれました。
私自身も肌の乾燥が気になる季節に、ブラックライス入りの石鹸を使うとしっとり感が戻り、肌の状態に合わせて石鹸を使い分ける楽しみも広がりました。
こうした調整ができるのも種類の多い、自然派石鹸ならではの特長だと感じています。
KOU(コウ)|かわいい見た目でお土産に最適
お土産で迷ったら、まずKOUに行けば何かしら見つかります。日本人の方が経営していることもあって、日本語も通じますし、石鹸の包みも日本人好みかなと思います。
ウブド中心部で観光客に人気の石鹸専門店
「KOU」は、ウブドの中心、デヴィシタ通りにある観光客に人気の石鹸店。
店内はカラフルな石鹸がずらりと並び、まるで小さなスイーツショップのようです。見ているだけでワクワクします。石鹸選びの時間がまるで宝探しのような楽しさに変わる、そんな素敵なお店です。
香りで一日の気分が変わる
私のお気に入りのひとつがローズ。KOUのローズの香りは一際優しくふくよかです。朝に使うと、一日を明るく前向きにスタートできるのが嬉しいです。
夫はレモングラスの香りを好んで使っており、そのさわやかな香りで気分がリフレッシュするそうです。こうした日常の中での小さな幸せが、旅の記憶を鮮やかに蘇らせてくれます。
贈り物にもぴったり
プレゼントにする時、意外と気になるのがパッケージ。
センセイシャ(Sensatia Botanicals)|自然派ブランドの代表格
高級リゾートホテルでも採用される品質
センセイシャは、バリ島で最も信頼される自然派コスメブランドの一つで、ウブドのモンキーフォレスト通りには直営の店舗が2軒あります。
石鹸やスキンケア製品が数多くの高級リゾートホテルで採用されていて、品質は折り紙つきと言えます。
実際に使った感想
私がセンセイシャで選んだのはゴートミルクソープ。泡立ちはクリーミーで肌に優しく、洗い上がりはふんわりと柔らかでした。乾燥しがちな季節のお助けアイテムとなっています。
夫はチャコールソープを使うと、汗をかいた日のベタつきをすっきり洗い流せると気にいっているようです。
成分表示で安心
センセイシャの最も安心できる点は、製品ごとに成分表示がしっかりと明記されていることです。
加齢とともに肌が敏感になるシニア世代には、とくに重要なポイントであり、成分を確認できることで安心して購入することが可能です。
私の体験談|滞在中に石鹸を使い分ける楽しみ方
私のウブド滞在中のバスタイムは、石鹸を使い分けています。
朝は気分をシャキッと切り替えたいので、KOUのレモングラスの香りでリフレッシュ。昼間に疲れを感じ他時は、ブラッドワンギのサンダルウッドが心身を穏やかに癒してくれます。
そして夜は、センセイシャのゴートミルク石鹸でしっとり保湿しながら一日の疲れを優しく洗い流します。
こうして石鹸を楽しむことができるのも、長期滞在だからこその贅沢かもしれません。
帰国後の暮らしで石鹸を楽しむ方法
帰国してからも石鹸は旅を思い出させてくれます。娘が好むフランジパニの石鹸を浴室で使うと、家族全員が「バリの匂いだね」と話題に。
季節に合わせて香りを変えるのも楽しみ方の一つです。夏:ミントやレモングラスで爽快感 春:フランジパニで甘い香り 秋・冬:ブラックライスやココナッツでしっとり保湿。
引き出しに小分けして保管することで、衣類にもほんのり香りが移せるのも嬉しいです。
ウブドで石鹸土産を選ぶときの注意点とコツ
石鹸を選ぶ際には、まず贈る相手の香りの好みをしっかり考慮しましょう。
さいごに|ウブドの石鹸土産でシニアの暮らしに彩りを
ウブドで購入する石鹸は軽くて持ち運びしやすく、使うたびに旅の思い出を呼び起こしてくれる素敵なお土産です。次のバリ旅行ではぜひ石鹸屋巡りを楽しんでみてください。きっと日常生活に香りと癒しの豊かさをもたらしてくれるでしょう。
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